● 相方が川治の温泉旅館の宿泊プランを見つけて,泊まってみようかと言っている。来週か再来週。
その旅館というのが,どうやら「星のや 界 川治」であるらしい。「宿屋伝七」だったところだ。
● 星野リゾートにはいくつかのブランド名があるようなのだが,Wikipediaによれば,“界”は「温泉を備えた客室数50室以下の和風旅館」のことらしい。
“界”は星野リゾートがプロモーションだけを請け負っているものだと思っていたのだが。運営受託とも違っていて,プロモーションしかしない。スタッフの雇い主は伝七。要は,伝七が自分の看板を見せないようにして,星野リゾートのプロモーションを受け容れて運営している。
そういうものだと思っていたんだけど,違うんだろうか。
● ぼくの感覚ではわざわざ行かなくてもいいかなぁ。が,われながら,こういうときの自分の感覚は信用できない。相方が行きたいというのであれば,従おうと思う。
でも,正直,たとえばサンバレー那須あたりでいいかなと思っていて。東京に出るときはシェラトン都が定宿になった。そうなると,そこが東京にある自分たちの別荘のように思えてくる。県内に別荘を持つなら,川治よりも那須がよくない?
● 別荘というからには,何度も行ってそこが自分に馴染んで来なければいけない。サンバレー那須には過去に何度か行っているので,馴染む下地ができている。車がなくても行きやすいのもサンバレー。那須塩原駅から送迎バスがあったはずだ。
唯一,昔のままだとするとハードがボロっちいはずだが,そこはリノベーションが進んでいるだろう(と思いたい)。でもって,バイキング料理が昔のままなら,サンバレーでいいような気がする。食べて温泉に浸かって,あとは何もしないで2日なり3日を過ごすのは悪くない。
● とはいっても,そういうことを含めて,ぼくは自分の感覚をあまり信じていない。「星のや 界 川治」はぼくの予想を超えるものかもしれない。
● ぼく一個に関していえば,それ以前の問題がある。ここ数年来,温泉から遠ざかっていることだ。温泉に行きたいという欲求がほぼ消失している。川治や那須といった温泉場はもとより,日帰り温泉施設にもバッタリ行かなくなった。
大きいお風呂は気持ちがいい。が,温泉である必要はない。それこそシェラトン都の水道水を湧かして循環させている浴場で充分だ,と思うようになっている。サウナが併設されているんだから,汗はキッチリと絞ることができるしね。
何というかな,鄙の温泉より都会のお風呂。鄙びたところに行って命の洗濯をしたいと思わなくなったのは,歳を取って環境が静かになったからかもしれない。
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