2020年4月30日木曜日

2020.04.30 毎日が日曜日って素晴らしい

● 3月31日,現役最後の日に,「しばらくユックリすることだよ。1ヶ月もすると働きたくてしょうがなくなるから。長くサラリーマンをやってしまった人は,どの組織にも属さないなんて耐えられないんだよ」とアドバイスしてくれた人がいた。
 が,自分はそうはならないだろうと思っていた。働くことはあっても,働きたいから働くんじゃなくて,お金のためだよな,と。

● 実際はどうだったか。まったくならない。働きたいなんて全然思わない。
 じつは,完全引退したあとも,もしウチに来てくれと誘われることがあれば,応じるつもりだった。上に述べたように,お金のためだ。やっぱりお金は欲しい。稼いでいればこそ,今までの生活があった。
 毎週末,都内のホテルに泊まって,銀座や日本橋や隅田川テラスを散歩する。そういうリズムが好きだった。長く続ければ飽きるのだと思うが,まだ飽きてはいない。それも稼いでいればこそできるわけなので,声がかかれば働こう,と。

● ところが,1ヶ月経った今は,それも考えられない。お金はもう稼がなくていい。年金がある。満額が出るのはしばらく先になるけれども,多少の蓄えもあるので,何とかなる。
 在宅生活だとお金はそんなに要らないのだ。3月までは毎朝,出勤途中にコンビニに寄って,その日の昼食を買った。些細なことだが,もうその出費は必要ない。通勤に使っていた車も廃車したので,ガソリン代も車検費用も税金も払う必要がなくなった。
 在宅生活も悪くないのだ。都内のホテルに泊まらなくても別に困らないのだ。無理はしていない。自然にそう思っている。

● 組織に属さない寂しさなんて微塵もない。自由とはこういうことだなと思っている。自分を縛るものが何もないという快感。
 もちろん,生きている以上,しがらみはゼロにはならない。また,ゼロになったのではそれに耐えられるかどうかわからない。
 しがらみは人間関係という言葉に置き換えていいものだが,たちの悪い(?)しがらみがなくなったのは,副作用のない薬よりもありがたいものだ。
 もの心ついてから,つまり記憶する限りでということだが,今が一番幸せだ。幸せというか平穏だ。これだけ恵まれた状態は長続きしないだろう,ひょっとして自分は早死するのか,と思ったりするほどだ。

● 正直なところ,ぼくは比較的若い頃から,定年後に照準を合わせて組立を考えていたところがある。毎日が日曜日という状態。基本的には1人という状態。それで困らないようにするには,自分がどうなっていればいいか。
 友だちを増やさない。知り合いを増やさない。職場に体重を預けない。人間関係を複雑にしない。そういうことは生きるうえでの基本だと思っていた。
 まぁ,考えてできることなどしれたものなので,持って生まれた性格なり偶然なりが差配したのだろうけれども,わりと上手く行ったなと思っている。

● いや,そんな大仰なものではない。ひょっとすると,コロナが追い風になっているかもしれないのだ。
 今は万人が自分と同じ引きこもり状態を強制されているが,自分はそれを強制とは感じない。もともとインドア派なので,コロナがなくても主には家で過ごしていたろう。
 コロナが追い風になっているかもしれないというのは,そういうことだ。

● 時代も自分に味方してくれていると思う。インターネットの普及だ。Amazonプライムビデオに助けられている。今月は77本見た。年会費の4,900円など,このひと月で元を取った。相方には「プライム番長だね」と言われている。
 老後の必需品だな,Amazonプライム。というわけで,目下,Amazonプライム大学で激しくガリ勉中だ。

● 今月1日にはすでに公立図書館は休館になっていたから,引退後,図書館を利用したことはない。が,それで困ることも今のところはない。
 図書館に逃げるという言い方もある。やることがなくて暇をもてあましている年寄が日向ぼっこに行くところ的な,揶揄を込めた言い方。
 が,図書館も自分の味方になってくれるだろう。インドア派にとっては図書館は聖地のひとつだ。

● 図書館は本を借りるところであって,本を読む場所としては適地ではないと思っていた。が,自宅よりは適しているだろう。完全引退で家に引きこもると,いっそうそうなる。
 いつから利用可能になるのかはコロナ次第だが,目の前の光景を変えるために,児童,生徒が学校に通うように,図書館に日参するのは悪いことではないと思う。

● しがらみ(人間関係)がストンと消えて喜んでいるくらいだから,新たな人間関係を構築することに対しては,はっきりネガティブだ。そんなことをしたのでは引退した意味がない。
 社会との接点を保つために,地元の自治会活動に参加しろと説く年寄り啓蒙本がけっこうあるのじゃないかと思うが,とんでもないことだ。そういうものに熱心なやつにはある種の共通フレームがあって(組合活動や市民運動に熱心なやつにも通じるもの),それはぼくの感覚とは相容れないものだ。

● 人は孤が常態だ。孤であることの快感に身を任せていたい。それに飽きたら,さてどうするか。それは飽きたときに考えればいい。
 おそらく,飽きることのないまま,あの世に行けると思っているけれど。

2020年4月29日水曜日

2020.04.29 わが家のペットは金魚

● 金魚の水槽。前は砂利を敷いていたんだけど,うちの金魚はトロくて,餌が底に着くまでに食べることができない。底に着いてからでも食べれるようにするには砂利はない方がいい,と詳しい人に教えてもらった。で,砂利は撤去。
 アンモニアを吸着する石とかを入れてたときもあるんだけど,それも撤去して現在に至る。あまりに殺風景なので,ジョイフル本田で水草を買ってきた。

● 最近は元気がなくてジッとしていることが多い。ひょっとして,ポンプのフィルターが汚れているせいだろうか。違うような気がするが,どっちにしても汚れがひどくなってきたので,新しいのを買ってきた。交換した。
 冬の間はヒーターを入れている。水温が下がると動かないでジッとしちゃうもんね。さすがにもういいだろう。ってか,明日から暑くなるらしい。ヒーターなんか入れてたんじゃユダッちゃうだろうよ。

● 餌をあげすぎているのかも。水槽の水替えをすると,食べきれなかった餌が水槽の底に残っているからな。餌はちょっとでいいんだろうかな。
 こいつが家に来て何年になるだろうかなぁ。3年くらいか。まだまだ生きて欲しいんだがなぁ。元気がないのが気になるわ。

● 水槽の水は週に一度,全取り替え。もっとマメに替えた方がいいのか,その逆なのか。今は週1で替えている。水槽の内側の汚れを落として,ポンプをきれいにする。
 日曜日にその作業をしているんだけど,それをすると日曜日のノルマは果たしたような気分になる。

2020.04.29 黄金週間にスーパー巡り

● 23日に続いてジョイフル本田に来た。第一には,ジャパンミート印の納豆がお買い得であることがわかったので,また買いに来ましたよってこと。5つほど買った。
 ぼくの舌だからアテにはならないんだけど,これで69円はかなりお得だと思う。こいしや食品が自社ブランドで出すのより質を落としているとは思えない。

● 黄金週間の休日ということもあるんだろうか,かなりの人出だ。スーパーでの買物が行楽がわりの娯楽になっているのかと思うほどだ。
 長居は無用かも。用がすんだらサッサと帰るが吉ですかね。と思うほどの人出なんでした。

● が,ここから福田屋インターパーク店ととインターパーク・ビレッジに転じてみると,全く様相を異にする。閑散としている。昨日の宇都宮駅や駅ビルと同じ。
 福田屋の2階に行くと,ロフトは休業。上野文具とくまざわ書店は営業していたけれど,お客さんは少ない。1階の食品売場もジャパンミートとはまるで別世界。

● インターパーク・ビレッジでも無印良品は休業。これでは集客力は落ちて当然。集客しないようにというのが現在の空気なのだから,これは空気に添っている状態だ。
 インターパーク・ビレッジの飲食店はほぼ営業中。ただし,店内で食べるよりもテイクアウトを推奨している感じを受ける。どっちにしても,インターパーク・ビレッジに来る人が少ないのだから,店内は閑散とならざるを得ない。

● 「カプリチョーザ」では店内では970円のニントマパスタをテイクアウトなら500円で供している。で,ぼくと相方は,ニントマとミートソースを2つずつ買って,ニントマを近くのベンチに座って食べたんでした。
 アホ面こいてパスタを頬張っていた初老の男女を見かけた人もいたでしょう。それはぼくと相方です。お見苦しいところをお見せして申しわけありませんでした。
 パスタは市販の乾麺を茹でて,セブンイレブンのレトルトミートソースをかければ充分に旨い。さよう心得ております。
 が,こうして500円で「カプリチョーザ」のニントマを食べられるんだったらコロナも悪くないな,と不謹慎極まる感想を抱いたんでありました。

● さらにベルモールに転じてみると,1,2階ともイトーヨーカドーエリアは営業してて,ベルモールエリアは休業。ユニクロはやっているが,KALDIやDEPOはやってない。
 1階のフードコート,2階の飲食店はすべて休業。リンガーハットでちゃんぽんを食べることはできない。

● イトーヨーカドーでも惣菜や弁当,肉類など,早めに値引きシールを貼っていた(福田屋でも同じだった)。おかげで半額になったのをごっそり買ってきたんだけども,買物という娯楽は,賑わいに比例して楽しくなるものだということを,あらためて知らされた気分になった。
 東日本大震災のときも,店内は暗ったくなったが,ともかく営業を維持していた。こんなのは初めて見る光景だ。

2020.04.29 世は黄金週間

● 毎日が日曜日の自分はつい忘れがちになるのだが,世は黄金週間に入ったのだな。“黄金週間=行楽”は去年まで長く続いた常識だ。
 が,今年はそうじゃない。その常識の呪縛から解放されない人も多いのじゃないかと思うが,行楽はしばらくお預けにするしかないだろう。

● なぁに,去年までだって“黄金週間=田植え”の人もいたのだし,“黄金週間=かきいれ時”の人も多かったのだ。警察官,鉄道会社の社員,小売業者,ホテルスタッフにとっては,黄金週間など呪いの対象でしかなかったのだ。行楽できないくらい,なんだ。

● 今は我慢のときだよね。前代未聞の状況だもん。60数年生きてきて,こんなの初めてだもん。東日本大震災でもけっこうな被害があったんだよ,このへんも。でも,それとも違う。
 壮大な社会実験に立ち会ってるような面白さもあるんだよ。他人事っぽくて申しわけないけどさ。ともかく,今は我慢だ。

● 自分のことを言うと,昨年までの黄金週間は,この時期に開催される高校の吹奏楽部の定期演奏会,あるいは市民吹奏楽団の演奏会を聴くことに費やされた。
 この時期はどこに出かけても混んでいる。小さい子供がいてこの時期にしか出かけられない人なら仕方がないが,そうじゃないのにわざわざ黄金週間中に出かけることもあるまいと思ってた。自分と同じように吹奏楽を聴きに行くことはしなくても,この時期は家で静かに過ごすほうが賢いよね,と思ってた。

● それなのに,ここ3,4年は地元の吹奏楽を聴くことを諦めて,東京のホテルに籠もるようになった。黄金週間中は海外に行く人が多いのか,都内のホテルに安い宿泊プランが出るのだ。
 ので,東京で過ごす。東京にいるんだから,都内で開催される演奏会には出かけていたけれど,これでいいんだろうかなぁとも思ってましたよ。

● ところが,今年の黄金週間はそのどちらもない。だから困っているかというと,案外,そうでもない。
 ぼくはすでに毎日が黄金週間のようなものだから,黄金週間だからといって何がどうということはない。4月1日からずっと家でマッタリする生活だ。
 幸いなことに,それをあまり苦にしないライフスタイルが染みついている。以下の5つで時間を埋めることをあまり苦にしないのは,われながらコロナリミテッドな生活に向いていると思う。
 ① Amazonプライムビデオで映画を見る
 ② 本でも読む
 ③ 散歩する
 ④ その際,WALKMANで音楽を聴く
 ⑤ 何もしない

2020年4月28日火曜日

2020.04.28 コロナの給付金10万円

● コロナの10万円については,色々と議論がある。
 収入減になっていないことが明らかな公務員にまで出す必要があるのか。まして議員はどうなんだ。年金生活者や生活保護受給者も同じではないか。そういう人たちは受給を辞退すべきではないか。

● コロナで減収を余儀なくされている人とそうじゃない人を比較すれば,そうじゃない人の方がずっと多いと思うのだが,そういう人も受け取って使うだろう。ぼくもそうするつもりだ。
 けれども,自分が受け取っていいんだろうかと考えこむ真面目な人もいるかもしれない。

● どうするかは各人が考えて決めればいいことだ。辞退するもよし。受け取って寄付するもよし。受け取って自分のために使うもよし。
 受け取って自分のために使う人が圧倒的に多いはずだが,そうすることを正当化する理屈は考えなくてもよいと思う。欲しいという本能に従う。くださると言うのだから,受け取っておけばよいのだ。
 でもって,自分は本能にしたがったのだとちゃんと認めること。理屈に逃げないこと。

● ぼくも本能にしたがって,10万円を受け取り,自分のために使うつもりだ。
 給付の趣旨を考えると,貯金してしまっては何にもならない。使うのでなければいけない。
 もらったらすぐに使ってしまうのがいいと思う。緊急事態宣言が解除され,飲食店が通常営業できるようになってから,贔屓の飲食店に行って使ってあげようというのでもいいけれど,ぼくはすぐに使うつもりだ。

● もうひとつ。全額を一気に使う。チビチビと小出しに使うのではなく,まとめてドッと使う。そのやり方はすでに考えてある。早く来い来い,10万円。

● 自分のために使う。人のためではなく,自分のために使い切って,1円たりとも手元には残さない。
 そこから先は神の見えざる手にお任せする。お任せするしかない。

2020年4月23日木曜日

2020.04.23 身土不二だの地産地消だの

● 今月から隠居の身になった。現役時代と変わったことのひとつは,毎日朝食を作って食べるようになったことだ。
 油揚げや豆腐で味噌汁を作り,あとは納豆くらいのものだけど,とにかく朝食を食べるようになった。
 ゆえに,退職してからは米の消費量が増えている。朝食以外の要因もある。何せ,ずっと家にいるのだからね。外食が減った分,自宅で食べるようになっているわけで。

● 自宅で食べるのはご飯ばかりではないけれども,結局,ご飯が最も簡便なのだ。炊きたてのご飯があれば,おかずは作る必要がないから。
 おかずなんて保存食でいいのだ。納豆以外でもフリカケか蒲鉾でもあれば,それでひとつのご馳走たりうるのだ。

● 身土不二とか地産地消なんてのはイデオロギーだと思っている。ぼくらはアフリカで生まれて,長きにわたるグレートジャーニーを経て世界に散っていったホモ・サピエンスの子孫なのだ。地産地消などと言っていたのでは,ご先祖様に申しわけがない。

● とはいえ,米から離れることはなかなかできないもの。米の代わりにパンやナンでいいかとなると,そういうわけにはいかない。
 ま,あまり大きな口をきくものではないな。

● 米といえば,新潟は魚沼郡のコシヒカリが一番旨くて,北海道の米は不味いというのが,通説だった時期が長く続いた。ところが,年々暑くなっているせいか,かつてとは様変わりしている。
 ぼくは北海道産の米が旨いと感じる。“ななつぼし”とか“ゆめぴりか”とか。新潟の米が不味くなったとは思わないけど。

● でも,ま,ここのところは地元産のコシヒカリを買っている。今日も地元産米を買った。
 日本の米はどれも旨いことはわかっている。新潟といい,北海道といっても,微差の世界の話だ。
 地産地消にこだわることはないと思うが,地産地消はダメというわけではもちろんない。

● ところで。味噌汁には油揚げや豆腐を入れ,納豆まで付けるんだから,じつに日本食は大豆とともにあったし,タンパク質の摂取は大豆に頼ってきた。
 ガンモや湯葉もある。日本食における大豆製品のバラエティーは世界に冠たるものではあるまいか。

● が,だからといって,日本食が食として他国に勝っているわけではないだろう。
 日本食が日本人を長寿たらしめているとするのは贔屓の引き倒しだ。日本が長寿国になったのは戦後もだいぶ経ってからなのだし,欧州にもアジアにも日本以上の長寿国はある。
 長寿の理由は医療体制と公衆衛生の整備だろう。とりわけ,乳幼児の死亡率の低下による。日本食の優位性を言うのは,それを飯の種にしている人たちだけでよろしい。

2020.04.23 ジョイフル本田と氏家のBIG

● ジョイフル本田(ジャパンミート)にチキンラーメンを買いに行ったわけだけど,もちろんチキンラーメンだけ買って帰ってきたわけではない。
 隣には買物大好き人間(つまり奥様)がいらっしゃるのだ。それですむわけがない。ってか,ぼくもデパートは文具売場以外は敬遠したいけど,スーパーに行くのは嫌いじゃない。っていうか,好きな方。

● ジャパンミート印の納豆。69円。製造者は上河内のこいしや食品。となれば,まず変なものは作っていないはず。どれだけ儲けがあるのかはわからんが(→ 食べてみましたよ。ぼくの舌ではこいしや食品のフラッグシップ「平家納豆」と区別がつきもはん。ジャパンミートの近くに住んでる人は,この納豆,お買い得だと思うでごわす)。

● あと,マルタイの中華麺(乾麺)を探している。こだわっているわけではないんだけど,日保ちがするからさ。これからの時期,ざるラーメンにするのに便利ですよ。つけ汁は市販の麺つゆにポン酢とラー油でいいしね。
 普通の熱いラーメンにしてもいいわけで,何というか常備薬ならぬ常備糖質というかね。
 だけど,探すとないもので,ここにも見当たらず。代わりに,星野物産(群馬県みどり市)の中華そうめんを買った。

● 栃木のレモン牛乳はそれなりに知名度がある(と思う)が,イチゴ牛乳もあるんである。レモン牛乳は無果汁だけども,こちらは果汁3%。
 ジョイフル本田でもマスクを買えた。国産マスク。どうやら,マスクはポツポツと買えるようになってきたっぽい。

● たいていのショッピングセンターにある不二家。ペコちゃんは溢れているけど,ポコちゃんは探さないとわからない。影が薄いよな。
 不二家も賞味期限問題があったけれども,ずいぶん昔のことだ。復活したのは慶賀にたえない。

● インターパークビレッジに移動。こちらはめっきり人がいない。若いカップルを何組か見かけたが,こうまで閑散としていては,盛りあがりたくても盛りあがれないだろう。だから帰省なんかしないで,東京にいればいいものを。
 無印良品も閑散としている。子供がかくれんぼをして遊ぶのにこの店はちょうどいいな,と思った。

● さらに,氏家のBIGに移動。マルタイの棒ラーメンはここにありましたよ。といっても,4袋だけ。あるだけ全部お買い上げ。おそらくAmazonにあるだろうから,Amazonで箱買いしてしまえばいいんだけどねぇ。
 でも,買っただけで気がすんでしまった。これ食べることがあるんだろうかと思えてきた。このあたり,我ながらちょっとお子様体質。

2020.04.23 夕食は氏家の「みやこ家」

● 宇都宮スパ屋での昼食に続いて,夕食も外食。贅沢が過ぎるでしょ。仕事を辞めて無収入になったというのに。
 といっても,「みやこ家」なんです。高級レストランだとか高級割烹だとか,そうした類のところではないのでね。

● で,ここが大事なところだと思うんだけど,こうした街の大衆店のレベルが高いんですよね。これが日本だけのことなのか,よその国でもそうなのかはわからないけれど,予約が必要で身なりを整えないと行けないような高級レストランや,ホテルに入っている和食の店とか鉄板焼の店とか,そうしたところと街の大衆店とを比べると,内容に価格差ほどの違いは,明らかにないんだよね。
 下手すると(下手しなくても),街の大衆店の方が旨かったりしませんか。高級って何なんだよ,と思ったりしませんか。

● 今回は煮干しラーメン(580円)に餃子3個セット(190円)を付けました。半ライス,餃子3個,杏仁豆腐,キャベツの漬物が付くわけね。これで190円なわけね。
 でもって,このセットを付けることを最初に決めると,本体の麺はあまり量がない方がいいんじゃないかと思うわけです。つまり,つけ麺よりラーメンの方がいいですかなぁ。
 空腹の度合い次第で,行けそうだと思えば“つけ麺+餃子3個セット”でよろしいのだけども,今日はあまり行けそうじゃなかったのでね。

● 煮干しラーメン,優しいお味。汁を飲み干してしまったよ。塩分摂取も過剰?
 それからさ,糖尿病はどこへ行ったのだ? いくら何でも食べすぎているぞ,俺よ。
 ちなみに,相方はまぜめんに餃子3個セットを付けたんだけど,これは量的に“つけ麺+餃子3個セット”と同じなんですな。だから,麺もご飯も残してましたよ。もったいないなぁ。

● ところで。190円のセットを付けようとする第一の理由は,杏仁豆腐を食べたいから。今日の杏仁豆腐は焼きプリンのような感じでしたよ。
 これだけでも190円なら安いでしょうよ。

2020.04.23 コロナ禍がいよいよ・・・・・・2

● コロナで誰もがこれまでの生活に著しい制限を受けている。富貴貧賤を問わない。これで新しい均衡点に達すれば,それはそれで新しいスタイルの創出につながるかもしれないと思うのだが,なかなかそれは難しい。
 誰しも時代とともに生活スタイルは変遷しているはずだが,それは後になって気づくもの。小さな変化をそれと気づかずに断続的に受け容れるから変われるのであって,変化を変化として強制されれば,誰だって抵抗する。
 コロナが今ぼくらにもたらしている変化に対しても,ぼくらは基本的に抵抗しているはずだ。受け容れているのは,やむを得ないものとして,だ。いずれは収束するという前提のもとに,今は我慢だと諦めているだけのことだ。

● 昼食を食べに宇都宮スパ屋に行ってみた。到着したのは13時。平日であっても,この時間帯にこれほど空いているスパ屋は初めてだ。
 宇都宮パステリアセットを注文。1,180円。この値段で出てくる料理は右の写真のとおりなのであるし,パスタ(今回はニントマ)の旨さは周知のところだろう。
 にもかかわらずこの状態であるのは,コロナの影響が満遍なく出てきていると見るしかない。人気店だから大丈夫という状態は過ぎた。
 テイクアウトのチラシもできていた。この方向に力を入れることになる。飲食店に共通の方向だろう。

● しかし,ぼくらからすると,空いてるよりもお客さんが入っているところで食べる方が楽しい。空いている方が好ましい業態の店もあるけれども,ここはそうではない。
 結局,ぼくらは群れたい,集まりたい生き物なのだろう。これはコロナごときが変えられるところではない。
 ぼくはどちらかといえば人間嫌いに属するタイプだと思っているんだけども,それでも広場の孤独を愛する的なところにとどまっている。文字どおりそこに自分ひとりしかいないというのは,誰しもキツいものだろう。

● ところで。これだけ客足がまばらになれば,店内で食べても三密は出来しない。もう,そういう問題ではなくなっているんだろうか。三密であろうとなかろうと,出歩くこと自体がダメだ,と。
 だとすると,その理由は何なのだ? コロナの感染力が強くなっているんだろうか。

● インターパークビレッジにも行ってみたが,人がいない。若いカップルを何組か見かけたが,こうまで閑散としていては,盛りあがりたくても盛りあがれないだろう。
 だから帰省なんかしないで,東京にいればいいものをと思うわけだけれども,それはそれとして,人は群れの中で生きていくものなのだなとここでも思った。群れの中にいるからこそ,孤独を感じることができるのかもしれない。だからこそ,都市を作るのだろうかな。

2020.04.23 具材付きのチキンラーメンが旨い件

● 今月8日のこと。チキンラーメン食べたいと言ってたわよね,と相方が買ってきてくれたのが,右の写真に写っているチキンラーメン3種。
 ジョイフル本田(ジャパンミート)で買ってきたらしい。

● その中の「アクマのアサバァ」を食べてみた、麻婆茄子の具材付き。旨ぁい。外にラーメンを食べに行く頻度が減るかもと思うほどだ。
 チキンラーメンはもともとお湯をかけて3分待つというタイプの即席麺だから,カップラーメンに近い袋の麺という感じだけど,これは一層,カップラーメンの袋版だと思えるね。

● 21日には「アクマのタンタン」を食べてみた。具材は肉そぼろ&ニラ。そこにピーナツバターとラー油を効かせたスープの素が付く。
 近くのスーパーでは売ってないんだよね。ジョイフルはわが家からはちょっと遠いんだけど,これを買うためにだけ行く価値があるかな。

● というわけで,今日,新4国を走ってジョイフル本田に。ジャパンミートに直行して,チキンラーメンを探した。3種のうち「アクマのアサバァ」しかなかったけれども,これがご覧の値段。5つほど購入。
 この値段は,でも何なんだろ。もうすぐ販売をやめてしまうんだろうかな。

● ぼくは具材付きをありがたがっているけれども,要はチキンラーメンなわけで,それならシンプルにチキンラーメンの味を味わいたいと思う人の方が多数派かもしれない。卵と刻みネギと胡椒だけで。
 かく申すぼくにしても,今日買ったのを全部食べ終える頃には,そうなっている可能性が高いかもね。

2020年4月21日火曜日

2020.04.21 コロナ禍がいよいよ・・・・・・

● コロナの影響が甚大だ。ぼくは隠居の身ゆえ,それほどの影響は受けないですんでいるんだけれども,それでも空気が異様なのは実感できる。
 世の中の構造を変えてしまうのではないかと思うこともある。たとえばリモートワークですむんだったら,コロナが収束したあともリモートワークでいいわけだ。
 その方が通勤電車の混雑も緩和されるし,会社側も固定費を大きく軽減できる。自宅が仕事場になるんだから,本社ビルなんてかなりの部分が要らなくなる。

● 人間関係でメンタル疾患に陥ることも少なくなるだろう。メンタル云々の他にも,リモートワークが続けば職場のウェットな人間関係から自由になれる。
 上司・部下・同僚・先輩・後輩との飲み会もなくなるだろう。さっと家に帰れば,家族団らんの時間がそれだけ増える。家族があるべき形になる。

● なにより中間管理職から重役に至る役職者の相当部分は不要だったことが明らかになる。必要のないダメ出しをするしか能がないのに高給を食んでいるこれら役職者をリストラできる。
 それはそれで新たな問題を生むけれども,とりあえずはメデタイことに違いない。

● 観光業者は甚大な影響を受けているだろうが,そもそも,観光で飯を喰っている人が多すぎるのだともいえる。観光資源のほとんどはたまたまそこにあるものだ。
 それに寄生して飯を喰っているわけで,観光業者の相当部分は失くなってしまっても別に支障はない。むしろ,失くなってしまった方がいいと思うこともある。
 たとえば,中禅寺湖畔に連なる土産物屋がそっくり消えてくれたら,湖畔の景観はどれほどグレードアップされるだろうか。

● 家で過ごせるようになれば,それだけで省エネだ。ガソリンの消費も減り,地球温暖化防止に貢献することになるかもしれない。
 家で食事をするのがケで,外で食べるのがハレという時代ではもうない。これだけ外食があたりまえになれば,食事はよほどのことがなければケに属する。
 だったら,家で食べるのを増やすのがいい。そうなれば,目障りなファストフードのチェーン店が消えてくれるかもしれない。

● GDPは減る。が,GDPと幸せ度は比例しないことは誰でも気づいているはずだ。大事なのはGDPではない。幸せ度だ。
 不要不急な外出は控えましょうという。現在において不要不急であるなら,コロナが収束した後においても不要不急であるのは間違いないのだから,そういうものを淘汰する過程が現在なのかもしれない。

● 戦後,東京で最も早く復活したのは映画館だったと聞いたことがある。衣食足りて礼節を知るというけれど,人間は食べるのがままらななくても娯楽を欲するものなのだろう。
 だとしても,アミューズメントにおいても従来の形に囚われることはない。インターネットができたからだ。“学ぶ”や“探求する”を含めて,アミューズメントの多くはインターネットから引きだすことができる。
 今や,一人ひとりが映画館を所有しているようなものではないか。アミューズメントのかなりの部分がそっくり家の中に入りこんでいるのだ。外に出なければならない理由はよほど減少している。

● 以上を要するに,コロナ禍にある現在の暮らし方があるべきそれに近いのかもしれないということだ。観光業や飲食業に従事している人たちが他の業界に移行すれば,結果において優秀な人材を活かす所以になるかもしれないではないか。
 あとは慣れの問題かもしれない。コロナってホントにぼくらの生活を変えてくれてるんだけど,これで新しい均衡点に達すれば,それはそれで新しい幸せの創出になるかも。静かでお金がかからなくて,自分のことは自分でする的な。

● というようなことは,気楽な定年退職者の戯言にすぎないのは重々承知だけれど,何とかね,現在のあり方を正当化したいという欲求が働いてしまうんでしょう。

2020年4月16日木曜日

2020.04.16 またやってしまった

● Twitterで次のような投稿を見た。
芸術が文化として根付いていない日本の現状を,私たちの活動次第で変えられるのではないか。今後,芸術や芸術家がどうあるべきかを考えさせられました。
● ほとんど条件反射的に次のように引用リツイートしてしまった。
日本が芸術が文化として根付いていない国ならば,イタリアもフランスもオーストリアも文化不毛の国なのじゃないか。オペラやクラシック音楽だけが芸術なのではない。歌舞伎や能,狂言をここまで洗練させて今日に至っている国って,そうそうないのでは。初歩的な事実誤認があるように思われる。
● すぐに我に帰って,削除したんだけれども,どうも後味が悪いんだな。この後味の悪さっていうのは3種混合でできている。
 第1は,他人のTweetに条件反射的に絡んでしまったこと。放っておけばいいことに反応してしまうのは,思慮に欠ける。端的に言ってしまうと,バカを放っておくことができなかったことを悔いているのだ。
 この投稿者はクラシック音楽の演奏家なのだけれども,自身の立ち位置からは日本は芸術が根付いていないように見えるのだろう。

● 第2は,まさにそこ。それぞれの立ち位置は違うのだから,それを尊重しなければいけないのに,それをしなかったということ。
 人は道によって賢し。逆にいうと,その道以外ではバカであっても仕方がないのだ。
 第3は,自分を勘定に入れ忘れていること。自分もバカの一員だということを,一時的にでも失念してしまったこと。 

● そもそも,バカと言っては言いすぎなのかもしれない。若ければ世間を知らないのは当然のことだ。若さゆえの視野狭窄はあって当然だ。
 あるいは,猛スピードで走っているがゆえに視界の流れが速すぎて見落としがでることもある。総じて,若い人はスピードが速いのかもしれぬ。

● ぼくがFacebookをやめたのも,バカと関わるのが嫌になったからではなかったか(これまた,自分のバカを棚にあげての物言いなのだけど)。
 なのに,Twitterで同じことを自分から積極的にやっているとは,何としたことか。

● これは個人のTweetに対してだけのものではない。メディアの報道に対しても同様でなければならない。
 ネットは報道に対しても絡めるようにしてくれたのだが,だからといって自分の意見と異なる報道に対していちいち絡んだとて,時間のムダだ。
 一時的にスッキリ感を感じることはできるかもしれないが,そもそもパンピーの反論など誰も相手にしないだろうしね。

● さらに言い募ってしまうと,個人のTweetであれメディアの報道であれ,それに対する返信やコメントは,途中で読むのがバカバカしくなるほどの低水準のものが大半だ。返信したりコメントするのは,それそのものが愚かを現す行為なのかもしれないと思うほどだ。
 ぼくらは所詮はバカなのかもしれないけれども,わざわざ自分からバカになりに行く必要はない。心しよう。

2020年4月11日土曜日

2020.04.11 氏家「みやこ家」

● 中何日になるだろ。また,氏家の「みやこ家」にやってきた。時刻は17時半頃。今日は濃厚煮干しつけ麺を注文。大盛りで860円(+税)。
 ちなみに,写真を見ると,何だよ,麺だけかよ,トッピングは何もないのかよ,と思われるかもしれないんだけど,チャーシューと煮卵とメンマがスープの中に沈められた状態で供される。

● 今日は朝から何も食べてない。ので,これが今日の初めての食事になる。それでも,大盛りは少しキツくなってきたかも。
 以前は特盛りを食べたこともあるんだけどね。胃が小さくなってきたかね。

● もうひとつ。歯痛の影響がある。歯医者には行っていない。鎮痛剤でごまかしている。保険証もないのでね。退職して保険証は返してしまったし。
 痛いのは右の奥歯。ので,麺を噛むときにも左だけで噛んでいる。それをごまかすために,この3日間はアルコールをけっこう摂取しちゃってたんだけど,今日はそれもなし。理想的だ。

2020年4月9日木曜日

2020.04.09 退屈はしていない

● 今日は家から一歩も出なかった。玄関の外に出なかった。天気のせいもあるんだけど,文字どおりの家こもりをずっと続けることはできない。やっぱりね,散歩くらいはした方がいいですよね。
 三密を避ければいいわけで,地方に住んでいれば,しかもぼくのような隠居者であれば,そんなのは簡単に実行できる。

● ともあれ,今月から隠居生活に入って,朝早く起きる理由も出かける理由もなくなった。それが返ってストレスを作るかとも思ったんだけど,今のところはそれはない。
 家から出ないですんでいるのは,第1にAmazonプライムで映画を見て過ごすことができるからだ。これは事実上無尽蔵にあるわけで,資源枯渇の心配がない。ありがたい。

● 本もある。図書館は休館が続いているかと思うのだが,死ぬまで1日5冊ずつ読んでいっても,とても読みきれない程度の積読本がある。1日に5冊なんか読めるはずもないわけで,これまた資源枯渇の心配はない。
 音楽と落語のCDも聴ききれないだけの在庫がある。ぼくには,見る・読む・聴くの受け身の趣味しかない。それを満たす手段はすでに必要以上に用意されている。

● 生活の充実度は移動する距離に比例すると思っていた時期がある。いや,今でもどこかでそう思っている。であるならば,隠居生活は充実からは遠いものになるはずだ。
 実際にやってみると,意外にそうでもなかった。これがけっこうありがたいのだ。お金も使わなくてすむし。

● 少なくとも退屈はしない。退屈するのも悪いことではないと思っているけれど,今のところは退屈に至っていない。
 ただし,文字どおりに家から出ない状態を持続することは不可能だ。今は新型コロナゆえに,隠居してなくても外に出るのは憚られる状態だろうが,外に出たいというムズムズ感は年齢に反比例して増えるものだろう。

2020年4月6日月曜日

2020.04.06 楽しい生活がゴール

● 朝・昼と食べているので,夜は炭水化物の摂取をゼロにしてデトックスしたい。夜遅くに帰ってきた相方が,チヂミとかホタテの炒めものとかを作ってくれた。ひじょうにありがたい。
 ありがたいのだが,これでご飯を食べるわけにはいかない。ので,飲みたくもない(いや,ほんと)ハイボールを飲んで,その肴にした。

● ハイボール3杯でグラグラ酔って,そのまま寝ちまった。先月まではこういうことを毎晩やっていたんだなぁ。
 “豊かな生活”という幻のために,毎日決まった時刻に出勤して,1日を我慢で満たして,ストレス解消に酒を飲んだり,モノを買ったり。思えばアホなことを41年も続けてきたものだよ。

● いや,それがアホだってのはわかっていたよ,頭では。けど,実感できるのは実際に辞めたあとになるんだな。人間ってホント賢くない。
 でもこれがひと月も続くと,またぞろ働きたくなるものかねぇ。

● 豊かさよりも楽しさを指向すべきだな。生活保護水準でも楽しさを追求するのは充分に可能だと思う。
 あと,楽しいと楽(らく)は違うってよく言われるけれど,これもビジネスの論理であって,楽を指向するのは当然ありだ。楽から入って楽しさに至ることも,おそらくあるだろう。とにかく,ゴールは“楽しい”だ。
 豊かな生活ではなく,楽しい生活。で,それは収入の多寡とは比例しないはずのものなのだ。

2020年4月5日日曜日

2020.04.05 引退した実感がない

● 完全引退して今日で5日目。が,引退したという実感がまるで湧いてこない。しみじみと開放感に浸るといった気味合いもない。黄金週間や年末年始のような長めの休暇に入ったような気分だ。
 自慢にもならないが,仕事に体重を預けてこなかったからだろう。22歳で社会人になってからずっと,自分と仕事の間には距離があった。自分と仕事が一体になったと感じたことはない。

● そうではあっても,ストレスで明らかに体調に異変を来した時期が自覚できるだけで3回はあった。ストレスで甲状腺が切れたことがあったし,足裏を中心に皮膚潰瘍ができた時期が続いたこともある。朝,強い酒を飲まないと出勤できなかったこともある。
 そういうことから開放されたヤレヤレという気分がやって来てもいいのじゃないかと思うんだけども,そういうことがない。

● 気の合わない人たちに囲まれて,何かをやらなければいけないという状況からも解放された。バカから自由になれたのだ(バカなのはこっちかもしれないが)。
 セイセイするはずのことではないか。しかし,これも実感するところまで行かない。
 再雇用というクッション期間があったせいもあるだろう。よく言えばソフトランディングに成功したのかもしれない。

● 以下は別の話になる。
 5日やって,これなら何とかなりそうだという安心感が足元にできつつある。これからのことをあまり心配しなくてすんでいる。
 この安心感はお金からの解放と言い換えてもいいものだ。お金はさほど必要ではない。お金がなくても何とかなるぞ,という。月々の収入は年金だけになるが,それで充分なのだ。年金の他に2千万円の金融資産が必要なんてのは,はっきりウソだと思う(国民年金だけの場合は別だが)。

● ライフスタイルの問題もある。毎週ゴルフに出かけたり,(たとえ接待でも)高級酒場で飲んでいたり,タクシーを常用していたりすると,引退後はギャップが大きくなるかもしれない。
 しかし,そんな人はごく少数だろう。大方のサラリーマンは真面目でコツコツ派だったはずだ。そうでもなけりゃ貧民の代表たるサラリーマンなんかやっていないはずだから。

● 何が言いたいのかといえば,大方の人はソフトランディングが可能だろうということ。
 ぼくは63歳で完全引退したけれども,現状だとほとんどの人は60歳で定年退職し,その後5年間は再雇用され,65歳でお払い箱になる。お払い箱になった後も何とかなるから大丈夫だよということね。
 何だかんだ言って日本っていい国だよ,と思う今日この頃なんですよ。

2020.04.05 氏家「みやこ家」

● 氏家の「BIG」に買物に。地元のスーパーでいいじゃんと思うのだが。こんな動き方をしていると,コロナをもらっちゃうかもしれないぞと言いたいのだが,奥さんの言うことには逆らえない。正確に言うと,逆らえなくはないが,あとが厄介だ。

● その後,「みやこ家」。あっさりつけ麺に餃子3個セットを付けてしまったぞい。セットの内容は,餃子3個に半ライス,杏仁豆腐。
 黒蜜がかかった杏仁豆腐が旨いんだわ。しかも,190円。つけ麺本体が710円だから,しめて900円(+税)。お安い。

● しかし,問題はある。朝も昼も食べたというのに,夜も食べてしまったってことだ。1日に許される糖質の倍以上を摂取してしまったぞい。
 そりゃそうだ。つけ麺か餃子セットのどちらかで一食分になるだろう。それを両方食べてしまったんだからな。

● ところで。「みやこ家」には特々盛がある。普通盛が380g(たぶん,茹であがり後の重量)なのに対して,特々盛は1.5kg。これを完食すると,店内に名前が貼りだされる。
 けっこうな人が挑戦して完食するようだ。名札のスペースがなくなると,撤去されて次の完食者の名札が出る。
 しかし,歴代1位はしばらく不動のようだ。1分17秒で1.5kgを食べきったらしいのだ。神山くん,君のことだ。

● 完食者の動画がいくつかYouTubeにあがっている。つけ汁に付けないで麺だけを食べてる人がいる。そこまでせんでも,とロートルは思うけれども,この無駄なエネルギーが若さというものだな。

2020年4月1日水曜日

2020.04.01 引退後の初日

● 前日までは夜中にトイレに起きた。多いときは2度。で,その後は寝れない。仕事と職場を考えて,悶々とする(実際は寝ていた時間が長いはずだけど)。
 ところが,昨夜は起きることなく朝まで眠れた。サラリーマンって,やってるだけでストレスなんだよ。たぶん,自覚以上に。

● 規則正しい生活は維持したいと思っている。ので,いつもの時間に起きて,朝食を作った。横澤彪氏のひそみにならって,肩書は「家事見習い」にするか。
 といっても,炊飯器でご飯を炊いて,味噌汁を作っただけだ。熱を通すものはそれだけでいいと思う。生卵は付けてもいいけれども,卵焼きだのハムエッグは,ぼく的にはNG。朝食は保存品の旨さを知るためにある。
 というわけで,市販のハムを醤油に付けておかずにする。それだけの朝食だ。作業を抑え気味にした方が長続きするだろう。
 味噌汁の具はネギだけ。味噌を入れすぎてしまった。2杯目は味噌汁かけご飯にして食べた。食べ過ぎは良くないけれど。

● 昨日までは平日に朝食など食べたことがない。20歳の頃からずっとそうだった。朝食は抜いても問題ない。
 が,相方は朝食を食べる派だ。引退後にその用意するのは,ぼくの役割でしょ。稼がないんだから。彼女は稼いでいるんだから。
 相方が夜中に洗濯機を回したので,それを取り出して干す。その前にゴミを出す。ここまで電光石火。俺,わりと行けるかもしんない。

● 仕事に出かけるときの相方の機嫌がいい。何よりだ。仕事に出る相方を「いってらっしゃ~い」と見送って,掃除機をかけ,それから浴槽の掃除をする。
 これは3日に1回で足りるだろう。手抜き気味にしないと続かないよね。っていうか,手抜き気味にするとルーティン化しやすい。家事なんてそれでいいと思う。

● 引退初日の今日は雨模様だった。傘をさして散歩。行った先は地元の霊園。ここに19歳の息子が眠っている。これまでも相方と週に一度は来ていたけれども,今日より以後は毎日来れる。
 このあと,近くのスーパーに寄って買い物。しめて1時間ちょっとの散歩になった。歩数にして6,400歩。
 その間も,春の色々が目に入ってくる。





● 昼はカレーを作った。いや,作ったと言ってはいけないな。冷凍のベジタブルミックスを買ってきて,それを鍋にあけて水を入れ,沸騰させて,市販のカレールーを放り込んだだけだから。野菜を切る手間もかけてない。
 そんなものでコクが出るのかいという意見はもっともながら,だからといってコンソメスープの素を入れたり,チョコやコーヒーの粉を加えるがごとき愚をおかしてはいけない。ルーのみにしておく。市販のルーはそこまで良くできていると存ずる。
 ちなみに,ぼくが使うのはバーモントの中辛でござる。

● あとは,Amazonプライムビデオで「ドラえもん」の映画を5本見た。こんな感じで,完全引退後の第1日目が終了。
 昼食は抑えたものの,夜は食べてしまって,結局,糖質過剰摂取。これが目下の課題だな。その代わり,アルコールは我慢せずとも摂らずにいられる。糖尿&肝硬変(?)患者としては,引退は前者にはマイナスで,後者にはプラスということ。