2018年6月14日木曜日

2018.06.14 下川裕治『旅がグンと楽になる7つの極意』にプチ・イチャモン

● 久しぶりに宇都宮パルコ8階に入っている紀伊国屋書店宇都宮店を覗いてみた。この2冊を購入。
 自分でできないことは,人がやったのを読んで追体験するしかない。

● その,下川裕治『旅がグンと楽になる7つの極意』の7つ目に,スマホはSIMフリーにすべしという話が出てくる。まったくそのとおりだ。
 が,ちょっと引っ掛かるところがあってね,こんな文章が出てくるのだ。
シムカードを挿れ替える。ここで話が止まってしまう日本人は少なくない。多くが,挿れ替えることができないスマホをもっているからだ。(p195)
世界はここまで進んでいる。そしてその前提になるのが,シムカードを出したり,挿れたりすることが可能なスマホだった。(p202)
● SIMカードを入れ替えることができることをSIMフリーと言っているように読める。SIMカードの入れ替えができないスマホは,たぶんひとつもない(ひょっとして,らくらくスマホにはそういうのもあるのか)。SIMフリーとはそういうことではない。
 もうひとつ。日本でもSIMフリーはかなり浸透しているのではないかということ。MVNOの利用者が増えたし,3大キャリアのスマホを使っている人でも,海外に行くと決まればSIMフリー化の手続きをしていく人が多いのではないか。

● ぼくはもちろんSIMフリー。ASUS(台湾)の端末を楽天モバイルで使っている。
 まだ国産端末や日本仕様にこだわる人がいるかもしれないけれども,その時代はとっくに終わり。第一,iPhoneは日本製ではないからね。

● それ以前に国産メーカーが大きく減少している。かつては,NECもPanasonicも東芝もCASIOもスマホを出していた。
 ところが,今では富士通も撤退を決めた。日本メーカーでスマホを手がけているのは,SONY,SHARP,京セラの3社になる。それもいつまで生き残れるか。

● それでいいのだ。スマホ(パソコンも)のアセンブルなど,日本企業がやる仕事ではない。
 今は韓国,台湾,中国が担っているけれども,いずれはベトナムやカンボジア,将来的には北朝鮮が生産国になるかもしれない。

● しかし,スマホに組みこまれている各種センサーや精密小型モーターなどの部品で遅れをとるようなことがあると,この分野での日本の落日が決まる。
 ぼく一個は,日本企業はそんなにヤワではないと信じているけれど。

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