2018年12月28日金曜日

2018.12.28 東京散歩 白金~広尾~代官山~恵比寿

● 寒いし風もある。ホテルでヌクヌクしてた方がいいんけど,付近をまとめて歩いてみようと思う。
 とはいえ,どこを歩けばいいのか。地図を見てコースを考えたものの,特に行きたいところはない。ホテルの近くにある行きたいところには,すでに行った。

● でも,せっかくだから,どこかに行ってみよう。徒歩圏内に聖心女子大をはじめ女子大がいくつかあるので,女子大めぐりをするのもいいかもしれない。学生がいないときに建物だけを見ても仕方がないか。
 が,他に名案も浮かんでこない。大学と女子校をつないで歩くコースを考えた。ホテル~聖心女学院(高校,中学)~北里大~聖心女子大~日赤看護大~東京女学館~國學院大,と歩くコース。

● 予め用意した地図を持って出かけた。ダイソーで買った薄いA4の透明ファイルケースに入れているのだが,なかなか便利だ。

聖心女学院校門
● ホテルから目黒通り(日吉坂)を少し上り,右に折れる。狭い道を歩いていく。左折するとすぐに聖心女学院に至る。
 地図によれば敷地を通って抜ける道がありそうだ。が,校門前に部外者は入るなとノーティスが出ている。無視すれば不審者以上の疑惑が生じる。
三光坂下

● ので,引き返して先に進む。三光坂というらしい坂を下ると,都道305号線に出る。そこを左折。東京はどこに行っても坂だらけ。

● 路上に停めている車がある。運転しているのは普通のおばちゃん。おばちゃん,こんなところに停めてちゃダメだよ,と言いたくなるのだが,その車がベンツだったりする。
 たしかにこのあたり,外車とレクサスの比率が高いような気がする。

● しばらく行くと,北里大学と付属研究所,付属病院がある。その手前に懐かしさを誘う文具店があった。中には入らなかったけど,品揃えはけっこうすごいっぽい。懐かしいなどと侮ってはいけない。
 北里大学もいわゆるキャンパスという“らしさ”はない。都心の大学は皆同じ。この点,たとえば宇都宮大学とは趣を異にする。
 “らしさ”を大事にするなら,地方の大学か,都心でも東大とか,そうした雰囲気を保っている大学に
入学するしかない。そんな“らしさ”は時代にそぐわなくなっているとぼくは思っているが。

● どんどん行くと,明治通りに至り,少し進むと天現寺橋
天現寺橋
に。その横断歩道橋を渡って外苑西通りに出る。

 右下は歩道橋からの写真。左の茂みの向こう側が慶応幼稚舎。
 歩道橋を降りれば,そこは広尾。渋谷区。
聖心インターナショナルスクール


● 地下鉄の広尾駅を過ぎると,聖心女子大学。このあたり,女子校や女子大が多い。ってか,おまえがそういうルートを選んでるだけじゃねぇかと言われると,まったくそのとおりであるわけだが。
 とっくに冬休みに入っていて,学生さんはいない。無機質なコンクリートの箱が並んでいるだけ。女子大らしさというのは,特に感じることがない(女子大らしさなんてものがあるのかという,そもそもの疑問があるが)。
広尾ガーデンヒルズ

● そんなことは気にしないで,先に向かう。広尾ガーデンヒルズなる高級マンション群が現れる。高級ではあっても,要は鉄筋高層アパートの群れだ。いずれは多摩ニュータウンや高島平と同じ軌跡をたどることになるのは免れないと見る。

日赤看護大
● そのマンション群の隣が日赤医療センター。日赤看護大も同じ敷地に。日赤看護大が女子大かどうかは知らないけれども,とにかく冬休みで学生さんが全然いないのが残念。
東京女学館
 日赤医療センターを縦断して,少し進むと,次は東京女学館。知らない人がいるかもしれないので,念のために言っておくけど,畏れ多くもここは夏目雅子様の出身校にあらせられるぞ。

国学院大学
● その東京女学館の角を左折すると,日本ユダヤ教団の建物がある。ずんずん直進すると,國學院大学の敷地に入っている。
 敷地を分断して道路が走っているんですな。道路の両側に敷地があるというか。

氷川神社
● そこを抜けると氷川神社。さほどに大きくはない。が,何人かが参拝に来ていた。元日には混むのだろうか。
 このあたりは,区立広尾
中,都立広尾高が隣り合っていて,文教地区になっているっぽい。住むにはたぶん不適。

● それはともかく。これから代官山に向かおうと思っているんだけど,どういうルートを辿ろうか。結局,いったんは恵比寿駅に出ることにした。
 地図を片手のひとり歩きはそれなりに緊張するもののようで,恵比寿駅に着いたときにはホッとした。ここは勝手知ったるところだからだ。痛くなってきた足を休めた。

● なぜ代官山かというと,代官山 T-SITEに行ったことがないので,一度は見ておきたいと思って。蔦屋書店ね。
 恵比寿駅西口から駒沢通りを西に向かって,旧山手通りを上がると,まもなく。迷いたくても迷えない。
 蔦屋書店って,ぼくはG-SIXに入っている銀座店しか知らない。で,銀座店はぼくには手も足も出ないという印象。
 代官山はどうなんだろうか。代官山の方は銀座に比べればだいぶ庶民的というか,自分の居場所を確保できる余地があると思えた。

● T-SITE以外にも,代官山はたしかにお洒落な街なんですな。お洒落だけじゃそれこそ洒落にならないけれども,内実を表現するとお洒落になるという感じの街,という印象。
 帰りは,代官山駅の方から細道をたどって恵比寿駅に帰着。気安そうな飲み屋もたくさんあって,少し立ち去り難い気分になった。

● せっかく恵比寿にいるんだし,さすがにもう歩きたくない気分なので,休憩がてらヱビスビール記念館1杯だけ飲んでいこうと思った。
 が,あら残念。27日から年末年始の休みに入っていた。

● 恵比寿からは,くすのき通りを東進。外苑西通りを潜って,東大医科学研究所の西側の道路から目黒通りに。
 白金台って意外に飲食店が少ないなと思ってたんだけど,とんでもなかった。いろんな店がある。しかぁし。ステーキ屋にしろ飲茶屋にしろ,どれもこれも高級そうで,おいそれとは入れない。

● 結論。ホテルでヌクヌクするのもいいけれど,とりあえず知らないところを歩いてみる方がもっと楽しい。

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