2019年5月8日水曜日

2019.05.08 無印良品の銀座店に行ってみたい

● 『無印良品のデザイン』(日経BP社)正・続2冊を読んでみた。が,無印の世界にぼくがドップリ浸ることはなさそうだ。無印に対するイメージが「わけあって,安い」の頃からあまり変わっていないせいもあるだろう。
 今の無印はそうではないことはこの本を読んでよくわかったのだが,無印もライフスタイルの提案を業とするのだとすると,提案されたスタイルになんか乗ってたまるかという気持ちが動く。

● 無印もいいけれど,セブンプレミアムもいい。ユニクロにも無印的なテイストを感じる。
 デコラティブを排し,余計な機能を削り,残った機能については高品質を確保し,包装を簡素にし,リーズナブルな値付けをする。無印が切り開いた道なのだろうが,それを追随するところが出る。
 セブンプレミアムやユニクロと無印では,カバーする範囲が違うので,比較してみても仕方がないのだが,それらが単なるエピゴーネンとも言えなくて,それぞれに特徴がある。

● というわけで,さほどに無印に入れあげているわけではないのだけれども,銀座の旗艦店は見てみたい。
 無印と銀座って,何となくそぐわない感じもする。こちらが「わけあって,安い」時代の認識から出ていないからだ。
 今の無印は銀座にこそ相応しいのかもしれない。ユニクロもたぶんそうだ。

● 真の富裕層というか,生まれたときから富裕が身についている人たちは,無印を好むんじゃないかという気がする。華やかなブランド品をまとうよりも無印の洋服がいい,と。
 ともあれ,時代を感じることができそうだ。6~10階は日本初のMUJIホテルになっているのだから,そのホテルに1泊して,チェックインしてからチェックアウトするまで,無印の店舗から一歩も外にでないで過ごしてみたい。食事も飲酒もすべて店内ですませる。

● が,まだ開店後の混雑が続いているらしい。ホテルもかなり先まで予約て埋まっているっぽい。少し落ち着いてからということになるだろう。
 店のデザイン,商品の配置,お客さんの様子。見るべきものはこの3つ。というか,この3つは味わうに足るのではないかと思っている。

● ところで,この銀座店は有楽町店を継承するものだ。有楽町店には何度か行ったことがある。2017年7月に増床してリニューアルオープンしているのだが,その前と後に行っていると思う。
 その有楽町店が2018年12月で閉店し,翌年(つまり今年)4月に銀座店がオープンしたわけだ。
 だったら,2017年のニューアルオープンは余計なコストだったのではないかと,ぼくのような素人は思ってしまいがちだ。その時点で銀座移行は見据えていなかったのか,無計画じゃないか,と。

● しかし,そうではないはずだ。わずか1年半であっても利益がコストを上回ると判断したのだろう。あるいは,内部を変えて試してみたいことがあったのだろう。
 ともかく,一度行ってみたいね。G-SIXはもう気がすんでるけど。

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