2019年12月31日火曜日

2019.12.31 ロイヤルパークホテルに3泊

● 年末年始の休み。海外に行く気はしなくなった。理由はいくつかある。1つには長時間飛行機に乗ることが億劫になってきたこと。もうひとつは,日本の物価安,海外の物価高。日本で稼いで海外で使ったのでは,お金がとんでもなく軽いものになる。
 言っちゃなんだけど,この時期にハワイに行く人は,とんでもないお金持ちがとんでもないバカか,どちらかに該当するはずだ。不味いものに何でと思うほどのお金を払って,さらにチップまで置いて来なきゃいけない。いやだ,いやだ。

● ハワイと言わず,シンガポールも香港も,もはやぼくの稼ぎで住めるところではなくなっている。訪日外国人がとんでもない数になっているのも,日本に行くとお金の使いでが増すことにあると思う(加えて,円安)。
 外国人が日本に押し寄せるのは,かつて,ぼくらが香港や東南アジアに向かったのと同じ理由によるものだろう。日本は物価が安く,何かとお得な国になっているのだ。
 いや,本当にね,吉野屋の牛丼なんて,あんなに旨いものが380円で食べられるところなんて,日本以外のどこにあるのだと言いたくなるもんね。こんな旨いものをこんなに安い値段で食べられるのは,日本くらいのもの。ことは吉野家に限らない。

● というわけなので,海外旅行はとんでもないお金持ちがとんでもないバカに任せて,ぼくらは国内で年末年始を過ごしましょう。
 コスパだけの人生は淋しいかもしれないけれど,コスパをことさらに無視するのは無理がある。例外はありつつも,原則はコスパに則るのがいいと思う。
 ので,28~31日と2~5日は東京のホテルで過ごすことにしている。まずは,ロイヤルパークホテルに3泊。

水天宮
● 今回は東京駅からホテルまで歩いてみた。一度,兜町経由のルートで歩いているんだけど(最短コースを行こうとするとそうなる),どうもスムーズに歩けない。Waaaaayを何度も見た。方向音痴であることはわかっている。地図を読めない男なのだ。
 都内はだいぶ人が減ってる感じがする。帰省する人は帰省して,海外に行く人はすでに行ったんだろう。

● 28日。ラウンジで相方と落ち合う。いつもの如し。カードキーがないとエレベーターに止まる階を指示できないので,ラウンジで落ち合う以外に方法がない。到着は17時半。
 で,ラウンジに行けばカクテルタイムが待っているわけなんですけどね。24日の人間ドッグで真っ赤っ赤の糖尿病と診断されたゆえ,炭水化物は排除。が,完全にそれをするのは難しい。

● 約30分で3杯のハイボールを飲んだ。ぼくには普通のことなんだけど,ちょっとピッチが早いんだろうか。
 人間ドッグの結果によれば酒も控えなくてはいけないのだが,それよりは空腹を我慢する方がたやすい。

● ホテルの正月飾り。正月飾りって,こうしたところでしか見られな
くなった。玄関に門松を飾る家は少なくなったし,ナンバープレートの上に飾りを付けている車があったけれども,これも見かけなくなった。
 おそらく,年末の大掃除をやるご家庭も少なくなっているのでは? わが家もそうだけど。

● このホテルに泊まったときは,人形町の兎屋でラーメンかつけ麺を食べるのが慣わしだったんだけど,それもなし。糖尿病とあってはねぇ。
 街を歩いてると最も目につくのが飲食店。そのすべてが自分には無縁なものになった。それが寂しいというのではないんだけどね。
 まぁ,あまりストイックになることもあるまいと思うんだけどね。再検査はすんでいるんで,その結果で先生に脅されれば,ストイックに走ってしまうんだろうなぁとも思うん
ですよね。
● 29日。ホテルラウンジでの朝食。地元人形町産の蒲鉾,海苔,漬物があるんだから,それらにご飯と味噌汁を付ければ,“朝食 The 人形町”になるわけで,今まではそうしていた。
 ぼくは京都に呼ばれなかった人間なので,こうしたものの京の味は知らないんだけど,
で,知らないままに言ってしまうんだけど,これを東京で食べられるんだったら別に京都になんか行かなくたっていいんじゃん,と思ってるんだよね。

● けれども,めでたく糖尿病とあいなったので,炭水化物はやめておこうか,と。とりあえず。
 で,上の写真のような次第に。が,これ,全然ダメ。ソーセージの半分は脂。コーン(甘くて旨かった)もバターまみれ。
 結局,“朝食 The 人形町”にして,お代わりをしないのが最も低カロリーですみそうだ。が,ソーセージなんぞを喰った後にこれを食べてしまっては,さらによろしくないですな。

● はい,あっという間に夜になって。ラウンジでハイボール3杯。何だかノルマのように3杯飲んでいる。肴はビーフシチュー。いくら炭水化物ではないといっても,これでエーんだろうか。
 兎屋の麺,喰いてー,喰いたいよー。これは我慢できるんだけどねぇ。

● 30日。代わり映えのしない朝食。する必要もない。
 結局,炭水化物を摂取することになってしまうんだけど。ホテルは朝食が一番の楽しみなので,ちょっとくらいの弛みは許してもらおう。
 ほかに,ヨーグルトとトマトシチュー。脂ギラギラのベーコンを付けたのは,いかがなものか。

● 食後の散歩は隅田川テラス。今日は天気,どうなんだろうね。保ってくれるといいんだが。
 隅田川の帰りはT−CATに寄る。何の用事もない。ないんだけれども,何だかこれが定番になってしまった。
 下の写真はT−CATに入っているキャンドゥのコピー。内部向けの,スタッフのモチベーションを高めるためのコピーですかねぇ。
 でもさ,百均の品揃えって半端ないからねぇ。暮らしを便利に楽しくするものがいくつもありそうではあるんだよね。

● そしてまた,あっという間に夜になって。ホテルラウンジでハイボール。今夜も3杯。
 オニオンリングを食べてしまった。何も付けないで食べる。タマネギの旨味。
 野菜スティックではニンジンの旨さがわかってきた。噛みしめるとニンジンは旨い。兎になったつもりにならなくても,旨い。

● 31日。今日で前半戦は終わり。
 ホテルでの朝食。この日はラウンジではなく,1階の「シンフォニー」で。ラウンジでの朝食券に1,500円(+税)を追加すればいい。
 何でもないものが素敵に旨い。湯豆腐とかヨーグルトとかポテトサラダとか。お客の過半は東洋系外国人。

● まず,こちら。左奥はもずく酢。ご飯に載せた明太子がもう旨くて困る。どうしたって,ご飯が進んじゃうわけで。
 で,禁断のご飯お代わり。ちょびっとだけど,海苔の佃
煮とシラスを載っけて,醤油をたらして。







● 湯豆腐。チューブじゃない生姜の旨いことねぇ。豆腐を煮るときの昆布1枚の働きの凄さ。ぼく,自分で作るときは,豆腐をたんに水で煮るだけだもんなぁ。要は,“餌”しか作っていないってことなんだよねぇ。

● 温泉玉子。体によくないんじゃない,とか相方に言われながら。





● ヨーグルトに6種のフルーツソース。6種とも全部載せた。

● シラスだけ。大根おろしをたっぷり載せてね。が,納豆と同じで,それだけを食べるより,ご飯に載せた方がずっと旨いんですよね。
● ポテトサラダとトマト。余計なドレッシングをかけてしまった。トマトは塩がよろしいのに。




● ニンジンのジュース。1日生き延びるには充分すぎる栄養を朝のうちに摂ってしまったかね。
 砂糖なしのコーヒーで,ではきょうも頑張んべぇ。まずは朝寝でもするか。








● では,食後の散歩。隅田川を上流に向かって歩く。清洲橋,新大橋と橋2つ分を往復。
 暖かいですなぁ。ジョギングしてる人も汗だくのようですわ。

● ラウンジではなくフロントでチェックアウト。スーツケースを1個,預ける必要もあったので。
 3泊で66,000円。今日の朝食で追加料金が3,600円。それでこれだけ安楽な休暇を過ごすことができるんだから,まことにコスパ最高。

● しかし,このコスパの問題は(当然だけど)客側から見た話であって,ホテルで働く側から見た場合はどういうことになるのか。
 うまく想像できないのだが,ひとつだけ確信を持って言えることがある。ぼくにはホテルの仕事は務まらない。
 傍目には大変な仕事に映る。少なくとも,フロントやレストラン,ラウンジなどお客の眼前で仕事をするスタッフは,舞台で演じる俳優のような気分になれなければ,継続するのが難しいのではないか。

● ちなみに,今夜泊まると1泊で64,000円。大晦日でこの料金なら安いと思うけれども,ぼくらは泊まらずに帰る。
 あ,今夜はぼくひとりで宇都宮のカプセルホテルに泊まるんだった。3,000円ほど。 

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