2022年6月2日木曜日

2022.06.02 鎌倉に初めて泊まった-メトロポリタン鎌倉

● 初の鎌倉泊。ホテルはメトロポリタン鎌倉。外観は横浜のピア8に似ている。5階建て。それ以上高い建物は許されないのだろう。
 随所に和の設え。1階のエントランス
には幽幻の演出。エレベ
ーター前にも。さらには客室トイレの個室にも。
 中庭がある。パティオというより,中庭という呼称が合う。

● 開業は2年前。開業そうそう,コロナの大陸弾道ミサイルの攻撃を受けてしまったわけだ。
 今どきのホテルはレイアウト設計が進歩してるんだろうか。実面積より広く感じる。
 リビングスペースを一段高くしているのも特徴。ここで靴を脱ぎたくなる。これも和を取り入れたってこと?

● フロントは2階。オープンスペースが充実。
 コーヒーの無料サービスがあるので,テラスのテーブル席で語るも良し,ノートを開いて何事かを書くのも良し。
 今,そのテラス席にいるのだけど,なかなか腰が上がらない。朝までここにいたいくらいだ。

● 1階には無印良品が入っている。朝食もMUJI食堂で摂ることになる。
 2階から上にはMUJI色はないので(ひょっとすると,客室をどうするかについてもMUJIの意見を聞いているのかもしれない。木材の使用が多い),コアすぎる無印ファンにはアピールしないだろう。
 銀座のMUJIホテルとこちらのホテルのどちらがいいかは,まさしく各人の好みによる。

● さて,1泊して朝になった。フロントの横に無料のコーヒーサーバーを用意してある。テラス席での無料コーヒーは癖になりそうだ。
 鎌倉観光はやめて,ずっとここに座っていたい。居心地が良すぎる空間だ。動こうという欲望(?)を奪ってくれる。
 鎌倉に来たら鎌倉に泊まりましょうね,皆さん。横浜まで引返さないでさ。

● このホテルにはこんなものも部屋に用意されている。入浴剤,アイマスク,足ひんやりシート。
 もちろん,女性に宛てたものだ。家人も喜んでいた。女性客を掴めば男性もくっついて来るのだから,女性客にアピールすれば大成功だ。

● ホテルはこのくらいが程が良くて,ちょうどいい。これ以上のいわゆるラグジュアリーはかえって邪魔かも。
 というか,1人あたりの購買力で韓国にも抜かれ,貧しくなった今の日本では,1泊するのに5万も6万も出せるのは,ほんのひと握りだ。ツインなら朝食付きでも2万円が目安になる。それで料金以上と思ってもらう工夫を施すのに知恵を絞っている。その答をこのホテルで見ることができる。

● インバウンドの全面解禁も間もなくだが,中国人は中国の事情で来ることができない。従って,爆買いの再現はない。
一方,3年にも及ぶコロナ禍の引きこもり生活で,大方の日本人は引きこもりのノウハウを身につけた。
 では,宿泊業界はまだまだ大変か? そうではなくて,個々のホテル間の格差が広がると見る。抜け出すところと沈むところにくっきり分かれて,新たなバランスが生まれる。
 今までだってそうだったではないか? そのとおりだが,速度が速くなる。

● 今の逆境下でも,利益を増やして伸びて行くところが出る。たとえば,スタート時点でコロナに見舞われたところから,次代のヒーローが出る可能性もあると思う。

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