● 人の言うこと,書物に書いてあること。正確には,“こと”ではなくて尺度となる言葉。困難だとか,苦労したとか,そういった類いのことだ。
それを額面どおりに受けとめてしまう愚。その愚をずっと続けてきた。額面どおりの深刻さであることなど,まずないものだ。
● 物事は何であれ,小さく受けとめたほうが解決しやすい。
● どんな会社にも役所にも団体にも,小世界がいくつもある。当然だ。そうでなければ息をすることができない。
● 家でも職場でも我を独走させないこと。己を空しうすること。かといって,あまり我慢はしないこと。我慢しないで我を消せるようになること。
● 相手は鏡のようなもので,こちらの気持ちや姿勢をそのまま反射して返してくるものだ。だから,テクニックではなく,思いや気持ちを調整する必要がある。
これが,案外,どうにかできるものなのだ。
● 自分の役割を限定しないこと。課長という限定,夫という限定,男という限定。すべからく限定から自由でいること。
● 仕事を手抜きしていた。手抜きが常習になると,手抜き水準がぼくのレベルの最高限度になった。
● わが信念。大衆は常に間違う。必ず間違う。したがって,大衆のあとを付いていってはいけない。
● 自分は自分の人生しか生きられない。そう思い切る(諦める)ことが,自分の人生を生きられる力の源になるだろう。
● つまらない規則を作って,それを守らせることに生きがいを感じるやつがいるものだ。
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