● 社会や世間との接点を減らしていきたい。ゼロにはできないけれども,世間との接点はネットを介したものだけでよろしいのではないか。
まず,年賀状は出さないことにする。昨年は喪中欠礼となった。それを機にというわけではないけれど,今年は何も出さない。
来ても返さない。2年もすれば誰からも来ないようになるだろう。それでよい。
● 冠婚葬祭には出ない。葬祭の方はそうもいかないけれども,冠婚はすべて欠席する。もっとも,そうそう招待状も来ないだろうけど。
以上のふたつについては,只今現在から実行できる。
● いずれは地元の老人会から入会案内が来るだろう。会費も取られるのだろうと思う。こういうものは交際費と割り切って,入会もするし,会費も払う。
ただし,会合には出ないし,老人会の活動(歩道に花の苗を植えたりっていうやつ)にも参加はしない。
職場のつきあいがなくなったんだから,今度は地域のつきあいだ,という発想は採らない。職場でのつきあいも最小限だったんだから,地域でもそれでいい。
● さて,ではどうするか。家に引きこもっているのか。それは耐えられない。家にこもってテレビを見ているだけ,あるいはパソコンの画面でネットを見ているだけというのでは,活力レベルが大きく低下しそうだ。
外に出なければならない。外に出て街場の空気に自分を晒さないといけない。これはわりと大事なことだと思う。
● そこで。完全引退した暁には東京までの通勤定期を買うのはどうか。原則,毎日,東京に出る。
メリットはいくつもある。第一に,車中で本を読める。本なんてものは家にいたんじゃ読めるものじゃない。図書館もダメだ。図書館は本を借りるところではあっても,読書にはまったく不向きなところだ。
もっとも集中して読めるのは移動している電車の中。東京まで普通列車で往復すれば,1日に2冊は読めるんじゃないか。
● 第二に,東京のそちこちを散歩できる。自分が知っている東京はいたって少ない。上野,お茶の水,銀座,秋葉原,お台場。その程度のものだ。
神楽坂や根津のようなガイドブックの常連のほかに,小岩,蒲田,千住,両国など歩いてみたいところはいくらでもある。
都市の空気を浴びながら歩くのは,ボケ防止には一番だろう。
● だが,しかし。その定期代が月66,000円になる。1年で約80万円。10年で800万円。現実的ではないですな。年金暮らしになるわけだからね。はい,諦めましょ。
ただし,「青春18きっぷ」が出るシーズンには頻繁に出かけられそうだ。3シーズンあるから,各々15日,合わせて45日。費用は約10万円。これならできそうだ。
よし,老後の課題のひとつはこれで解決だ。
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