● 1週間前に相方は「さくら ブロッサム クリーム フラペチーノ」を注文した。また,同じものをと思いきや,一度でいいという。
で,今日はコーヒーフラペチーノを頼んだ。はい,これは鉄板でしょうね。スタバ以前にはこの世に存在することのなかった飲物ですしね(いや,あったのかもしれないけどね。ぼくが知らなかっただけで)。
● ぼくはソイ・ラテを注文。これを頼むのは初めてのこと。最近,ちょっと試みていることがあるんですよ。自分が女だったら何を注文するだろうかと考えてみる,ってことなんですけどね。
女じゃないんだから,どこまでも想像なんだけど,自分が女だとしたら何を注文するだろうか。女になったつもりでちょっと考えてみる,っていう。
● ソイ・ラテ,要は豆乳を使っているわけですよね。普段,豆乳は飲まない(牛乳も飲まない)。納豆は大好きだからよく食べる。大豆はそれで足りているんじゃないかと思っている。
ちなみに,わが家では味噌汁はまず出てこない。相方が作らないからで,ぼくも味噌汁にこだわるところはない。朝食=味噌汁の香り,という刷り込みはないんですよ。
● というわけで,普段は飲まない豆乳なんだけど,スタバのソイ・ラテは充分に飲める。旨いと思った。スタバなんだからね,不味いものはないと思うんですけど。
では二度目はあるかとなると,相方の「さくら ブロッサム クリーム フラペチーノ」とおんなじで,次はまた別なのを注文しようと思う。
女になったつもりで注文するんだから,次は普段は絶えて飲むことのない紅茶なんかを頼んでみますか。
● 日本では女性が一人で外食したりお茶したりっていう光景を見かけることはなかったと思う。もうだいぶ前になるんだけど,香港やシンガポールに行くと,若い女の子がひとりでホーカーズで麺を食べてたりするのを普通に見かけるので,驚いたものだった。格好いいなぁとも思った。
かの地では家で食事を作るよりも,外で食べるのが普通だって話も聞くんだけど。とにかく,若い女の子がひとりでいるのを,本人も周りも気にしていない。
● 今や,日本でも同じようなことになりつつある。女性のお一人様はまずいなかったところというと,立ち食い蕎麦のスタンドと吉野家だ(女性のグループならいた。だから,立ち食い蕎麦のスタンドや吉野家には女性客がいなかったというのではない)。
今はもう,女性のお一人様が必ずいる。年齢は様々だから,すっかりそれが浸透したと見ていいのだろう。
● その契機になったひとつにスタバをあげていいでしょうね。喫茶店はお喋りを楽しむところだった。スタバはそうではない。スタバはそのまま広場だ。広場の孤独を味わうのに何の問題もない場所だ。そういうところには一人で出かけるのに抵抗が少ない。
スタバ側もそれを誘導しているように見える。グループで座る大きなテーブルではなく,二人がけの小さなテーブルがメインだ。ひとりで占拠してても申しわけなさを感じなくてすむようになっている。
● ぼくの近くにもお一人様の女性が二人いた。
大小のリングノートを2冊,膝の上に乗せて,右手にジェットストリームのボールペン,左手にiPhone。iPhoneを操り,ノートに何かを書いていた。
年齢は30歳くらいか。コーヒーとスコーンか何かを注文したらしい。あらかた食べた後だったけど,ひょっとするとそれが夕食なのかもしれない。カロリー的にはそれで充分なのだろうけど。
● もう一人は,眼鏡をかけたロングヘア。東芝のノートパソコンで何やら作業をしていた。「A LIFE」で木村拓哉君扮する沖田医師が使ってるのも東芝だね。スポンサーのひとつが東芝だから。
ま,それはどうでもいいんだけど,お一人様の女性というのは,たいてい様になる。お一人様の男性はもっとたくさんいるんだけど,風景に埋没している。点景として存在するだけで,まったく目立たない。
ぼくが男だからそう見えてしまうのかもしれないけれど。
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