● 並木通りを歩いてみた。東京にはたくさんの街がある。浅草,新宿,上野,池袋,渋谷,御茶ノ水などなど。
その中で,歩いてみたいと思うのは銀座。実際,訪れた回数が最も多いのは銀座だと思う。歩くだけでお金は使わないんだけど。
● ひとつには,上野東京ラインができたのが大きい。かつて上野駅が担っていたターミナル機能が新橋に移った。少なくともぼくの場合はそうなんだけど,ぼくがそうなんだから多くの人にとっても同じだと思う。
つまり,銀座が乗換えなしで行けるところになった。これ,大きい。
● が,それだけであるはずがない。銀座は歩いていて気分がいい。新宿だと人が多すぎて歩くのに田舎で車を運転するくらいの注意力を必要とする。すなわち,疲れてしまう。
渋谷や池袋もこれに近い。駅の周辺だけかもしれないんだけど,何とも人圧に気圧される。
● 街の風格というものもあるのだろう。だろうというのは,ぼくにはハッキリとは感知できないからなんだけど,銀座には一流品が集まっている印象があるし,それを求めに来る人たちはやっぱりセレブな人たちなのだろう。
そこにぼくのような地方からのお上りさんが(最近では外国からのお上りさんも)大量に合流しているので,ハッキリとは感知できないってことになる。つまり,感知できなくなる原因を自分が作っているという構図でありますね。
● 出勤途中と覚しき着物姿のお姐さんが,スマホをいじりながら歩いていた。お得意さんにメールを打っているんだろうか。
まだ本格稼働前の時間帯だった。だいぶ早いご出勤ではある。店ではなくて,同伴出勤の待ち合わせ場所に赴くところだったのかもしれない。
● でも,銀座に似合うのは,そうしたお姐さんではなくて,20代後半から30代前半の(水商売ではない)女性がひとりで足早に歩いている図でしょう。
ちょっと顔を上にあげて,ツンとした感じですれ違っていく。とても頼もしい。いろいろあって大変だろうけど頑張れよ,と背後から声をかけたくなる。銀座の華はそんな彼女たちだ。
● もっとも,そうした女性が似合う街は銀座に限らない。地方ではあまり見かけないというだけで,もしいれば宇都宮でも華たり得るのは間違いない。
で,こういうものは地方にも浸潤していくだろうから,いずれは宇都宮にもこの種の女性たちが現れるだろう。
● 中央通りは,相変わらず外人サンでごった返している。依然としてカオス状態。
ただ,以前に比べると外人サンが静かになったように思える。つまり,声高な中国語が聞こえてこなくなっている。中国人が減ったのか,静かに話す中国人が増えたのか,そのあたりは定かではない。
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