● これは落語といっていいんだろうか。いいんでしょうね。いや,よくないか。落語風漫談? どうもよくわからない。
わからないけれども,とても面白かったな。1時間ほどの長い話なんだけど,これだけ引っぱり込めるってすごいなと思った。
● 「中沢家の人々」というのは,要するに,圓歌さんが面倒見てる老人6人。自分の両親。亡くなった先妻の親。後添えの両親。
なんとまぁ,すさまじい。小さな老人ホームを経営しているようなものだ。
● 当然,いろんなことが起こる。お年寄りは大切にしましょう,なんぞという標語ではどうにもならない現実。
加齢が人を賢くしたり丸くしたりするなんてあり得ない。むしろ,我慢がとれて性格が先鋭的になるのじゃないか。これが6人も同じ屋根の下にいるってことになると・・・・・・。
● しかし,それを圓歌さんは仕切っていく。たいしたものだ。こういうのをタフっていうんだろう。自身も苦労しているから,他人の心の襞への想像力も感嘆もの。
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