2022年6月23日木曜日

2022.06.23 南武線浜川崎支線に乗る

● 川崎駅から西口通りを歩いて尻手駅にやってきた。南武線の駅間距離はかなり短いので,ひと駅くらいなら楽に歩ける。
 尻手に来た理由は久方ぶりに鶴見線に乗ろうかと思って。まずは,尻手から浜川崎まで南武線の浜川崎支線に乗って,浜川崎から鶴見線に入ろうというわけだ。

尻手駅。浜川崎方面を臨む
● 相当前になるが,この路線には乗っているはずだ。はずだというのは,具体的な記憶が消えているからだ。乗っていることは間違いないのだが,記憶が消失しているものをそのまま乗ったことにしておいていいのかどうかはわからない。
 そのときに鶴見線にも乗っている。鶴見線と南武支線は合わせてひとつという感覚がぼくにはある。両方合わせて川崎臨海線とでもすればいいのにと思う。

● 本線の川崎行き,立川行きは次々に来るんだけど,浜川崎行きはなかなか来ない。そりゃそうだ。この支線は旅客よりも貨物がメインだろうし,旅客にしても臨海地域の工場や事業所に通勤する人を運ぶための路線だろうからだ。その通勤時間帯は過ぎている。
 やっとこさ,10:33発の浜川崎行きが入ってきた。編成は2両。折返し運転。

● それでもけっこうな人が乗っている。尻手に着いても降りないで,そのまま乗り続ける人がわりかしいるっぽい。山手線に乗って何周もするのと同じ理屈だろうかな。
 小田 栄 という人の名前みたいな駅の次が浜川崎。道路を挟んでもうひとつの浜川崎駅がある。鶴見線の駅だ。物理的
南武支線の浜川崎駅
には別であっても同じ駅として扱われる。まぁ,当然だ。別のホームに移るような感じだ。

鶴見線の浜川崎駅
● 同じ駅となると,向こうの浜川崎からこっちの浜川崎に来るのは乗換えなのだから,Suicaのタッチはしてはいけないのか。このあたりの取り扱いはどうなっているのか。少々厄介っぽいな。
 とりあえず,南武支線の駅から出るときには機械にタッチするようにとのアナウンスがあった。

● 尻手からの浜川崎駅から扇町方面へ,レールは敷設されている。が,このレールはもう使わないのだぞ,と伸び放題の雑草が伝えているようだ。
 路上のレールのうえに頑丈な工作物が設置されている。が,これは貨物の線路だろうか。

● 扇町行きがなかなか来ない。大川に行く電車は,土日には1日3本しかないと聞いたことがあるのだが,扇町行きも少ないようだ。今日は土日ではないのだけど。
JFEの敷地があって,この先には進めない
 初めて鶴見線に乗ったのは昭和から平成に入った頃だったか。休日にフラッと乗りに行って,扇町,大川,海芝浦とテンポよく乗れた記憶があるんだけどね。何だろ,たまたま運が良かったんだろうか。

● では,扇町まで歩いてしまおうか。が,JFEの敷地があって通行できない。線路に沿ったこちら側をあるけば行けそうだが,ここはJRの敷地で勝手に入ってはいけないらしい。
 要するに,鶴見線は一般乗客の利用は念頭に置いていない。あんたら,こんなとこに用はないよね,と言いたげだ。まぁ,それでいいのだが。
 短気者には待ちきれない。時刻を調べて出直すことにした。尻手行きに乗って戻ることにしよう。

● といって,尻手まで戻るのも芸がないし,八丁畷までは昨日歩いているしで,川崎新町で降りてみることにした。上手く迷子になれれば最高だ。今は迷子になって困ることは何もない。気楽な時間を過ごしている。
 知らないところをフラフラ歩いてとんでもない場所に出るというのは,考えようによっては贅沢かつ貴重な時間の使い方になる。
 が,そうは問屋が卸さない。川崎駅はあの辺だと,いやでもわかってしまう光景だから。

● 川崎新町駅は由緒ある駅のようだし,線路は複々線だ。その線路を,何十分かおきに2両編成の電車が走る。ただし,長い編成の貨物列車がもっと頻繁に走っているのだろう。
 というわけで,今日乗ったのは南武線の浜川崎支線にとどまった。鶴見線はまた今度。

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