2022年6月7日火曜日

2022.06.07 銀座をフラフラと

● 昨日から川崎のホテルに宿泊している。駅の近くのホテルで,何度か宿泊を重ねているので,駅の近辺についてはどこに何があるかは頭に入っている。
 しかし,そこから逸れたエリアについては,生田緑地にある岡本太郎美術館や藤子不二雄ミュージアムに行ったことがある程度だ。あと新百合と溝の口には行ったことがある。

● 生田緑地も新百合も溝の口も東京から入っている。新宿や渋谷からアクセスするのは簡単なのだ。が,川崎駅から行こうとすると,何気に億劫だ。
 川崎市は東西に短く南北に長い。というと,方角は不正確になるのだが,要するに細長い地形だ。細いところはほんとに細い。ハサミでちょちょっと切れそうだ。

● その南端に川崎駅があり,JRと京急が東西に走る。真ん中あたりを東急がやはり東西に走る。北の方は小田急が走っている。それぞれ,東京に出るにはすこぶる便利だ。品川,渋谷,新宿は指呼の間と言っていいだろう。
 ところが,川崎市を南北に移動しようと思ったらJR南武線しかない。この南武線というのがまた,できれば乗りたくない路線の筆頭と言われる。

● というわけなので,東京に出てみることにした。天気もあまり良くない。いつ降ってきてもおかしくない。傘を持つつもりはないので,降ってくればすぐに引き返すつもりだ。
 東海道線で新橋に。銀座を経巡ってみるかということ。

● G-SIXの蔦屋書店。仏像展は終わっていて,青木野枝+山口藍 二人展「山と空」 に変わっていた。ぼくにはたぶん何も見えてないと思うんだだけど(山口さんの少女は「鬼滅の刃」の禰豆子を連想させる,といった程度の感想しか持てなかったからね),量を見ていけば見えてくるようになるんだろうか。
 もしそうなら,浴びるようにいろんなものを見ていけばいいわけだ。それをするのに東京は最適だ。美術館に収まるような大家ではない,現代作家の作品を見ようと思ったら,たとえば蔦屋書店に来ればいい。画廊というのは敷居が高すぎるからね。

● 銀座無印の6F。MUJIホテルのフロント階にラウンジもあるようで,その様子が通路からちょっと見える。
 背筋がスッと伸びてるお客さんがチラホラと。“スッと” というのが肝だ。力は入っていないし,人目を意識して演じているのでもない。
 無印良品の商品を好む人っていうのは,“スッと” 背筋が伸びている人が多いんだろうか。いやいや,偶々だろうな。偶々でしょう。

● 久しぶりにミッドタウン日比谷を横切ってみた。ぼくが来ても仕方がないところではある。
 唯一,入るかもしれないのは,TOHOシネマくらいかな。出演俳優が大ヒット御礼の舞台挨拶をするのは,たいていここですよね。

● ミッドタウン日比谷から先,新橋までのガード下に小洒落た飲食店街ができてた。平日の昼下がりとて,お客はあまりいなかったけど。
 昼飲みというスタイルはすっかり認知された。これじゃ日本がG7から脱落しそうなのも宜なるかな,というのはあたらない。GDPって国民が総参加して作るものじゃないよね。あれは働き好き,仕事というゲームにのめり込める人たちが作るものであって,国民のすべてが結集してやっているものじゃない。
 そっちへ行きたい人は行けばいい。昼飲みできる方が魅力的,脱力系で行きましょうよ,という人がいてもいい。アメリカも欧州もそんなもんでしょ。

● 新橋のサラリーマンの皆さんに紛れて,SL広場の小諸そば。2枚盛りイカ天付き。最近,これが続いてます。ちょうど500円だし。
 今日は以上。川崎に戻ることにする。

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