2014年8月18日月曜日

2014.08.18 マイクロソフトの行く末

● Windowsの問題はタブレットだけじゃない。パソコンがスマホやタブレットに押されてシェアを落としている中で,パソコンにおいてもWindowsのアドバンテージが崩れてきていると感じられることだ。
 理由は,WindowsパソコンでなくてもOffice資産を活用することができるようになっていること。

● はるかな昔になるけれど,Office戦争でロータスを駆逐して覇権を握ったことが,マイクロソフトにどれだけの貢献をもたらしたか。
 しかし,その賞味期限が切れた感がある。

● グーグルが土俵を作り替えてしまった。マイクロソフトもその土俵で勝負するしかない。慣れない土俵だ。
 しかも,以前の土俵で成功しすぎてしまっている。

● ぼくはタブレットを使っていない。使いたいともあまり思わない。ので,このままタブレットがノートパソコンを蹴散らすとは思いにくい。そろそろ,タブレットも頭打ちではないかと思う。
 ただ,そのパソコンがWindowsである必要があるか。

● Linuxを称揚した人がたくさんいた。の割にはさほど普及したとは思えない。たぶん,一般ユーザーには敷居が高すぎたのだろう。ぼくもLinuxへの移行を真剣に考えたことはない。
 結果,Windowsの牙城は崩れなかった。

● Chromebookはどうか。Chromebookを使うにあたっての前提条件は2つある。常時ネット接続であること。データはクラウドに置くこと。
 前者はあたりまえになっていると思う。後者について,人のことはわからないから,自分を例に考えてみる。クラウドを利用することの利便性はわかっているつもりだ。最も大きいのは端末を選ばないこと。同じデータにパソコンからもスマートフォンからもアクセスできる。
 最近までクラウドはアクセスに時間がかかってどうにもならないと思っていた。スマホからアクセスする場合ね。しかし,これはキャリア(ぼくの場合はdocomo)の努力でLTEが使えるようになって,ほぼ解決。

● Windowsでしか動かないアプリケーションソフトを一つ使用中。が,それもクラウド対応に動き,クラウドにアクセスするためのAndroidアプリが出た。
 となると,Windowsでなければならない理由がない。Windowsではいけない理由もないけれど,次にパソコンを買い替えるときに何にするか。Chromebookは選択肢に入ってくる。

● ブラウザはとっくにChromeを使っている。一度Chromeを使ってしまえば,IEに戻ることはあり得ない。
 というわけだから,マイクロソフトはどう変わっていくのか,あるいは変わらないでフェイドアウトしていくのか,野次馬的な興味がある。

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