2017年10月8日日曜日

2017.10.08 初台の吉野家

● オペラシティに向かっている。新宿駅から歩いてきた。途中で,昼食を摂ろうと思って,ラーメン屋とかを物色したんだけど,初めての店に一人で入る勇気がどうもぼくにはない。
 入れるのは“富士そば”と“吉野家”に限られる。こういうところは,初めからお一人様を想定してくれている。敷居がないに等しい。

● 吉野家には数え切れないほど行っているってのもある。システムがわかっている。飲食店のシステムなんてすこぶる単純だ(そうでなければお客が逃げる)。慣れるもクソもないだろうけど,それでも何となく初めての店には臆するものを感じてしまう。
 なので,コンビニでおにぎりかパンを買うしかなくなることもある。じつにしばしば,そういうことがある。

● というわけで,何も食べないままオペラシティに到着しそうになった。そこにあったのが,わが救世主の“吉野家”だったんでした。
 宇都宮でいつも食べている,牛丼並と生卵を注文。生卵をよく溶いて牛丼の上にかけて,よくかきまぜると,これは立派なご馳走になる。

● あたりまえながら不思議なのは,宇都宮で食べても東京で食べても同じ値段であること。家賃や地代はだいぶ違うはずなのに,なぜ同じ値段になってしまうんだ? 宇都宮の方が安くてもいいじゃないか。
 って,そういう問題ではないんでしょうね。そういう問題ではないんだろうけど,ぼくのような者には,値段が同じなんだから東京の物価は安いと思えてくる。

● 毎日来ているらしい爺さまがいた。スタッフとの顔なじみのようだ。が,スタッフには彼とあまり話をしたくないふうが見えた。そりゃそうだ,ここは居酒屋じゃない。休みなく動いてなくちゃいけない。
 人の話に付き合っている暇はない。お客はそこのところは弁えておかないとね。

● ちなみに,ぼくの場合,入店してから会計をすませて店を出るまでに,10分以上かかったことはないと思う。
 吉野家はそういうふうに使うべき店。であればこそ,440円で卵かけ牛丼なるご馳走を食べることができるのだ。

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