2022年6月7日火曜日

2022.06.07 外国人旅行者を受入れ?

● 遅れに遅れたが,日本国政府も外国人旅行者を受け入れることにしたらしい。そのニュースを見た。

● しかし,よくわからないことがある。ツァーで来る外国人しか受け入れないってこと?
 欧米人がツァーで来るなんてあるんだろうか。彼らはツァーなどに頼らないだろう。
 そういう独立独歩の人には門戸を開かないのだろうか。ツァーでしか来れないお馬鹿さんだけ来てちょうだいね,ってことなのか。

● マスク着用が「日本ルール」だなんて誰が決めた? 少なくとも,厚労大臣は必要ないとアナウンスしたのではなかったか? どうも今の日本は考え得る最悪の状況に堕ちている。つまり,ルールを持てていない。
 そもそも,コロナに対して日本ルールなんてものがあること自体がおかしいのだが,じつはルールですらなく,何の根拠もなくバラバラに行われてきた自主規制にすぎない。それを国として外国人に求めるのは無理だろう。

● 来たければ,しょうがない,入れてやる,というトーンだ。日本としては,円安打開と経済のテコ入れのために,どうぞ日本に来てくださいと,外国人にお願いする立ち位置だろう。
 今の日本はマスクしてまで行きたい国ではない。つまり,これでは誰も来ない。

● コロナはほとんど脅威がないものになったのだが,あくまでも “ほとんど” であって,完全に消えたわけではない。そういうときは脅威はあるものとして対応すべし,という声がどうしても優位になってしまう。
 過度に慎重という言い方しかできない。そういう慎重さを知的だと思っているかのようだ。知的とは正反対のものだろうに。
 ここでも過ぎたるは及ばざるに劣るのだ。リスク(というほどのものではないのだが)を取ることができないのが日本(人)の特徴なのかと悲観したくなる。

● 医師(の一部)が,自分の専門としている分野は国民生活に大きな影響を及ぼす重要なものであるはずだという,専門家・専門職が陥りがちな陥穽に落ちてしまっている。
 自分の専門分野での部分最適を求めるあまり(命に関わることなのですぞ),全体最適を考慮できなくなっている。部分最適が全体最適でもあると信じて疑わないかのようだ。
 コロナに対する警鐘を鳴らすこと自体を自分のミッションとしてしまっている。念仏を唱えるがごとく,マスクをはずすなと言うだけになっている。
 だものだから,一般人はいよいよ踏ん切りがつかない。

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