2017年9月9日土曜日

2017.09.09 凜々しい光景

● 宇都宮のイトーヨーカドーで。レジで精算して,買い物カゴから詰め替えるための作業台に。
 したらば。小学生の女の子が一心にその作業中だった。あたりを払うというか,誰も私に声をかけるな,近づくな,といったオーラが出ていた。
 ので,彼女の横顔しか見てないんだけど,凛々しいとはこういうことを言うのかと思わせるものがあった。

● 父親と二人で来ているようで,台の向こう側に父親が立っていた。品物を入れたマイバッグを肩にかけて,父親と一緒に出口の方に歩いていく。マイバッグは彼女が持ったまま。父親が持とうとしなかったんじゃなくて,彼女が私が持つと譲らなかったのだと思う。
 自分が生活を支えるよといった風情があった。覚悟を見せているというか。小学生の女の子ができる範囲で精一杯の。

● その姿が,年の離れた夫婦のようにも見え,恋人同士のようにも見えたよ。十数年後に彼女と結婚するはずの男性が羨ましいと思った。
 女の子って時々,そうした風情を醸すことがあるよねぇ。その風情は神聖にして侵すべからず的な強さを発している。他人のことは知らない,でも家族と自分のことは,自分が守るよ,という強さ。

● 恋愛でも結婚でも離婚でも,女性に覚悟を決められたら男はまず太刀打ちできない。女性は小学生ですでに女性になっているんだな。

2017年9月3日日曜日

2017.09.03 お茶漬け

● 茶漬けっていうのは,日本に昔からあるファストフードっていうイメージがあるんだけど,茶漬けを成立させるにはひとつだけ前提条件があると思う。
 強い塩味,がそれだ。

● たとえば鮭茶漬け。塩をまぶしたというより,塩の中につけ込んでおいた鮭を使ったのだろう。鮭の風味も何もなく,塩の味しかしないような鮭の切り身を焼いて,その残りのカケラを冷や飯(おそらく,米と麦の割合が5:5の麦飯)に載せて,お茶をかけてかきこんだのだろう。
 だから,茶漬けは決して旨いものではなかったはずだ。

● ちなみに申せば,夏場には冷や飯に塩を載せて,そこに水を加えて,そのままかきまぜて胃に流しこんだりもしていたろう。
 とても食事とは呼べないような,そうした給餌を自分たちに与えていた。昔の日本人にはファストフード以外の食事などなかったのではないかと思うほどだ。

● その茶漬けを旨いものに変えたのが永谷園と丸美屋だ。茶漬けをインスタントにした。
 お茶をかける茶漬けは,今のぼくらはまず食べることがない。ちょっと高級な旅館に泊まったときに,あるいは出てくるかもしれない。その程度のものだ。
 普通は,白湯をかける。ぼくらがお茶漬けというとき,それはご飯に一袋の永谷園の“海苔茶漬け”をふりかけて,お湯をかけたもののことだ。
 “海苔茶漬け”の中に抹茶が入っているんだから,白湯をかけても茶漬けと呼んでいいわけだ。

● じつにインスタント。でも,そのことによって,ぼくらは美味しい茶漬けを食することができるようになったというものだ。
 そうではない高級茶漬けは,それこそ高級旅館に泊まったときか料亭にでも行ったときに,所望すれば作ってもらえるだろう。由来からすれば高級と茶漬けは相容れないだろうけれども,由来は由来でしかなく,今は成立するようになっているのだろうから。

● 今日は永谷園ではなく,丸美屋の製品を使ってみた。梅干しをひとつ入れると,一段と旨くなりますなぁ。

2017年9月2日土曜日

2017.09.02 烏山の「ステーキハウス クローバー」

● 烏山の「ステーキハウス クローバー」に。もちろん,ランチ。お久しぶり。
 11時半には着いたんだけど,駐車スペースを見つけるのに苦労した。ウェイティングルームも満席で,外で待つことになった。
 むしろ,午後1時半過ぎあたりに行った方が待たずにすむだろう。一番いいのは予約しておくことだけど。

● サラダ。何の変哲もない。のに旨い。グリーンドレッシングがよろしおます。
 肉の旨さは言うまでもないが,ご飯が旨いんです。ご飯に味噌汁をかけて,ガーッとかき込みたい衝動がこみあげてくるんですよ。
 食後のアイスクリーム。小さかった息子が大好きだった。親二人の分もペロッと食べていた。栃木県で二番目に旨いね,と生意気を言っておった。それをここに行く度に思いだす。

● クローバーステーキランチが約1,600円。数年前より400円ほど値上がりしているんだけど,それでも価格以上のものを提供してもらっている感がある。
 料理じたいもさることながら,接客も含めて。おそらくヨソからスカウトしてくるなんてことはやっていないと思う。接客経験などない人をイチから教えて,現場に出しているんだと思うんだけど,その教育機関としてもかなり成果をあげているように思われる。

● ウェイティングルームに雑誌が各種,バックナンバーも含めて置いてある。特に自転車関係の雑誌があるので,待つことがじつは苦にならない。ぼくの場合は,だけど。

2017年9月1日金曜日

2017.09.01 新橋で飲んだ

● 新橋では一度だけ飲んだことがある。その後,新橋に行くたび,またここで飲んでみたいなぁと思ってた。
 やっとその念願を果たすことができた。「馬力」という店。新橋村の一員になれた。

● まだ明るい午後の4時。にもかかわらず,満席状態。皆さん,出張族ですか。ぼくと同様,ヨソからやって来た人たちですか。
 聞こえてくる話は,ほぼすべてが会社での仕事のこと。愚痴も含めて。相当な活気。

● 仕事に関していえば,部活のノリでやれる人が最強だと思う。この仕事が社会に役に立つんだろうか,などと考えてしまうのは最悪。内省型はいけない。放っておくて内省型になりがちな人が多いのではないか。ご注意あそばせ。
 その部活のノリを維持するには,こうした飲み屋が不可欠なのかもしれないな。

● しかし,あれだな。飲むと子供に帰るね。皆さん,子供に戻って口角泡を飛ばすといった感じ。
 この世には子供と年取った子供の2種類の人間が棲息している,ということがシミジミと理解できるぞ。

● 生モツを刺身で食べた。初体験だ。モツは傷みやすいから,夏場は煮込みも出さないところがある。
この時期に刺身で出すというのは,技術革新がこの分野でも着々と進行していたってことの証左だと思いたい。
 まさか,エイヤッとやっているわけではあるまいからね。

● 酒はこういう気安いところで,何ということのない安い酒を飲むのが一番ですな。もっとも,ぼくはハイボールがメインなので,飲む酒すべてが安い酒になるんだけど。

● 〆は某ラーメン店。博多ラーメン。680円。2玉まで替え玉無料。一回だけ替え玉を所望。
 いやいや,新橋はいいなぁ。また飲みたいよ。大満足だ。

● これだけの繁華街なんだから,もっとディープな場所があるはずだ。少し危険な臭いが漂うところとか。実際,客引きボーイ(ガール)も頑張っているしね。
 でも,さすがにディープさを求める気力と体力はもうない。経済力もない。そういうところには近づかないのが身のためということはわかっている。

2017.09.01 銀座のG-SIX

● 今年の黄金週間に一度行っている。開店して間もない頃。入場制限のかかったTDLかと思うような混雑ぶりだった。
 今日は二度目。しかも,平日の午後。だいぶ落ち着いていた。

● まず,前回は行けなかった屋上に行ってみた。庭園になっている。銀座の真ん中にこういう空間があるとは。
 神社まであった。銀座にあるお社は稲荷社が多いですな。ここもそう。稲荷社は商売の神様なんですかね。

● これから天気のいい日にここで過ごすのはアリだなぁと思った。ぼくは田舎に住んでいるんで,近くに自然はいくらでもあるんだけど,ここは蚊がいない。こちらにとって都合のいい自然だけがある。
 つまり,それは自然ではないんだけど,くつろげることは間違いない。よくできた公園だ。

● その屋上で弁当を食べている女の子がいた。そうか,こうすれば,お金を使わないですむのか。
 ここは弁当やおにぎりを食べたくなる空間だしね。彼女,頭がいい。

● 13階のレストラン街に「てんぷら山の上」も入っている。こういうところで食事をしたり酒を飲んだりできる余裕のある大人には,ぼくはついになれなかったが。

● 前回,蔦屋書店で見かけた450万円の万年筆はなくなっていた。って,ぼくの見間違いだったのか。45,000円だったのか。
 同じ場所にあるスタバではメニューにワインがあったと記憶しているんだけど,それも記憶違いか取扱いが変わったのか,どうもワインはないようなのだった。

2017.09.01 ヱビスビール記念館

● この施設はサッポロビールの広報施設ということになるんだろう。単独では採算は取れていないだろう。
 が,以前に比べると,“テイスティングサロン”の席数が大きく増えている。ぼくもそうなんだけど,記念館の展示物の見学はスルーして,“テイスティングサロン”に直行する人が大半で,そういう人たちが増えているのだろう。

● それがビール記念館にとって喜ばしいことなのかどうなのか。そこはわからない。というか,記念館側にすれば見学をして欲しいだろうけどね。
 ともあれ。ここで飲むビールはたしかに旨いと思う。恵比寿に来て,ここに寄らずに帰るのは,けっこう以上に難しい。

● でも,ここは居酒屋じゃないからね。場所がらもある。居酒屋のように使っちゃいけないよね。酔っ払って大声を出すなんてのは論外。
 実際,そういう人を見たことはない。場所が人の行動を自ずと制限するということはあるんでしょうね。

● ここで飲むのは2杯までにとどめておきたいものだ。旨いのは間違いないから,つい3杯目を飲みたくなるんだが。
 長居してもいけないところなんだろう。静かに旨いビールをスッと飲んで,サッと離れるのがいいようだ。

2017.09.01 「YEBIS STYLE」

● 恵比寿ガーデンプレイスに置いてある「YEBIS STYLE」。フリーペーパーでこれほどお金をかけているのはそうそうないと思う。ルックスも中身も。それ以前に紙質がいいや。
 51号は「知的冒険の夏。」。コピーに“。”を打つのは,糸井重里チック?

● まず,表紙を飾るモデルさんが垢抜けている。今回は門脇麦さん。子どもの頃から本の虫だった。巻頭を飾るのも彼女のインタビュー記事。
 次なる記事は,星野概念(精神科医),武田カオリ(ミュージシャン),菅原敏(詩人)の3人による「大人の読書会」。取りあげるのは宗田理『ぼくらの七日間戦争』。
 さらに,奥本大三郎とカブトムシゆかりの昆虫の話。

● YEBIS GARDEN CINEMAも恵比寿のイメージを作るのに与って力がある(と思う)。その紹介コラムである「恵比寿シネマ案内」も連載記事のひとつであるようだ。
 このあとは広告連動記事。が,その広告も読ませる内容になっている。バックナンバーを揃えたくなるほどのクオリティ。

● 恵比寿ガーデンプレイスサッポロビール工場跡地を再開発したところで,再開発事業の事業主も当然,サッポロ。そのサッポロ不動産開発株式会社が発行元になっているんだから,お金もかけられるんでしょうね。

● 「恵比寿。あなたは,大人の街になれ。」がここ数年来,恵比寿の運営指針(?)になっているんだけど,これもサッポロが主導権を取れるからまとめやすいんだろう。
 大人の街というのは,渋谷との対比を強調したものかもしれないし,ここでいう「大人」とはお金を使ってくれる人という意味かもしれないんだけどね。