中庭がある。パティオというより,中庭という呼称が合う。
コーヒーの無料サービスがあるので,テラスのテーブル席で語るも良し,ノートを開いて何事かを書くのも良し。
2階から上にはMUJI色はないので(ひょっとすると,客室をどうするかについてもMUJIの意見を聞いているのかもしれない。木材の使用が多い),コアすぎる無印ファンにはアピールしないだろう。
銀座のMUJIホテルとこちらのホテルのどちらがいいかは,まさしく各人の好みによる。
鎌倉観光はやめて,ずっとここに座っていたい。居心地が良すぎる空間だ。動こうという欲望(?)を奪ってくれる。
鎌倉に来たら鎌倉に泊まりましょうね,皆さん。横浜まで引返さないでさ。
もちろん,女性に宛てたものだ。家人も喜んでいた。女性客を掴めば男性もくっついて来るのだから,女性客にアピールすれば大成功だ。
● ホテルはこのくらいが程が良くて,ちょうどいい。これ以上のいわゆるラグジュアリーはかえって邪魔かも。
というか,1人あたりの購買力で韓国にも抜かれ,貧しくなった今の日本では,1泊するのに5万も6万も出せるのは,ほんのひと握りだ。ツインなら朝食付きでも2万円が目安になる。それで料金以上と思ってもらう工夫を施すのに知恵を絞っている。その答をこのホテルで見ることができる。
● インバウンドの全面解禁も間もなくだが,中国人は中国の事情で来ることができない。従って,爆買いの再現はない。
一方,3年にも及ぶコロナ禍の引きこもり生活で,大方の日本人は引きこもりのノウハウを身につけた。
では,宿泊業界はまだまだ大変か? そうではなくて,個々のホテル間の格差が広がると見る。抜け出すところと沈むところにくっきり分かれて,新たなバランスが生まれる。
今までだってそうだったではないか? そのとおりだが,速度が速くなる。
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