● 毎日が日曜日の自分はつい忘れがちになるのだが,世は黄金週間に入ったのだな。“黄金週間=行楽”は去年まで長く続いた常識だ。
が,今年はそうじゃない。その常識の呪縛から解放されない人も多いのじゃないかと思うが,行楽はしばらくお預けにするしかないだろう。
● なぁに,去年までだって“黄金週間=田植え”の人もいたのだし,“黄金週間=かきいれ時”の人も多かったのだ。警察官,鉄道会社の社員,小売業者,ホテルスタッフにとっては,黄金週間など呪いの対象でしかなかったのだ。行楽できないくらい,なんだ。
● 今は我慢のときだよね。前代未聞の状況だもん。60数年生きてきて,こんなの初めてだもん。東日本大震災でもけっこうな被害があったんだよ,このへんも。でも,それとも違う。
壮大な社会実験に立ち会ってるような面白さもあるんだよ。他人事っぽくて申しわけないけどさ。ともかく,今は我慢だ。
● 自分のことを言うと,昨年までの黄金週間は,この時期に開催される高校の吹奏楽部の定期演奏会,あるいは市民吹奏楽団の演奏会を聴くことに費やされた。
この時期はどこに出かけても混んでいる。小さい子供がいてこの時期にしか出かけられない人なら仕方がないが,そうじゃないのにわざわざ黄金週間中に出かけることもあるまいと思ってた。自分と同じように吹奏楽を聴きに行くことはしなくても,この時期は家で静かに過ごすほうが賢いよね,と思ってた。
● それなのに,ここ3,4年は地元の吹奏楽を聴くことを諦めて,東京のホテルに籠もるようになった。黄金週間中は海外に行く人が多いのか,都内のホテルに安い宿泊プランが出るのだ。
ので,東京で過ごす。東京にいるんだから,都内で開催される演奏会には出かけていたけれど,これでいいんだろうかなぁとも思ってましたよ。
● ところが,今年の黄金週間はそのどちらもない。だから困っているかというと,案外,そうでもない。
ぼくはすでに毎日が黄金週間のようなものだから,黄金週間だからといって何がどうということはない。4月1日からずっと家でマッタリする生活だ。
幸いなことに,それをあまり苦にしないライフスタイルが染みついている。以下の5つで時間を埋めることをあまり苦にしないのは,われながらコロナリミテッドな生活に向いていると思う。
① Amazonプライムビデオで映画を見る
② 本でも読む
③ 散歩する
④ その際,WALKMANで音楽を聴く
⑤ 何もしない
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