● 宇都宮のイトーヨーカドーで。レジで精算して,買い物カゴから詰め替えるための作業台に。
したらば。小学生の女の子が一心にその作業中だった。あたりを払うというか,誰も私に声をかけるな,近づくな,といったオーラが出ていた。
ので,彼女の横顔しか見てないんだけど,凛々しいとはこういうことを言うのかと思わせるものがあった。
● 父親と二人で来ているようで,台の向こう側に父親が立っていた。品物を入れたマイバッグを肩にかけて,父親と一緒に出口の方に歩いていく。マイバッグは彼女が持ったまま。父親が持とうとしなかったんじゃなくて,彼女が私が持つと譲らなかったのだと思う。
自分が生活を支えるよといった風情があった。覚悟を見せているというか。小学生の女の子ができる範囲で精一杯の。
● その姿が,年の離れた夫婦のようにも見え,恋人同士のようにも見えたよ。十数年後に彼女と結婚するはずの男性が羨ましいと思った。
女の子って時々,そうした風情を醸すことがあるよねぇ。その風情は神聖にして侵すべからず的な強さを発している。他人のことは知らない,でも家族と自分のことは,自分が守るよ,という強さ。
● 恋愛でも結婚でも離婚でも,女性に覚悟を決められたら男はまず太刀打ちできない。女性は小学生ですでに女性になっているんだな。
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