2018年6月23日土曜日

2018.06.23 東京散歩 新宿

● 新宿駅東口を出て,花園神社に来た。田舎者には新宿は魔都。かなり遠回りをしたのか,意外に最短距離で来たのか,それすらわからない。たぶん,遠回りをしたのじゃないかと思うんだが。
 路地も含めて道が多すぎる。どの道にも人がわんさかいるから,どれが主要道路なのかもわからん。

● ともあれ,花園神社。籤をひいてみた。中吉。吉凶はどうでもいいので,これは神社に寄付するつもりで買うものだ。わずか100円だが。
 この地にこれだけの敷地を保っているのは奇跡に近い? これでも元々の境内よりは狭くなっているのかもしれないけれど。

● 東京に限らず,日本全国のいたるところがそうだけれども,ここも過半は外国人。アジア系のカップルが多かった感じ。
 カップルで異国を旅行できるなんて,たぶん彼(彼女)の人生の今が絶頂期に違いない。

● 花園神社の裏側がゴールデン街。文学くずれ,演劇くずれ,ハグレ者もしくは自分はハグレ者だと思っているマトモな者が,夜な夜な安酒をあおって,芸術論や人生論を戦わせ,殴り合いの喧嘩もする,少々物騒なところというイメージ。
 今は往時の活気は消えたとも聞く。ま,そういうことは夜に来てみりゃわかるわけだが。

● ゴールデン街という言葉を初めて知ったのは,吉行淳之介さんのエッセイでだったか。社会人になってからだ。ぼくは田舎で生まれ育って,大学も田舎だったので,こうした東京事情にはとんと疎くて。活字で知ってしまったものだから,実際よりもおどろおどろしいものとして捉えてしまったかもしれない。
 吉行さんは,娼街でならした人だから,ゴールデン街もそういうところなのかと早とちりしてした気配もあったか。すこぶる好意的に紹介されていたしね。

● ゴールデン街のさらに裏側に,こういう遊歩道がある。ゴールデン街とはガラッと空気が変わる。
 不思議なものだ。いや,不思議でもないか。隣り合っているのにまるで雰囲気が違うのは,ままあることか。

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