2017年10月8日日曜日

2017.10.08 シェラトン都ホテルに投宿

● 相方とシェラトン都ホテルに宿泊。今回は1泊。1217号室。

● 東京に出るときの定宿になった。その理由はいくつかある。一番目はコストパフォーマンスがいいという,ある意味,情けない理由による。今回の宿泊費は二人で29,000円だ。
 それ以外にランダムに理由をあげてみる。まず,大きすぎないのがいい。最上階が12階だ。ひと頃(今でもそうかもしれないのだが)高層階からの眺望をウリにするのが流行ったことがあった。夜景ブームなんてのもあった。
 そういう流れには乗れなかったホテルだと思う。が,その代わりにホテルとしては小体であって,施設の全体を把握するのにあまり苦労しなくてすむ。ひとりの宿泊客が全体を利用するなんてことはあり得ないわけだけれども,全体が頭に入っていると,自身の動線がスムーズになるし,安心感も持てる。

● ロビーが気持ちいい。ここに泊まったときはほとんど部屋にいることがない。意味もなくロビーをウロウロしている。ハード的には何てことのないロビーなんだけど,どういうわけだか気持ちがいい。
 ソファが多い。チェックイン,アウトがたて込む時間帯は別だけれども,だいたいゆっくり座れる。

● シェラトンではお馴染みのインターネットスペース(リンク@シェラトン)。ここも利用者はあまりいなくて,使いたいときにはだいたい使うことができる。今どき,ネットはスマホを使う人が大半だろうから,需要自体が落ちているんでしょうね。
 Dellのデスクトップが3台置かれているんだけど,少し旧型。それはいいとして,キーボードがだいぶガタが来ている。可能ならばキーボードは交換してほしい,かな。

● 次はラウンジ(ホテル側の名称は「シェラトンクラブラウンジ」)。3ルームで構成されている。充分なスペース。ゆえにゆったりできる。静かなのもいい。
 ラウンジを使うためには,11~12階の「エグゼクティブフロア」に宿泊する必要がある。それ以外のフロアに比べれば,いくぶん高くなるはずだけれども,確実に元は取れる(という発想が貧乏臭いわけだが)。クレジットカードで宿泊費を事前に払い込むプランもあって,それを利用すると安く泊まれる。予定をきちっと固めて,事前決済を利用するのがよろしいかと。

● このラウンジ,現状では何も問題はない。営業時間も長く,どの時間帯でもコーヒーが飲める。夜は酒も飲めるし,夕食を摂ることもできる。昼はアフタヌーン・ティーとしゃれ込むことも。もちろん,朝食も付く。
 品質は間違いなくホテルクオリティーを維持している。中には原価を落としてラウンジ用の食事を出すホテルもあるけれど,今のところ,シェラトン都ではそのようなことはない。

● 外人サンに多いんだけど,ここにパソコンを持ちこんで,長時間カチャカチャやっている人もいる。そんなものは部屋でやれよと思わないでもないんだけど,そうしたい気持ちはよくわかる。
 広いから開放感があるし,静かさに加えて,適度なざわめきがある。何より人の目がある。自分がいる場所をステージに見立てることができる。観客がいるわけだ。

● ただし,子連れが増える気配あり。子連れに席捲された暁には,逃げる一手。次を探さないと。
 ただ,まぁ,それはあるとしても,ずいぶん先の話になるだろう。

● 「エグゼクティブフロア」に宿泊すると,さらに「都ヘルスクラブ」も利用できる。プールとジムとサウナ。これもだいたい空いている。
 プールとジムは外人サンの利用が多い。多いといっても,ぼくが見かけた限りではチラホラであって,誰もいないこともある。

● ぼくはサウナしか利用したことがない。今日もまずはサウナに行って,身体の大掃除をした。
 サウナでしばしば一緒になるのは,ゴルフ帰りとおぼしき男性のグループだ。今日もいた。ずっとゴルフの話をしている。宿泊者ではないと思う。おそらく,「都ヘルスクラブ」と提携しているゴルフ場があるのだろう。
 ぼくはゴルフはまったくやらない。テレビのゴルフ中継も見たことがない。『仕事がデキる人はなぜ,ゴルフがうまいのか?』という本があったっけ。そういうものか。
 が,彼らの話を聞いていると,長谷川慶太郎さんの『麻雀・カラオケ・ゴルフは,おやめなさい』に真実味を感じてしまう。

● 以上,総じてこのホテルは混んでいないところがいい。客室稼働率が低いのではなくて,収容可能人員に比して,パブリックスペースを広く取ってあるからではないかと思う。

● 夜はラウンジでハイボールを飲んだ。3杯にとどめておいたんだけど,ちょっと濃すぎたか。けっこう,深く酔った。
 でも,ホテルで飲むのは家飲みと同じ。電車に乗って帰る必要がない。部屋に戻って寝てしまえばいい。この気楽さは何にも勝る。

● 田舎生まれの田舎育ちにとっては,休息というのか気分転換というのか,それをするには都市が適する。もっと言うと東京が最適。近くに東京があることのありがたさ。
 半日,都内をブラついて,こうしたホテルに宿泊して,酒を飲んで,寝る。これに勝る贅沢がそうそうあるとは思えない。
 東京に住んでいる人には味わえない贅沢のはずだ。田舎人で良かったと思うことのひとつである。つまり,東京を遊びの場にできるということが。

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