● 27日の地元紙が報じていた。来年度から学生を募集しない。ずっと定員割れが続いていたらしい。
● 弁護士はすでに過剰で,食べていけない弁護士も増加中なんてことも言われてきたからね。
医者なら生きている人の全部がマーケットになる。人は誰でも病気をするから。
が,法的問題で訴訟を起こす人はそんなにいない。弁護士のマーケットは狭い。
● アメリカ型訴訟社会が住みづらい社会であることくらい,相当なバカでも想像がつく。生きていくためのコストも高くつく。
アメリカで民事訴訟が多発するのは,理由があってそうなっているのだろうけれども,国の成り立ちから歴史から,アメリカとはまったく違う日本が,好きこのんで訴訟社会になる必要はない。
業界人がいくら権利意識の高揚などと煽ってみても,それに乗るほど市井の人々は愚かじゃない。
● それに,弁護士の仕事って後ろ向きで,面白くなさそうだ。民事にしても刑事にしても(特に民事は),人間の最も汚い部分,愚かな部分につきあうことになる。ご苦労さんだね,ってなもんだ。
企業法務にしても,ゲームとして楽しめる感覚の持ち主でもない限り,さして面白いもんじゃないだろう。面白くなくても誰かがやらなきゃいけないんだろうけどね。
● 大学を卒業してから,2年も3年もかけて,しかも高い学費を払って法科大学院に行っても,ペイしない可能性が高い。
それでも法科大学院に行きたがる学生はいるようで,このニュースを知って,残念ですと言っている。せっかくの機会だから進路を考え直した方がいいんじゃないか。モラトリアムは大学の4年間で充分だろう。
● 余剰人員の始末をどうつけるか。駅東に建てたビル型校舎をどう活用するか。学校法人の理事は頭が痛いだろう。実務担当者の頭はもっと痛いだろう。
これも後ろ向きの仕事だ。しかも退却するわけで,そのための仕事は消耗するだろうね。
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