2017年6月17日土曜日

2017.06.17 東京散歩-成城学園前 2

● 駅から徒歩0分のところにある,立食い蕎麦屋で昼食。これで530円は良心的。駅前の成城コルティには客単価2,500円程度のトンカツ屋や,1,500円程度のハンバーグ店もあるんだけど,この立食い蕎麦屋の方がずっと儲かっているだろうね。
 第一に,お客一人当たりの店舗面積が少なくてすむ。お客を押しこむことができる。第二に,配膳はセルフだし,食券制だから会計も機械がやってくれる。その分,人手は少なくてすむ。第三に,回転率がまるで違う。
 飲食商売は貧乏人を相手にするに限る。

● 成城大学にももちろん行ってみた。正門前の風景は受験雑誌の表紙に使われることもあるのじゃないか。有名な風景だ。
 キャンパスには樹木(広葉樹)が多い。もともとこのあたりはこういう平地林だったのか。だとすれば,大学なればこそこの風景を残すことができたわけだ。個人の宅地にするための開発では,根こそぎにされてしまう。
 でも,だいぶ人の手が入っているんでしょうね。計算の跡があるもんね。もともとの自然を残すだけじゃ,こうはならないような気がする。

● 新宿から電車で15分の距離で,これだけ静かで落ち着いたキャンパスで過ごせるんだから,学生は恵まれているといっていいんだろう。
 大学によっては高層ビルのところもあって,それが悪いとはまったく思わないのだが,この大学はいわゆるキャンパス然としている。こじんまりとした大学だ(ほかに付属高校と中学校がある)。

● 正門前にある成城堂書店。昭和のたたずまい。昔は学生,生徒の御用達を務めていたのだろう。今もそうかもしれないんだけど,学内に三省堂が請け負っている書籍と文具の売店があり,成城コルティにはもっと大きな三省堂書店があるわけだから,なかなか状況は厳しいだろう。地の利は抜群なんだが。
 素通りしてしまったので,実際のところはわからないんだけどさ。

● この一帯は成城学園があればこそなのだろう。緑の多いキャンパスが住民にとっては使い勝手のいい公園のようになっているのかもしれないと思った。

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