2024年6月28日金曜日

2024.06.28 「大人の休日倶楽部パス」に大満足

● 初めて使った “大人の休日倶楽部パス”。これは何かと言えば,新幹線にも乗れ,自動改札機も通過できる “青春18きっぷ” です。すこぶる便利で,すこぶる安い。
 普通列車しか乗れない “青春18” が12,050円なのに対して,同じ5日間なのに(ただし,こちらは連続する5日間)新幹線まで乗れて18,800円なんだから。

● “青春18” 的に使えばよろしいと思います。遠出するも良し,自宅からの日帰りを重ねるも良し。
 新幹線に乗れるんだから,新幹線に乗らなきゃ損,とはあまり考えない方がいいと思いますです。在来線の特急や普通列車も自在に組み込みましょう。

● 50歳から使えるんだからトットと使ってればよかったと思うんだけど,現役中に使うのは厳しいですな。連続5日間ですからね。

● ともかく。これで「大人の休日倶楽部」の今年の年会費の元は取れました。
 1年に1回でもこのパスを使えば,会費の元は余裕で取れる。

● 今回は,長野〜越後川口〜直江津〜長岡〜新潟〜酒田〜山形〜仙台〜青森と経巡ったのだけれど,最後の青森が特に良かったので,大満足で帰ってくることができました。
 家人も愉しかったようで,この切符にはこれからもお世話になると思いますよ。

● ので,宇都宮に着いてから最新版の時刻表も買いました。旅程を作るのに紙の時刻表はどうしても必要ですからね。
 行きつ戻りつしながら旅程を決めていくことになるのでね。その行きつ戻りつをアプリだけでやったら,死にたくなるほど非効率だと思いますんでね。

● 今までは東京,首都圏にしか行かなかった。あとは那覇。ホテルに入ったら数日留まる。ホテルでマッタリするのが目的みたいなね。滞在型と言いますか。せいぜい銀座をぶらつく程度で。
 でもって,行先は東京がベストだとずっと思っていた。京都まで行くことねーじゃん,東京でいいじゃん,とね。
 交通費にお金をかけるくらいなら,行くのは東京にして,その分,飲食や宿泊費にかけた方が賢くね?

● ところがね,ここに来てホテルの宿泊費がだいぶ上がってるでしよ。この上がり方の勾配が東京とメジャーな観光地ほど急というかね。
 地方はまだ安く泊まれるようなんですよ。今回,ぼくが泊まったのはダイワロイネットやドーミーインといったチェーン系のビジネスホテルではあるんだけれども,なかなかどうして。下手なシティホテルより快適でしたよ。

● そこに加えて,“大人の休日倶楽部パス” という格安な移動手段が与えられると,周遊型の旅行もいいじゃないか,となるんでした。
 要するに,今回で味をしめたと言いますかね。“大人の休日倶楽部パス” を1回使って,使い勝手が頭に入ったので,次回はもう少し上手く使えると思う。

● 問題は,JR東日本と北海道のエリアでしか使えないことだけれども,九州や四国や西日本にも,定額で域内乗り放題のフリー切符があるだろう。
 往復は格安の飛行機チケットを狙って,それらの切符と組み合わせればいい。って,そこまではたぶんやらないと思うんだけどね。

2024.06.28 青森から宇都宮へ

● 青森駅の周辺を歩いてみる。前に正午前に行列ができてた食堂があった。「お食事処おさない」とある。海鮮からラーメンまで何でもあるっぽい。さすがに腹がパンパン之助なので,列に並ぶことはしなかった。
 駅ビルのサイゼリヤも時間帯を問わず,お客さんが入っている。サイゼリヤっていうと中高生御用達のイメージがあるんだけど,青森は違うぞ。爺婆の語らいの場になっているようだ。コメダ珈琲的というかな。

● サイゼリヤの隣のスタバでイチゴバナナフラペチーノ。こういうところにいると,どこにいるのかわからなくなってくるね。
 耳を澄ませてみるんだけど,津軽弁は聞こえてこない。

● さて,帰らなくちゃいけない。青森駅から新青森駅までのわずかな距離を移動するのが,やっぱりちょっと億劫かな。
 青森駅の長いホームに2両編成の電車がポツネンと停まっている。かつては,長大編成の特急やら寝台列車やら機関車が引っぱる客車列車が,このホームに発着したわけだ。
 まぁ,この光景はひとり青森駅に限った話ではないのだけれど。

● 奥羽本線の13:35発弘前行きも2両編成。始発駅から乗っても座れなくて立つことになったんだけども(すぐに着くから座る必要もない),若い外国人(白人)のお嬢さん。
 きっちり化粧をしているが,だいぶお疲れの様子。荷物を席に置いてお休み中。おそらくだけれども,売春を生業にしているんじゃないかと察せられる。彼女の人生に幸多かれ。

● 新青森発14:09の はやぶさ30号 に乗車。この列車は宇都宮には停まらないから,仙台で やまびこ62号 に乗換えるのだが,はやぶさ30号 は臨時列車にもかかわらず,指定席は完売らしい。この1本前のは取れなかった。
 仙台からの やまびこ62号 も家人と並びの席は確保できず,バラバラに座ることになる。

● 何でこんなに混んでるんだろうと思うわけですよ。大人の休日倶楽部パスの爺婆のせいかと,またしても思うわけだけれども。
 ところが仙台に着いて,向かいのホームに停車していた 16:01発の やまびこ216号 を見たら,自由席がガラガラなんですよ。じゃ,これにしようか,と迷うことなく,やまびこ216号 の自由席に乗り込みましたよ。すこぶる快適でした。

● こんなに空いてるのは,新白河にも那須塩原にも泊まる各駅停車だからでしょう。はやぶさ があんなに混んでいたのは,仙台の後は大宮まで停まらない最速型だからだよね。
 何だかな,あんた方,そんなに忙しいのかね。
 ただね,暇人でも速いのに乗りたがる,混んでいてもいい,と考えるものだということは,知っておいた方がいいよね。

● というわけで,無事に宇都宮に着。
 東北を経巡って宇都宮に戻ってみると,宇都宮は明らかに仙台ではなく青森型。人口圧も感じなくてすむ。いい街なのかもしれないよ。
 その割に,けっこう人がセカセカしている感じを受けるんだけどね。

● 昔,東北新幹線がなかった頃。東京本社から宇都宮に転勤辞令が出ると,奥さんは同行を嫌がり単身赴任になるが,仙台だと奥さんもついてくると言われたことがあった。都会に慣れちゃうとそうなるかね?

2024.06.28 青森の宿は初めてのドーミーイン

● 宿はドーミーイン。盛岡か青森かで迷ったわけだけども,青森のドーミーインに泊まりたいという家人のリクエストがあって,青森にしたのだ。このホテル,ネットで評判がいいらしい。
 部屋にはシャワーブースのみあって,浴室はない。シャワーブースもないのが標準らしい。

● これが客室からの景観です。下北半島と津軽半島はよく見えるんだが,北海道は雲に隠れてますかねぇ。
 いや,良き眺めです。

● ドーミーインといえばカンデオと同じで,最上階(13階)の大浴場がウリ。だから,客室に風呂はなくていい。
 カンデオと違うのは,付帯サービスが充実していること。ただし,宿泊費はドーミーインの方が若干高額。

● 13階の大浴場の入口。エレベーターを降りると,最初に目に飛び込んでくるのが,ねぶたのこの絵柄。
 13階からの眺望も当然いい。展望席もあるんス。
 棒アイスが食べ放題。風呂上がりにアイスを食べながら,津軽海峡を眺めるなんざ,贅沢の3乗ですよ。外人のカップルが長い時間,じっと見つめていましたよ。

● 漫画本もドッサリあるッス。1週間ほど泊まって漫画三昧もいいですな。
 っていうか,このホテルは現代版の湯治場ですかな。湯治だけで一生を終えられたら幸せですな。

● 夜は夜鳴きそばのサービスもある。街で酒を飲んで帰ったあとに,ホテルでラーメンを食べられるんですよ。これも無料。
 岩海苔が入っています。青森ラーメンと呼びたくなります。

● ホテルの朝食。せんべい汁にホタテの刺身,ホタテのフライ。いやはや,こんな豪華な朝食は初めてだ。
 昨夜,飲み過ぎてるんで,朝から飲みたくはならないんだけど,飲むんでもこれだけあれば充分過ぎるぞ。

● 特に,ホタテの刺身ね。大きいんですわ。生より火を通した方がホタテは美味しいというのが,家人の意見。それはそうでしょうけども,こんなホタテを刺身で食べられるのには感激です。
 いや,ホントにね,海鮮を堪能したいなら北海道に渡る前に青森に留まるべきですな。

● デザートも充実。ドリンクの中にはリンゴのストレート果汁もあってね。これがまた旨いんですわ。JR駅の自販機にも青森リンゴのストレート果汁の缶があるけれども,それより旨い。
 1泊しかしないんじゃ食べ切れない。というか,堪能しきれない。理想を言えば3泊したいですな。

● いやぁ,青森っていいとこだわ。太っ腹という感じがするね。
 最高の人生を送ったのは浦島太郎だと思ってるんですけどね。一生を数週間にしか感じないほどの悦楽の人生を送ったわけだからさ。
 浦島太郎のようなわけにはいかないけれども,青森のドーミーインは竜宮城でしたよ。人気があるのも納得でした。

2024年6月27日木曜日

2024.06.27 青森の海鮮居酒屋

● せっかく青森に来たんだから,と家人は言う。仙台でも同じことを言っていた。
 海の幸を食べたい,と。行くべき店も自分で決めた。「海鮮酒房 壱乃助」。

● ちょっと待ってくれ。そこは居酒屋だぞ。君は酒は飲まないじゃないか。
 ぼくも最近は飲まなく(飲めなく)なったが,それでも居酒屋へは飲める人と行きたい。そうじゃないと楽しくないからだ。

● 自分は飲めないけれども,宴席は嫌いじゃないよ,ウーロン茶で付き合うよ,というヤツに入られると,飲み会の品格が下がると思っている。
 飲み会というのは,しょせん下品なものかもしれないけれども,下品にも下品なりの品格というものがあってね。こういうヤツに入って来られると,その品格がダダ下がりになる。飲めないヤツは宴会に出るな。
 ま,日本会社社会ではそうもできないから困るんだけどさ。彼らにしたって,本音は出たくないだろうからさ。
 最近は飲み会も減っているだろう。基本,いいことですよ。飲みたいヤツだけで飲んでくれってね。

● しかし,家人は気分を味わってみたいのよ,と言う。魚を食べるのに酒なしのところを探すと,大衆食堂的なところしか残らないかもしれない。では行ってみるか。
 家人がどうしてこの店を見つけたかというと,宿泊したホテル(ドーミーイン)とタイアップしてたから。ホテルでもらったチラシを持っていくと,生ホタテと焼いたホタテがサービスで付く。

● 日本酒飲み比べセット。“田酒” が旨かったッス。
 が,純米大吟醸の行き着く先は一点に絞られてくる気がしますな。銘柄は違えど,味と風合いは同じ,ってことになってくるんでしょうね。

● 刺身の5点盛り。言うことないです。海なし県で育つと,刺身は最高のご馳走になりまッス。
 左のオムレツみたいなのは貝の味噌焼き。アサリなどに味噌を絡めて焼いてから,卵でとじたんですかね。

● ハイボールに替えて,イカ焼きなんかも注文してね。とことん飲みたくなりましたよ。そんなことをしたら,ぼくに明日はなくなるんだけどね。
 いや,大満足でしたよ。旨い魚を食べたかったら,北海道に渡らずに青森に留まれと,前回も思ったことを思いだした。

● ちなみに,この店でも注文はタブレットを使うやり方。これは回転寿司店が最初に採用したものだと思うのだが,どんどん裾野を広げてますな。
 人手不足に最初に対応したのが回転寿司店ということですか。これを昔と同じように人手に頼るのは,高級レストランくらいになるんだろうな。人手で対応するのが高級のアイコンになる。

● こういう店にも外国人のグループが押し寄せる。中国人の家族連れ(三世代か)がドヤドヤと入っていった。
 インバウンドは隅々まで浸透してきて,空白地帯を作らない。邦人旅行者がいいなと思うところには,必ず外国人もいる。

● ついでだから,市内を少し歩いてみた。青森駅の先にある遊歩道。これも昔はなかったもの。津軽海峡を目前にできる。
 海を見るのは気持ちがいい。沢山の人が歩いているわけではない。それもいい。
 たとえば横浜の山下公園から眺める都会の海ではない,海らしい海というかな。海と一緒に高層ビルが見えることはない。

● 青森市内を歩いていて感じる快は人口圧のない快適さなのかも。普段はそういうところに住んでいるので,殊更に感じることはないのだが,仙台から青森に来ると,人口圧のない快感ってあるよなぁ,と。
 その代わり,爺婆がかなり多い。高齢化率も全国のトップなんだろうか。ということは,日本の最先端を走っているということでもある。いずれ,全国的にこうなる。

● 青森に関して言えば,これだけ旨いものがあれば,別に問題なくね? というのが,目下のところのぼくの意見。
 意見っていうか,一見の旅行者の無責任な言い草です。

2024.06.27 仙台から青森へ

● 明日はどうしようか。盛岡? それとも青森まで行っちゃう?
 結局,青森まで行こうとなったので,指定券を取りました。以上,昨日の話ね。

● 今日の青森行きは問題なく取れたんだけど,帰りのが満席で弾かれましてね。次のが取れたんで,とりあえず無問題ではあるんだけどね。
 ぼくらのような大人の休日倶楽部パス族が多いのか。閑散期の需要喚起策として,大人の休日倶楽部ってけっこう効果的なのかなぁと,また思ったんでした。

● が。仙台駅の新幹線ホームに来てみると,爺婆より若い人が多い。新幹線の指定券を取るのは,大人の休日倶楽部パス族ではなく,インバウンド組が多いかもしれない。観光業は外貨獲得に大いに貢献しているね。今の日本は恒常的な貿易赤字国だからね。
 つーか,そんなに混んではいないっぽいんだけどね。

● はやぶさ21号車内。車窓の景色は見れませんわね,これじゃ。
 こういう非日常の旅行気分を演出したがるのは,家人の性癖。女性はみんなそうだとは思わないけれども,こういうのってママゴト遊びの延長なんですかねぇ。
 逆に,ぼくらがやってることって,結局のところはママゴト遊びなんですかねぇ。ごっこ遊びというかな。なんか,そんな気もしてくるんだよね。

● 新青森駅の在来線ホーム。駅のホームに喫煙所がある。文化度が高いぞと言いたくなるが,利用者が多いとちょっと厳しいかもね。
 新幹線ホームにも喫煙室はあるが,これは宇都宮駅にもある。どこにでもあるものなんでしょうね。新幹線ホームはね。

● 新青森から青森まではひと駅。距離も短い。何とかならなかったのかと言いたくなるのだが,ならなかったんでしょうね。
 でも,このひと駅が大きい。待ち時間がバカにならない。ぼくらは盛岡以北の新幹線は初めてだから,キョロキョロしている間に時間が過ぎてくれるけどさ。
 そのひと駅は特急スーパーつがる1号で移動。このひと駅間に限り,自由席なら乗車券のみで乗車できる。

● で,青森着。駅舎と駅構内と駅前の景観が全然違っていた。ま,前回来たのは30年ほど前のことだから,変わってて当然ではありますよ。
 前回は夜行バスで来たんだったかな。

● ひと口に東北というけれども,東北は広い。新幹線が盛岡までだった頃は,盛岡から先が遠かった。つまり広かった。
 新幹線は東北を分断した。仙台からなら,青森に行く間に東京まで往復してお釣りが来たろう。

● 秋田新幹線,山形新幹線が開通し,東北新幹線が青森まで延伸されて,東北にはどんな変化が起きたのか。
 “東京と近くなりたい” がすべての道府県の願いだろうが,高速道路ができ,新幹線ができて,生活は便利になったのだろうか。

● ここまで経巡ってきて感じたことは,仙台の巨大さだ。地方では東京への一極集中を批判する人が多いのだが,それぞれの域内でも一極集中が見られる。
 北海道なら札幌への集中,東北は仙台,九州は福岡。一極集中は自然の流れのようにも見える。それに棹さしてもいいことは何もないのではないか。
 高速交通網を整備することは,その一極集中を側面から援助する結果になる。基本的にけっこうなことなのだろうと納得している。

2024.06.27 二夜連続のダイワロイネット

● ホテルは仙台でもダイワロイネット。山形よりも先にできてるんですかね。
 つまり,後発の強みか,山形の方が居心地がいいです。特に,フロント階のロビーの居心地がね。
 ここはフロントにいるスタッフに見られている感がけっこう強いんですな。別に悪いことしようってんじゃないんだけど。

● しかし。何と,朝食付きで1万3千円台。
ただし,部屋はお任せ。
 でも,ぼくらには充分快適でしたよ。デスクはなし。オープンスペースに作業ができるテーブル席があるかと思ったのだが,特にはないようだった。
 仕事を持ち込む人には向かないかもしれないフロントに言えば,可搬性のある小型デスクを貸し出してくれるのかもしれないけれど。

● ホテルの朝食。唯一,まともなものを食べれる機会です。いたって普通ですが,地元ならではのものも,当然ありますよ。笹かまぼこ,金華サバ,白石温麺など。
 右側の写真は里芋と赤魚の煮付け。ぼくは芋族で,里芋大好き人間でありますよ。

● 白石温麺,旨かったッス。麺の短さがミソなんですか。すまし汁仕立てなんだけども,味はしっかりしている。冷や麦で代用してもいいですかね。
 願わくば,椀子そば風ではなく,ガッツリ喰いたかったですな。

● 右は牛タンカレー。はい,また食べすぎました。

● 自分も東北文化圏(?)の系譜に連なる人間であることを実感しましたです。これらがすんなり胃に入ってくるのでね。
 その文化圏で生まれ育ったのだから,そこから脱出するのはおそらく不可能です。脱出したくなんかないけどね。

● 朝食会場はホテル唯一のレストランで,かつ,夜はバー営業もしているらしい。
 たぶん,バー営業からそのままシフトしてきたと思しき若い男女スタッフがお客を捌いていた。うん,夜の方が似合いそうな感じがする。

2024年6月26日水曜日

2024.06.26 仙台グルメ?

● せっかく仙台に来たのだから,海のものが食べたいね,と,入ったのがクリスロード商店街の回転寿司。何だかなぁ。
 って,他は敷居の高さを感じませんか。

● 「一蘭」もあったんだけども(仙台だから当然ね),一蘭は那覇で2日連チャンでいってるからね。その後,新橋の一蘭にも行ってるんで,今月は3回行ってるんだよね。もういいよね。

● タコの唐揚げでハイボールを2杯飲んでね。安めの鮨を食べてさ。シャリが赤シャリというやつでした。
 最後に鰻を食べて,仙台での食べ納め。何だかなぁ。

● というわけで,仙台に来ても食べ歩きなんてことはしちゃいない。
 仙台といえば牛タンってことになる? けれども,牛タンってさほどに旨いもんじゃないでしょ。仙台といえども例外ではないと,ぼくは思います。

● 仙台でこれはとおもったのは “ずんだ” でした。枝豆を粗く砕いて食感を残してるのがミソなんですかね。
 ずんだ の鯛焼きが旨くて,何度か同じところに買いに行って食べましたよ。

2024.06.26 仙台空港アクセス線

● 仙台空港アクセス線に乗ってみよう。用があって仙台空港を使うことはないと思うので,この機会に乗っておかないとね。
 仙台空港鉄道株式会社が運営する路線なので,大人の休日倶楽部パスは使えないはず。といっても,車両はJRのもの。切符もJRの自動券売機で買える。

● 仙台駅では3番線がアクセス線の専用番線のようだ。同じホームを中央で区切って,北側が2番線,南側が3番線。
 名取から先がアクセス線になるのだろう。名取から先は高架になる。
 列車はすべて仙台から空港まで直通する。名取で乗り換える必要はない。

● 空港アクセス線ながら,東京モノレールとはだいぶ様相が違う。この路線は何より地元の人たちの生活路線になっている。
 名取までの東北線間は細かく駅を刻んでいる。仙台を発車した時には満員だったのが,南仙台でドッと降車する。座ることができた。

● アクセス線に入ってからも,
仙台空港のひとつ前の美田園でかなりの人が降りた。
 空港まで乗る人はそんなにいないのだった。

● 東京まで行くなら,搭乗手続きの煩瑣を考えると新幹線の方が手間なしだし,早いだろう。国際線もあるのだが,ソウル,台北,北京くらいのものだから,関西や那覇,千歳に行く人が多いのだろうか。
 と言っても,そんなに沢山はいないだろうな,と。

● 国際線はインバウンドの受入れがメインの機能だろうと思う。これはどこの空港も同じでしょ。
 海外に出かける日本人はそんなに多くないでしょうよ。

2024.06.26 山形から仙台へ

● さて,今日はどこに行くか。このホテルが気に入ったので,連泊もあり得べし。
 と言っても,大人の休日倶楽部パスがあるんだから(もう元は取れている)使わなきゃ。

● 仙台に出ることにした。ホテルはやはりダイワロイネットにした。
 というわけで,今日は仙山線に乗るにとどまる。一昨日,昨日とけっこう乗ったので,今日は休憩。つーか,今日以後はだいたい休憩。

● 山形駅で “大人の休日倶楽部パスをお持ちの方は‥‥” というアナウンスを聞いた。駅に入るときはパスだけを,新幹線の改札機にはパスと指定券を一緒に入れろ,と言っている。
 倶楽部パスの爺婆が多数出没しているのだろう。で,爺婆たちが改札機相手に戸惑って,佇んでしまうことがあるのだろう。

● 実際,こんなにいたのかと思うシーンがこれまでにもあった。宇都宮あたりじゃまず見かけないので,これってどの程度浸透しているのだろうと思っていたのだが,どうしてどうして相当多いんだわ。
 “大人” って感じの爺婆じゃないけどね,大半は。もちろん,ぼくを含めて,ですよ。急いで付け加えておかないと,要らぬ誤解を招きそうだからな。

● 山形発12:01の快速運転の仙山線仙台行きに乗車。仙山線には二度乗っているが,二度とも仙台から。山形から乗るのは初めてだ。
 羽前千歳から仙山線に入る。山岳路線と言っていいと思う。今ならトンネルを掘るだろうに,レールを敷けるところを見つけて敷設している。おかげで気持ちの良い車窓になる。車内にいても森林浴をしたような気分になる。

● しかし,仙山線で唯一のトンネルがとんでもないシロモノだ。面白山高原〜奥新川間の長さ5361メートルもある仙山トンネル。
 このトンネルで県境を越えるわけだが, 1935(昭和10)年に着工し,1937年に開通したらしい。よく造ったものだなと思いがちなのだが,その感想は当時の日本人を舐めているからかもしれんね。

● なぜって,明治の初期,新橋〜横浜間に初めて鉄道を敷いたときにも,高輪築堤を造っちゃってるんだからね。海に堤防を築いて,その上を列車道にしてるんだから。
 ちなみに,トンネル内走行中はけっこう揺れる。

● 愛子と書いて “あやし” と読む。難読駅名のひとつでしょう。
 このあたりから仙台市郊外といった趣を呈する。仙台〜愛子 の区間運転もけっこうあるっぽい。このあたりまでが仙台への通勤エリアになっているのだろう。

● というわけで,仙台に着いた。ぼくは数年ぶり,家人は30年ぶりくらいになるらしい。
 都会過ぎるぅ,が家人の第一声。東京と違うのは,空が高いことと山が近いこと。

● 山形もそうだったのだが,仙台の街を歩く人たちから,いわゆる東北弁は聞こえてこない。東北弁はもはや絶滅危惧種であるのかもしれない。

2024.06.26 初めて泊まったダイワロイネット

● 家人が駅まで迎えに来てくれていたので,彼女の後についてホテルへ。山形に泊まるのは初めて。宿はダイワロイネット。このホテルも初体験。
 宿泊費は朝食が付いて1万7千円ほどという。広さも施設も充分だ。安い。ビジネスホテル的な
位置づけになるのだろうが,もうビジネスホテル,シティホテルの区分けは意味を持たなくなっていると感じる。

● ちなみに,夕食はこれ。駅ビルの某店で半額になっていたトンカツ弁当ッス。いいんですよ,立食いそばと半額弁当でね。

● (一夜明けて)ダイワロイネットの朝食券。こんな立派な朝食券は見たことがない。
 メインを洋食と和食から選べるハーフバイキング方式。ホテル直営ではなく,ホテルに入っている日本食レストランが受託している。
 中身はこんな感じッス。芋煮汁がメインになります。朝から日本酒をやりたくなりますな。
 この芋煮汁は高そうな牛肉と牛蒡,コンニャク,シメジと一緒に里芋を煮込んだもの。旨かったです。

● が,こういうことはある。以前,他県の高校生が宇都宮のホテルに泊まった。朝食に餃子が出たらしい。
 口を揃えて美味しかったですと言っていた。リップサービスだろうと思いながらも,ホテルの朝食に出る餃子が本当に旨かったか,それを宇都宮餃子だと思ってもらっちゃ困るんだが,と思ったものだ。
 芋煮汁もね,こんなにすました料理じゃないんでしよ。もっと野趣に富むものでしょ。それ,芋煮汁じゃねーよ,と地元民は言いたくなるものでしょ。
 しかし,その上で。上品なお味で美味しゅうございました,と言っておくぞ。

● 納豆に “山形の出汁” もありましてね。近くのスーパーでも扱うようになって,これは常備菜になっておりますよ。納豆の薬味にぴったりッス。
 サイドメニューのカレーにも手を出して,腹はパンパンのパン之助。当然,昼は抜くつもり。

● 宿泊しないで朝食だけを食べることもできる。1,980円だ。格安といえる。
 ご馳走は朝に食べるべし。昼と夜は軽く。人の行く裏に道あり花の山,というではないか。