2015年8月31日月曜日

2015.08.31 女子高校生

● 女子高校生ってのは,数年後に美しくなるために,汚いものを一所懸命に吐きだす時期なのではないかと思っていた。
 ところが,近頃の女子高校生はきれいな子が多くなっている。吐きだす時期が早まったのか,そもそもそんな時期など必要としなくなったのか。
 それともこちらが年をとったために,見方が変わってしまったのだろうか。

● 某日,朝方,モスに入ってモーニングプレートを注文して席に着いた。ら。対面に見えるあっと驚くほどの美形だったんですよ。たぶん,高校生だと思うんだけど。ひとりで来ていた。
 制服を脱ぎ捨てた女子高生の中にはハッとするほど美しい子がいますね。

● 長い髪をいじる仕草からは,どうすれば自分がきれいに見えるか,わかっているように思われた。iPhoneではないスマホをいじっていた。
 大人びた風貌とは段差がある幼さを発散してて,道を誤るなよとか余計なことを思った。

2015.08.30 “いい女”が生息していそうな場所

● まず,“いい女”を定義しておこう。苦労していること。でも,その苦労を表に出していないこと。人生なんてこんなもの,男なんてこんなもの,という諦観を含んでいること。さらに大事なことは,その苦労につぶされないでひとりで立っていること。
 以上。

● その苦労というのは,離婚と生活苦が2本柱になる。となると,“いい女”は母子家庭の母親である(あった)ことが多いのではないか。
 そういう女性がいそうな場所。たとえば,駅のKIOSK。ゾゾッと来る女性はそういうところにいるのではないか。
 昔はスナックのママだったりした。今でもそういう場に“いい女”がいそうな気はする。けれども,やや崩れすぎという感もあるか。昼間の場に求めたほうがいいようだ。

● となると,KIOSKで働いている女性なんて狙い目(?)ではないかなぁ。たまに酒を飲む相手になってもらえればなぁ。

2015年8月30日日曜日

2015.08.29 駅そばへの回帰

● 「駅の立喰いそばを食べなくなった」わけですよ。宇都宮駅の駅そばは中学生の頃からファンだったんだけど,すっかり遠のいてしまったわけですよ。
 実際,売れなくなったんだと思うんですよね。2つあった立喰いスタンドが1つになってしまったし。どうも,この現象は宇都宮駅に限らず,全国的に同じようなものらしい。

● なんだけど,ここのところ,ぼく一個は駅そばに戻りつつあるようなんですよ。駅の構内には吉野家や丸亀製麺もあって,改札を出ればそっちで牛丼やうどんも食べられるんだけど,あえて駅そばを選択することが増えてきてるっていいますかね。
 味は変わってないと思うんですけどね。美味しくなったからっていうんじゃない。

● 急に涼しくなってきて,温かいそばが恋しくなってきたっていうのとも違いますね。温かいのは吉野家も丸亀も同じなんだから。

● 何なんですかねぇ。どうせ食べるんだったら全国一律のチェーン店じゃなくて,宇都宮限定店にしようという殊勝な心がけができたんですかねぇ。って,そんなわけもなくてね。
 まぁ,この回帰現象,一時的なものかもしれないんですけどね。

2015年8月28日金曜日

2015.08.28 眼鏡を換えた

● 社会人になってしばらくは裸眼で問題がなかった。それが近視が入り,そのまま放っておいたためか,強度の乱視が入り,眼鏡をかけるようになった。
 乱視は右が強いので,そのためかどうか,左右でレンズの厚さがだいぶ違う。

● 今は当然,老眼が入っている。数年前に遠近両用にした。それでも本を読んだり字を書くときは,眼鏡を外していた。外して書類にくっつくくらいに近づいて読んだり書いたりしていた。
 そうやってかなり小さな字を書く。

● 遠くが見えないのは近視用の眼鏡で補正できるが,近くが見えないのは遠視用の眼鏡でも補正できないんでした。
 で,検眼して眼鏡を換えてみたんだけど,やはり仕事中は眼鏡を外していることが多い。

2015.08.27 日が短くなってきた

● 暮れるのも早くなったけど,夜明けが遅くなりましたね。ぼくは目覚ましなしで起きる。夏場は5時に目が醒める。カーテンから入ってくる自然の光で起きられる。
 それが,秋になると目覚ましが必要になる。陽がさし込んでこないのだから,いつまでだって寝てしまう。

● 何だかなぁ,こういうのが気になりだすのは加齢のせいですかねぇ。こういう四季の移り変わりをあと何回体験できるのかと,脳が勝手に考えてしまうようなんですよ。
 若い頃は,日が短くなる時期には,神様がはやく酒を飲めと言ってるんだと思い,日がのびだすと,神様が旨いビールを飲ませてやるぞと言ってるんだと思うことができた。

● 今はそういうこと,チラッとも考えなくなってるからね。考えないだけで,毎晩飲んでるんだけどさ。
 暑いのはやだけど,日が長いのが夏のいいところだ。日は長い方がいいよねぇ。秋の夜長っていったって,夜は酒を飲むくらいのものだものな。

2015.08.26 涼しくなった

● ここのところずっと,酔っ払ってゴロンと横になってそのまま寝てしまうことが続いていた。そのために,下手すると歯も磨かずに寝ちゃうってのが珍しくなかった。
 これって,布団を敷かないで寝てたからなんですよね。そのまま寝ちゃってたからだ。つまり,寝るのに障壁がないわけで。

● ところが。この日は明け方に目が醒めて,布団を敷き毛布をかぶることになった。涼しくなった。っていうか,明け方は肌寒かった。
 で,ちゃんと布団に寝た方がやはり気持ちがいいんですな。

● 日中はモスに入った。だいたい,チーズバーガーにポテトSセットを付けて注文する。そのときのドリンクはアイスコーヒー。
 が,この日はホットコーヒーにしましたよ。

● また,残暑が戻ってくるのかもしれないけれど,このまま秋になってしまうのはちょっと寂しい思いがする。もうちょっと夏に頑張ってもらいたい。
 でもまだ麦茶が旨い。日本の夏を乗り切るためのツールは,つまるところ麦茶だと思ってるんだけど,その麦茶がまだ旨いっていうことは,まだ夏が切れていないのかな。
 まぁ,麦茶は冬でも冷蔵庫に常備してあるんだけど。

2015.08.25 聖俗の境界ゾーン

● 日本の聖域(お寺とか神社)の周囲に遊興の施設が集まるというのは,まぁ,普通にあると思う。
 栃木県でいうと,たとえば真岡市の門前がそうだ。長蓮寺や般若寺の門前町として繁華を極めた。要するに,花街というか歓楽街だった。今はずいぶん寂れてしまったけれど。
 西洋でも大きな教会の周辺には,売春宿が集まっていたりすると聞いたことがある。

● 聖域の聖性と周辺の歓楽度はたぶん比例するのだろう。うまくできていると思う。

● それと関連があるのかどうか,日本を代表するいくつかの音楽ホールとか美術館の周りにはあまりそういう施設はない。お客さんの過半は女性だから歓楽的な施設はなくて当然として,ほどのいいバーとか酒場もないことが多いように思う。
 もちろん,市中にあるホールであれば,少し足を伸ばすだけで,そうしたところは確保できるわけだが。

● ここから推察するに,音楽ホールや美術館は聖なるところではなくて,それ自体がアミューズメント施設なのだろうな。
 あたりまえだろって? うん,あたりまえですね。芸術というのはアミューズメントなんですよ。崇めるものじゃないよ。

2015年8月25日火曜日

2015.08.24 都会の風に憧れたものだが

● 都会に住んでいる人は,それとわかる風貌をまとっている。昔はそれに憧れたものだし,自分がそれをまとっていないことがコンプレックスでもあった。
 でも,今はそんなものはどうでもいい。ぼくだけじゃなく,つまり年の功というわけでもなく,都市vs田舎という図式で,田舎がコンプレックスを抱くっていうのが薄くなっているように思われる。

● 流行とかモードとかという問題ではなくて,昔は田舎が都会に対してコンプレックスを抱かざるをえない実質があったのだと思う。生活水準が都鄙ではだいぶ違っていたっていう。二重構造と呼ばれた問題だ。これ,たしかにあったのだとぼくは根深く思っているのだ。
 それが,解消された。基本的な生活水準はもう田舎も都会もさほど変わらない。

● もちろん,地方には多くの問題があるっちゃある。シャッター通りだとか,人口減少だとか。
 でも,当の地方人がそれを深刻に捉えているかといえば,自分と自分の周囲を見る限り,そんなことはないと言わざるを得ない。いたってノンビリしたものだ。

● ある程度の生活水準に達し,それが安定すれば,上昇志向だとか立身出世だとか高偏差値だとかっていうのは,輝きを減ずる。善し悪しの問題ではなくて,メカニカルにそうなるものだろう。
 いよいよ,鄙が都に対してコンプレックスを抱く理由がなくなる。

● 交通網の高速化とインターネットの普及も大きい。買い物もネットですませれば,居住地はどこでもよくなる。どこにいても,欲しいものが買える(働く場さえ確保できれば)。
 知に関してはいっそうそうなっているように思える。たいていのものは独学ですませられるようになっているのではないか。

● 若い頃は今居るところじゃないところに住みたいと思った。どこがいいか,友人とよく話したものだった。札幌,博多,金沢,京都・・・・・・。
 もちろん,わずかな情報と思いこみで喋っているわけだから,他愛もない内容になる。でも,ぼくはずっと東京がいいと思っていた。どんなに住環境が劣悪だったとしても,住むならやっぱり東京だろ。

● が,今は栃木でいいと思っている。今いるところでいい。ここにいれば,満員電車の中で痴漢の濡れ衣を着せられる可能性も皆無といっていいし,自転車で田舎道をゆっくり走れる。
 コンビニも居酒屋も百円ショップもある。やりたいと思うことはだいたいできている。

● 東京は住むところではなく,遊びにいくところになった。新幹線など使わずとも2時間で行けるのだ。何の不便があるだろう。
 東京から近すぎず遠すぎずというエリアの,鉄道駅から徒歩圏内に住居を構えること。そこさえ上手くやれば,東京は自分の奥座敷になる。そう思えるような環境ができている。

● というわけなので,都会の風に現れたスマートで洗練された風貌に憧れる気持ちは消滅して久しい。

2015.08.23 上野東京ラインに乗ると方向感覚がおかしくなる

● 川崎や東京から上野東京ラインに乗ると,北にむかっているのに南にむかっているように感じられる。その感覚が宇都宮に着くまで続く。
 途中,赤羽や大宮を通過するわけで,このあたりはある程度見慣れた風景なんだけど,それでも補正されない。これらの駅に北から入ってきたような感覚が抜けない。

● 川崎や東京では最後尾の車両に乗ったつもりが先頭車両に乗っているから,その時点で方向感覚がおかしくなっているのだ。
 宇都宮に着いてからも,しばらくとまどいが残る。

● ま,そんなのはどうでも,乗る電車を間違えるわけではないので,ちゃんと運んでもらえるんだけどね。
 方向感覚が悪いというより脆いんだろうね。それは昔から自覚していて,あまり自分の方向感覚は信じていない。

● 何度か乗れば自然に落ち着くところに落ち着くでしょ。

2015.08.22 上野行きの電車に乗った

● 上野東京ラインができてから,上野駅にご無沙汰するようになった。上野東京ラインができても自分は上野で山手線に乗り換えることが多いだろうと思っていた。
 が,さにあらず。新橋に停まってくれるのはすこぶる助かるんでした。上野で降りることがなくなってしまった。

● 今日は久しぶりに数少なくなった上野行きの電車に乗る機会を得た。上野駅のエキュートのお客さんは確実に減ったはずだと思うんだけど,そうでもないのだろうか。どの店も変わらず営業していた。
 常磐線も高崎線も宇都宮線も上野が終着駅ではなくなった。影響がないわけはないんだろうがなぁ。

● 上野東京ラインは熱海や小田原まで行く電車が多いんだけど,宇都宮から乗って,終着駅が熱海や小田原になったとは思いにくい。つまり,そこまでいくことはさすがにないので。
 もう終着駅という言葉じたいが死語になるのかもしれない。そんなことをふと思った。

2015.08.21 サプリメントを摂らなくなった

● メインはダイソーサプリだ。何種類か摂取していた。していたというのは,ここのところ(ひと月以上になるか)摂らなくなっているからだ。

● なぜかといえば,理由は情けなくも単純明快。毎晩飲んじゃってるからですよ。酔ってゴロンと横になる。気がついたら朝になっている。
 今の時期だと布団なんか要らないでしょ。スッと横になるとそのまま寝ちゃうんですな。

● 同様の理由で,就寝前の歯磨きも省くことが頻発中。甚だよろしくないですよねぇ。スマホで睡眠ログもとってたんだけど,それもすっかりご無沙汰だ。

● いい年こいて何をやっているのかね,と自分で自分に突っこみをいれたい。
 まぁ,そんなに大酒を飲んでいるわけではないんですよ。缶酎ハイのロング缶1本とか,小さめのコップでハイボールを3杯とか,そんなものですよ。二日酔いになるほどは飲んじゃいない。弁解ですけど。

● ところで。サプリを摂らなくなって体調がおかしくなったとか,カルシウムが不足して怒りっぽくなったとか,そういったことは今のところない。
 逆にいうと,サプリの効果を実感できないのも,簡単にサプリから離れてしまった理由のひとつかもしれない。

2015年8月21日金曜日

2015.08.20 トリスを旨く飲む方法

● 5月に4リットルペットボトルのトリスを買ってしまった。チビチビと飲んでいるんだけど,当然,まだ残っている。
 「ハイボールで飲むんだったら,トリスで充分」と思ってはいるんだけど,トリスはピリッと舌にくる感じがする。値段を考えれば,それでもまったく文句はないんだけどね。

● でも,何とかできないかと思って,いろいろやってみた。というのはウソで,ハイボールにするときにレモン(といっても,ぼくが使っているのはポッカレモンの類ですけどね)を少し多めにすると,“ピリッ”が抜ける。

● この方法で安いトリスを美味しく楽しむことができる。うん,オレにはトリスで充分だなと思っている。

● とはいえ。たまには普通に角とか飲みたいですな。実際のところ,ぼくの舌だと角の水準になると,それより上との区別ができない。
 角と山崎が並んでいて,どっちを飲んでもいいよと言われれば,そりゃ山崎を採るけれど,たぶん味や香りの違いなんぞはわからんと思うな,ぼくにはね。

● で,自分で自己評価をするとすれば,ニッカのブラックニッカクリアが自分には最も合っているというか,コストパフォーマンスがいいなと思っている。

2015年8月19日水曜日

2015.08.19 火傷の治り方

● 左手の指に熱湯をかけてしまった。熱湯っていうか,蕎麦の煮汁。プックリと水ぶくれができた。いっさい何もしないで,自然治癒力の芸を見せてもらうことにした。
 指のことだから,たとえばテーブルの角にあたって皮膚が破れ,膿が出てくるということはある。が,一番大きな水ぶくれは無事に推移した。

● で,一番治りが早かったのは,皮膚が破れて何度も膿が出た箇所だった。最も早くかさぶたになり,それをはがして本来の皮膚の色に戻った。
 次が,水ぶくれになったのがそのまま保全された箇所。2,3日後にふくれは消えて,ペッタンコになった。よくわからないけど,水ぶくれのなかの液体は薬用効果があるのかもしれない。
 ペッタンコになった後は,準かさぶたのようになる。これがはがれて一件落着となるのだろうが,まだはがせる状態にない。

● 最も治りが遅いのが,皮がむけてしまったところ。ここは分厚いかさぶたができて,頑固にかさぶたのまま頑張っている。

● では,水ぶくれになったところを針で突いて,膿を出してしまったほうがいいのかというと,そうともいえない。膿は一回出して終わりというわけにはいかない。何度も溜まる。
 出た膿は洗い流すなり吸い取るなりしなければならない。面倒である。
 一番いいのは,水ぶくれを水ぶくれのまま保全することではないかと思う。

2015.08.18 KIRINの本搾りレモン 果汁12%

● 缶酎ハイなんですけどね。昨日,今日出たものでもないんですけどね。
 えっ,果汁が12%も,とか思うわけですよ。レモン果汁がそんなに入ってたんじゃ,身体に良すぎるなぁとか思って買ってみるわけですよ。

● ぼくは酒類もほとんどコンビニで買う。セブンイレブンに行くと,セブンプレミアムの安い商品に目が行き,ローソンに行くと,アジアのどこかの国で作ったのかと思われるやはり安い商品がある。
 が,缶酎ハイに関する限り,そうした安いのに流れることはあまりない。“ストロング”を買いますのでね。つまり,アルコール度数が9%のやつ。手っ取り早く酔えると思うから。

● で,「本搾り」もアルコール度数が低いんですよね。6%でしたか。「果汁感とアルコール感のバランス」を実現しようとした結果らしんだけどね。
 というわけで,1回買っただけに終わっている,今のところは。

2015.08.17 セブンイレブンの100円コーヒーを今年は一度も飲んでいない

● セブンイレブンに行くとガリガリ君スイカを必ず買う。その代わり,昨年の夏はあんなにお世話になったセブンカフェの100円コーヒーは一度も買っていない。
 ガリガリ君は100円コーヒーと代替性があるんでした。

● おそらくなんだけど,ぼくだけじゃないような気がする。100円コーヒーの売上げは,昨夏より落ちているのじゃないかと推測する。
 消費者とはわがままなものですな。これで100円かよ,すごいじゃん,とか思ってたんですよ。けど,今年の夏は一度も飲んでいないわけだから。

● だから,供給側とすればこれでいいというのはないんでしょうね。決定版というのはない。無限に改良を加えていかなければならないし,まったく新たな製品も投入しなければならない。
 その多くはハズレを掴むことになるんだろう。それでも自己更新をやめるわけにはいかない。大変だな。いや,だから面白いんだよ,と言われるかもしれないけれども。

2015年8月17日月曜日

2015.08.16 除草剤をまく

● 庭ともいえないせまい空き地が家の前にあるんだけど,この時期は雑草との闘いになる。今までずっと手作業で戦ってきた。
 除草剤は自分の中で拒否してた。草さん,かわいそう,ということではなく,除草剤をまくと汚くなるからだ。茶色の死骸が累々と横たわることになる。

● 雑草というのは除草剤くらいでどうにかなるものでもなく,その茶色の下からまた生えてくる。それがまた何ともいえない色合いになってしまう。

● というわけで,雑草は手で何とかするものだと思っていた。
 のだけど,ついに除草剤に手をだしてしまった。地元のカンセキで買ってきて,速攻で散布した。そうしたについては,あまり人様にはいえない家庭の事情もあるんだけどね。

2015.08.15 麺類の旨さを決めるのは麺それ自体

● 宇都宮の駅ビルの1階に「縁」という名前の店(食品販売と喫茶)があって,毎日ではないけれどもテイクアウトの焼きそばを売っている。その焼きそばが旨い(とぼくは思っている)。
 蒸しがないか,あっても少ないのだろうと思う。固めで,焼きそばとしては細麺。その歯ごたえがいい。日光市にある「ひまわり加工所」というところが作っておさめているらしい。

● 氏家に「なかやま製麺」という製麺所がある。うどんの乾麺や中華麺も作っているが,最終製品として販売しているのは焼きそばのみ。ここもテイクアウトしかできない。
 ここの焼きそばも旨い。やはり麺が固めなのがいい。

● 結局,麺類は麺それ自体で決まるのだと思う。秘伝のタレとか,ジャガイモを入れるとか,スープ仕立てにするとか,そういうことではなく,麺それ自体が最終的にはものを言うのじゃないかと思った次第。
 あとは,できあがってから食べるまでの時間をミニマムにすることくらいではなかろうか。

2015.08.14 変な夢を見た

● 中国にいる。列車の切符を買わなければならない。列に並んだ。何人かずつ呼ばれる。
 ぼくの前にいた男まで呼ばれ,ぼくは次に呼ばれるのを待つことになったんだけど,その男がこちらを向いて来いよという。
 お言葉に甘えて窓口に行く。その男が手伝ってくれて,なんなく切符が買えてしまった。
 ホッとして切符を持って去ろうとしたら,ぼくの後にいたのはきれいな女の人だったのだ。

● ここで目が醒めてしまった。美味しいのはここからなのにねぇ。残念だ。

● にしても。切符が買えたあと,手伝ってくれた男の人はまったくぼくの意識から消えていた。ぼくは自分のことしか考えない薄情な男なのだろうか。

2015.08.13 超梅男サワー 2

● 7月に「サッポロが期間限定で売り出している「超梅男サワー」を飲んでみた」っていうどうでもいい話を書いたんですけど。
 で,また飲んでみた。缶に書かれている標語(?)が前と違っていた。

● 梅え男は
1 男が惚れる男たれ
1 人生に味つけ塩をもて
1 腰は低く志は高く
1 縁を大切にせよ
1 飲んだらすべて笑い流せ

● かっこいい。男はすべからくこうありたい。飲まなくてもすべて笑い流せたら,その人は男の中の男といっていいだろう。
 でもね,女が腐ったような男っていうのが,じつは男の大宗でありましてね。ウジウジグズグズは男の専売特許ではありませんか。

2015年8月12日水曜日

2015.08.12 「青春18きっぷ」で仙台往復

● ここ数年,「青春18きっぷ」は東京まで往復するのにしか使ったことがなかった。が,今日はひょんなことからポッカリと空白の1日になったので,久方ぶりに北に向かってみた。
 郡山から水郡線で水戸に出るとか,会津若松に行くとか,そのときの気分で決めようと思って出かけたんだけど,結局,東北本線をひたすら北上して仙台に行くことになった。

● わが家からは,黒磯→郡山→福島→白石と乗り継ぐことになる。福島から先は座れなかった。お盆の帰省客で混んでいたというとわかりやすいんだけど,大きな荷物を抱えた若者がワンサカ乗っていたんですよね。
 リュックを背負って,キャリーバッグを引っぱっているのとか,中には自転車の輪行袋を持ちこんでるのもいた。

● 仙台駅の構内もかなりの人出。駅ビル地階の食堂,総菜売場も,何でこんなにと思うほどの人でごった返してた。
 平日の午後1時半。さすがは政令指定都市ということですかね。

● 立食い蕎麦の店で,JRの制服を着た若いお姉さんが,蕎麦を食べていた。急いで持ち場に戻らなくてはならないんだろうか。かき込むという感じで,急いで食べていたようだった。
 こういう風景,いいなぁと思ってしまう。頑張れと応援したくなりますな。

● 特に用事があるわけでもないし,ちょうど雨が降ってきたりもしたので,何もしないで回れ右で帰途についた。いくら鈍行でも2時間や3時間は仙台で過ごすことができた。
 のに。バカですなぁ。

● 14:30の福島行きの列車に乗った。帰省者の流れとは逆になるんだから,空いているんだろうと思ったんだけど,そうでもない。
 ぼくは早めに乗ったので,座れたんだけど。しかも,ロングシートではない座席に。

● 駅ビルで買った総菜2種を肴に,NewDaysで買った缶ハイボールと缶酎ハイと缶ビールを飲みつつ(昼間から贅沢だ),車窓を眺めるのは最高ですよ。
 もしこれを旅というのなら,旅の醍醐味は旅先ではなくて移動中にあり。

● 名取駅に着く。名取というと思いだすことがある。3.11の3日後,平成23年3月14日の朝日新聞の一面に載った写真だ。「大津波で壊滅的な打撃を受けた宮城県名取市閖上地区で,道路に座り込んで涙を流す女性」の写真。
 あの写真に写っていた娘さんは,どうしているだろうか。弾けていられればいいんだけど。
 って,飲みながら気楽に思ってしまった。

● 福島に着く前に,車内アナウンスがあった。この列車は,福島からは黒磯行きになるので,福島から先に行く人はそのまま乗ってなさい,ということだ。
 だったら,仙台で黒磯行きと表示してくれればいいのにと思ったんだけど,列車は同じでも列車番号が変わるとか,そういうことなんですか。

● ともかく,仙台から黒磯まで乗り換えなしで到着。その代わり,約4時間乗り続けたわけですが。

2015年8月11日火曜日

2015.08.11 ネット接続もタダになる?

● スマートフォンはもちろんのこと,パソコンのアプリケーションソフトもタダなのがあたりまえになった。
 仕掛人はGoogle。ネット利用者を増やすためにアプリはタダで配る。個人使用なら,MS-Officeは要らないだろうと思う。Officeに限らず,たいていのソフトはネットからタダで引っぱってこれる。
 実際,ぼくもパッケージソフトをショップでお金を払って購入したのはいつだったか。7,8年前にファイル復元ソフトを買ったのが最後だったのじゃないかと思う。

● でも,Googleとすればこれで終わりじゃないんだろう。パソコンをネットに接続するにはお金がかかる。光ファイバーで無線LANを引いているなら,NTTとブロバイダに毎月数千円を払わなきゃいけないし,docomoやauの回線を使ってモバイルWi-Fiでやっているなら,docomoやauに回線使用料を支払うことになる。やはり数千円だ。
 これが,ネット接続を制限する要因になっている。

● もし,タダでパケットを気にせずにネットに接続できるとなったら,利用者はさらに増えるはずだ。
 あるいは,利用者の絶対数は増えないとしても,ネットにつないでいる延べ時間は増えるはずだ。

● もしそうなれば,パソコンはChromebookで何の問題もない。クラウド利用もドッと拡大するのじゃないか。
 となれば,Googleのことだ,ユーザーが無料でネットに接続できるような手だてを講じるのじゃないかと思わないでもない。

● いや,そうなってくれたらありがたいなと思ってね。既存のブロバイダ業者は仕事がなくなるけれども。Googleの言論支配だと騒ぎだす識者がウヨウヨと湧きだすだろうけれども。

2015.08.10 今年の夏はガリガリ君スイカ

● 近くのセブンイレブンにあったので,買ってみたんですけど。これ,いい,と思っちゃって。以後,セブンイレブンに寄るたびに買ったりして。
 64円。2本買って一度に食べてしまうことも。2本買っても,セブンティーンアイスを自販機で買うより安いんだもんね。手っ取り早く身体を冷やしてくれるもんね。

● スイカと言われればたしかにスイカの味。が,イチゴだと言われれば,そうなのかと思ってしまうかも。
 どっちにしても無果汁と断ってある。ぼく,本物のスイカはあまり好きじゃなかったりするんだけど,このガリガリ君は絶妙に旨いんですな。

● 今まではなかったですよね。今年の新種ですな。定番のソーダを抑えて,この夏はスイカで決まりでしょ的な。
 同じ赤城乳業の「ガツンとみかん」と車の両輪で,今年の夏を乗りきろう。

● 実際のところはね,日本の夏に立ち向かうのに第一に必要なのは,冷蔵庫に麦茶を常備しておくことですけどね。やっぱり日本の夏には麦茶なんですけどね。
 そのうえで,ガリガリ君スイカだよ,と。

2015年8月9日日曜日

2015.08.09 自分の格が見えてきた

● たとえば,ノートはダイソーのダイスキン,ペンは200円のプラチナPreppy,自転車はヤフオクで買ったドッペルギャンガー。
 それが自分の身の程に合っているなと,かなりゆるぎなく思えてきた。

● そうした安いものを用途を問わずに常用したい。自分のスタイルはそれでいいと思い決めた。高級品は雑誌やムック本で,そういうものもあるのかと眺めるだけにしよう。

● ウィスキーならブラックニッカ以上のものは求める気にならないし,酒を吞むならチェーンの居酒屋でかまわない。洋服はユニクロで充分すぎると思うし,靴は今の時期ならサンダルでいいんじゃないか。
 外で食べるなら,「おむすび権米衛」のおにぎりでいい。あとは,吉野家とか廻る寿司とか。
 “でいい”んじゃなくて,そういうもののほうが落ち着く。

● ホテルはビジネスホテルで過分だと思う。カプセルでもかまわない。要は,汗を流して眠れればいいんだから。
 それ以上のものは求めても仕方がない。

● 雑誌に登場するような高級レストランで供される料理のひとつひとつに,芸術を語るがごとく蘊蓄を垂れるのは,そうしたい人がそうすればいいので,自分の役柄ではない。
 それでいいのだと思い決めて,右往左往しないことにする。

● ぼくのような者でも,高級ホテルのスイートルームに宿泊したとか,航空機のビジネスクラスに搭乗したとかの経験はある。
 けれども,元々の育ちがよくいえば堅実,普通にいえば貧乏だったものだから,そういうものに密着できないっていうか,足が浮いているような感じがしていた。要するに,自然に楽しむことができなかった。

● もう一点。そういうもの(高級ホテルとかビジネスクラスとか)は意外に飽きやすいものだということも知った。お金を使ってする遊びは飽きる
 唯一の例外はギャンブルくらいのものだろうか(これだってもし人間の寿命が200年や300年もあったら,もういいやってことになるのじゃあるまいか)。

2015年8月8日土曜日

2015.08.08 熱帯雨林に降り注ぐスコール

● 某日。夕方から雨が降りだし,あっという間に雨脚が強くなった。駅前の広場(ちょっ蔵広場と申す)の屋根のあるところで,雨宿りをした。
 ここ,ベンチもあるし,風も通るしで,わりと気持ちよく過ごせる場所なんですけどね。

● で,ベンチに座り,近くのセブンイレブンで買った缶酎ハイを飲みながら,雨がやむのを待った。
 ちょうど暗くなりかけてきた時分。雨があたかも熱帯雨林に降り注ぐスコールのように思えた。

● 近くに森や林があるわけではない。少し前までは北側に平地林が残ってたんだけど,地主が樹を切り倒して更地にした。
 しょぼしょぼと草木が成長してはいる。その草木に叩きつけるように降り続ける雨。そこから“熱帯雨林に降り注ぐスコール”を連想したのだった。

● ここは日本だよな,でも目の前の光景は日本離れしたものだなぁ,とも思ったし,この時期の日本は熱帯だと言われても違和感がないな,とも思った。
 なんだか妙な気分だった。アルコールのせいもあるだろう。

● ま,基本は,雨もいいものだなぁってことなんだけど,結局,やむのが待ちきれず,雨の中を歩きだした。家に着いたときは,衣服が貼りつくほどに濡れた。傘はあまり役に立たなかった。

2015年8月7日金曜日

2015.08.07 「青春18きっぷ」の季節

● もちろん,購入しましたよ。すでに何度か使っている。
 ここ数年はもっぱら東京往復に使っているなぁ。「青春18」で遠出をする,旅に出る,ということは絶えてなくなった。

● 同僚に,京都に行ってきたという人がいてね。なんだか羨ましい。11時間ほど乗るらしい。
 電車に乗ってるのは,たとえ10時間だろうと15時間だろうと,まったく苦にしないタイプなので(ただし,座れれば),こういう話を聞くといいなぁと思う。

● どうしたって昔を思いだしてしまう。「青春18」で北海道まで行ったことや,夜行バス「ドリーム号」で京都に行き,京都から「青春18」で西日本のJR線を乗りつぶしたこと。
 もう一度やってみろと言われてももうできない,ということはない。まだやれると思う。今なら,まだ。

● でも,やらないね。もっぱら,東京往復。泊まりはなし。
 なんていうのかねぇ,今は遠くへ行くことより,東京に惹かれるんだよね。面白いことは東京に集中している。東京に住んでいる人にいわせれば,またべつの言い分があるはずだと思うけど。

● ただね,遠くへは行かなくてもいいんだけど,「青春18」でずっと電車に乗っていたいなぁとは思うんですよね。

2015年8月6日木曜日

2015.08.06 スタバのピーチインピーチ・フラペチーノ

● 猛暑にスタバのフラペチーノはピッタリの清涼飲料になりますな。氷を砕くという単純なアイディアなんだけど,出されてみると何でこれが今までなかったのかと思う。
 アイスコーヒーとコーヒーフラペチーノはまったく別物。氷ごと飲みくだすことの清涼感。

● ピーチインピーチ・フラペチーノが目下,スタバのお勧め品らしい。新顔でしょうね。注文する人がかなり多い。
 で,ぼくも飲んでみましたよ,と。

● こういう桃の食べ方があったのかと思った。桃だけではここまでの桃の味は出せないだろうから,何かを加えているんでしょうね。
 太めのストローで桃のフレークと氷を一緒に飲むというか食べる。ぜいたく感がありますよ。

● そんなにしょっちゅうは無理だけれども,この夏,何度かお世話になりそうな予感。

2015年8月5日水曜日

2015.08.05 ファイル紛失

● クラシック音楽を中心として,わりとコンサートに出かけている。そのときに受けとるプログラムはスキャンしてPDFにして,パソコンに取りこむ。
 最近は,クラウドに置くようになっている。Googleドライブに転送。
 万が一にも外にもれては困るようなものは,ちょっと抵抗があるんだけど,こうした公開されたものはどんどんクラウドにあげておけばいい。

● ぼくのパソコンは128GBのSSDで,それに32GBのCF(コンパクトフラッシュ)と,同じく32GBのSDカードを挿して,運用している。
 バックアップは外付けハードディスク2基を使って,二重にとっている。コンサートプログラムのようなものは,クラウドにあげてバックアップはやめることにしたというわけなんでした。

● ところが,こういう作業ってけっこう面倒だし,ぼくのネット環境がわけあって貧弱を極めていた。スマホのテザリングが唯一のネット接続手段だったりしてた。
 そうなると,スキャンだけしておいて,データはパソコンに溜めておく状態が続くことになる。

● 今はWiMAXが入ったので,容量無制限で定額になった。ので,溜まっていたこの作業をまとめて片づけようと思ったんですけどね。
 昨年後半からの分が溜まっていたはずなんだけど,その昨年の分がパソコンから消えていた。今年のは全部あったんだけどね。

● スキャナはScanSnap。スキャンをかけるとScanSnap Organizerに保存される(デフォルトでは)。おそらく,ScanSnap Organizerにあったのを,今年のはじめにCFに移したんだと思う。
 それをあとになって,これ,クラウドにあげてるよね,とっておく必要ないじゃん,と思って,中身を確認することなくフォルダごと削除してしまった可能性が高い。
 作業を途中で中断して,そのまま数ヶ月が経過すると,こういう間違いを犯すことになる。

● ファイルの紛失は何度か経験している。ファイル復元ソフトも買った。それで復元を試みてみようと思うんだけど,うまくいくかどうか。

● でも,失ったとはいっても,あまりダメージはないのも事実。そもそもがプログラムなど保存しておいても,見返すことなどほとんどない。
 ということは,保存する必要がないものを,わざわざスキャンしてクラウドにあげるという手間をかけていたわけで,むしろそんなムダを続けていたことが問題か。

2015年8月4日火曜日

2015.08.04 恵比寿のビール記念館でビールを飲んだら

● 某月某日の土曜日。これも久しぶりになるんだけど,旨いビールが飲みたくなって,恵比寿のビール記念館に行ってみた。
 11時から営業開始のところ,着いたのは12時ちょい前。この時間で,テイスティングサロンにはけっこうなお客さんがいた。

● 普通のビールと黒ビールを1杯ずつ。いや,旨い。ここで飲むビールは本当に旨い。錯覚かもしれない。恵比寿の聖地性(?)に惑わされているのかもしれない。
 でも,旨い。

● チーズの盛り合わせをはじめ,肴もありふれてはいるんだけど,ほどが良い。ビールを引き立ててくれる。
 事情が許せば,週に三度はここで飲みたい。事情が許せば。

● 問題は,外に出るととてつもなく暑いことで,飲んだばかりのビールが汗になって背中を伝っていく。が,酔いは残る。少し朦朧となりながら,駅に向かって歩いていく。

2015年8月3日月曜日

2015.08.03 泉町(または地方の盛り場)について

● 宇都宮の泉町といえば,すでに死んだ街というイメージがある。ぼく自身,すっかり行かなくなっている。
 昔は行きつけのスナックがあった。その店をやっていた女性が膵臓ガンで亡くなった。それ以後,足を踏み入れたことがない。
 いや,彼女が亡くなったことも後になって知ったことで,ということは,それ以前に行かなくなっていたってことでしょう。

● はるか昔のことになるけれども,近くにあった市役所が移転して,中央郵便局も遠くなって,このエリアには県庁しかなくなった。それも効いているかもしれない。
 でも,そういうこと以前に,皆さん,飲まなくなった。職場単位の飲み会ってほんとに減ってるからね。

● 職場単位の飲み会が減った理由のひとつは,既婚女性が増えたことじゃないかと思っている。家庭を持ってる女性は,飲み会にそうそう付き合うわけにもいかないだろうし。
 つまりは,男女雇用機会均等法の施行が,盛り場に打撃を与えた? ぼくも職場単位の飲み会が減るのはいいことだと思っているけど。

● 官官接待というのがやり玉にあがって,実際,そういうものは消滅(少なくとも,激減)したようだ。そんなのも影響があるっちゃあるのかもしれない。
 健康志向の影響もあるか。飲酒は悪。煙草もダメ。小津安二郎の映画を見ると,昔の男たちはほんとによく飲んでいた。煙草も吸っていた。

● あと,節約指向というか安値指向。外で飲むのは高くつくよね。給料があがらなくなれば,最初に削られるのはここのところだ。
 だから,チェーンの居酒屋がどんどん増えた。それ以前の個人経営のお店よりはたしかに安くなった。
 そういうチェーン店は泉町には来ない。駅の近くとか,大通りのシャッター店のあとに入るとか,そういうことになる。

● かくて,地方の盛り場は衰退していく。
 チェーン店は居酒屋でありながら健康志向を謳っていたりする。女性のお客さんも多い。昔の盛り場にあった悪場所的な,かすかに淫靡な雰囲気というのは,完全に消えた。飲みに行くという行為が普通に食事に行くのと同等になった。
 それで何か問題があるのかといえば,べつにぜんぜんないんですけどね。

2015年8月2日日曜日

2015.08.02 新橋で飲んだ

● 某月某日の土曜日。銀座と新橋は隣接しているのに,道路を隔てるだけでガラッと空気が変わる。東京に来るたびに,これが不思議というか腑に落ちないでいた。なんでこう劇的な変化を見せるんだろう,って。
 ともかく,その新橋で飲んでみた。初めてですよ。

● 上野東京ラインの開業が効いているね。新橋から乗換えなしで宇都宮に戻れるようになったっていうのが大きい。
 上野東京ラインが開通したときには,どうせオレ,上野で降りるし,とか思ってたんだけど,浅はかでしたよ。こうして新橋で飲む気になっているんだから。

● 新橋といえばサラリーマンのオアシスというのは,何度も聞いていた。で,行ってみたら本当にそうだった。
 駅に近い赤提灯の店に入ったんだけど,まず安い。これが嬉しい。
 店員さんの中にも外国人がいた。それがもう普通のことなのだろう。

● 焼きトンがメインの店だった。その焼きトンをはじめ,モヤシ炒めもマグロのブツも旨い。いや,マグロのブツは並みだったか。
 東京にいる気がしない。これだけ大衆性が濃厚になると,全国共通の気のおけなさが場を支配するようだ。栃木の田舎で飲んでいるような気分。
 これだ,これがオレの世界だ,とか思いながら,梅サワーを何杯も注文しましたよ。

● いい加減に酔っ払って店の外に出ると,大勢の男女の飲み士たちが通りを歩いていた。土曜日だというのに,こんなに盛り場に人がいるとは。東京の活力を見せつけられた思いがした。
 宇都宮の泉町は,土曜日ともなるとほとんどの店が閉じているのじゃないか。泉町は県庁や市役所への依存度が高いのだと思う。だから,お役所が休みの日は閑古鳥が鳴く。
 対して,新橋はそんなのは関係ないのだ。土曜日も働いている企業の人たちが,どっさりいるのだ。

2015年8月1日土曜日

2015.08.01 久しぶりに銀座に出てみたら

● 某月某日の土曜日。猛暑の中を銀座に出てみた。ホコ天になっている中央通りを歩いている人の7割は外国人ではないか。特に東洋系の外国人ね。
 円安が効いているんですかね,東京をフラフラしている外国人旅行者,ほんとに多いねぇ。

● 東京のホテルはなかなか予約が取れない,カプセルホテルまでも予約しないと泊まれなくなっているという話だ。こういう光景を見ると,なるほどそうかもしれないと思う。
 治安はいいし,日本の紳士淑女は彼らを差別することもないし(外国人であってもお客さまは神さま),物価は高いけれども円安だし,ブランドショップで偽物を掴まされることもまずない。香港とはわけが違う。食べものは何でも揃って,そのどれもがたいてい旨い。

● が,こういっちゃ何だけど,銀座の品格みたいなものは表玄関からは感じられなくなっている。
 銀座の住人からすれば,今までだって,土日は地方からのお上りさんが席巻していたからね,それが外国人に変わっただけだよ,と言われるのかもしれないけど。

● 三越に立ち寄ることになった。といっても,そのモノのモノとしての機能が安価で満たされていれば,それ以上の風合いや肌触りは求めない自分には,銀座三越は用のないところではある。
 が,入り口のところでしばらく店に入っていく人,出ていく人を眺めていた。さすがは銀座で,きちんと装ったご婦人や令嬢然とした女性たちがたくさんいるのだった。
 中には女優かと見紛う人もして,ひょっとしたら正真正銘の女優さんだったのかもしれない。

● 自分とはだいぶ距離がある人たちだなと思う,正直。背伸びをすれば付いていけなくもないかもしれないと強がってみたいけれども,この暑い中,そうしたやせ我慢はしたくない。そう思ってしまうことが下層の証明のようなものだろう。
 もっというと,上流への憧れのようなものも,若い頃ほど持っていない。自分には自分に相応しい住み処があるよなと達観してしまっているというかなぁ。