2014年6月2日月曜日

2014.06.02 ふたりの小さな哲人

● 31日はサーティワンのアイスクリームが31%引きになりますね。だから,その日は混んでますな。アルバイトさんは大変でしょう。
 とまれ。先月の31日に行ってみましたよ。さくら市のイオンに入っているサーティワン。

● お客さんの中に小さな姉妹がいた。お姉さんが5歳で妹が3歳くらいかなぁ。5歳のお姉さんが妹の手を引いて,買いにきてて。
 無事に買えて,買ったアイスクリームをなめながら去っていく姉妹の様子がねぇ。この世の幸せを一身に引き受けてるような感じでねぇ。嬉しくてしょうがないって感じで。
 こういうのって,見ている人たちをも幸せにするよね。幸せのお裾分けって,こういうのをいうんだろうなあと思いましたよ。

● 幼子であること。姉妹であること。アイスクリームが大好きっていうのを,ああいうふうに表現できる年齢であること。気取りとも照れともわざとらしさとも無関係であること。子どものみが持つ説得力。
 同時にね,幸せってこういうものなんだろうなぁと思わせるわけですよね。幸せって小さいものだよな,って。確固たる永続性のある幸せなんて,この世にはないものだよな,って。

● 恋愛競争に打ち勝って,意中のマドンナを奥さんにできた男。その幸せは3日しかもたない。もたないだけならいいけれども,不幸に転化するかもしれない。万事,塞翁が馬。
 でも,あの姉妹の幸せは,すぐに消えるかもしれないけれども,不幸に転化することは(たぶん)ないだろう。

● 小さな,すぐに消える幸せを,それがある間に,身体全体で味わうこと。よき人生にする秘訣はこれに尽きるのではないか。
 ふたりの小さな哲人に幸いあれ。

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