それを尻目に思いっきり東京を楽しんじゃおうというわけなんです。申しわけないくらいのものだけど,そういう人もいないとね。多様性の確保に貢献はしているんだろう,と勝手に思うことにする。
● じつは,わが家のホテル奉行は先日泊まったブロッサム日比谷を押さえていたようだ。が,無理かもしれないと思って,予約をキャンセルしていた。
再度,予約しようとすると,料金が高くなっていた。それじゃ面白くない。というわけで,一休コムをサーフィンして,決めたのが日本橋浜町にできたトラスティプレミア。
● オープンは去年の9月。ブロッサム日比谷と同様,できて間もない。新しいホテルだ。朝食付きで13,800円。3,000円のクーポンを捕まえて,10,800円で泊まれることになった。
その朝食は2,200円らしいから,素泊まり料金は3,200円/人。この場所でこの料金となると,泊まらないと損でしょってことになる。
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沈菜館のチヂミ |
久喜でJR線から東武に乗り換え。この電車はそのまま半蔵門線に突っ込んでくれる。ぼくらは三越前まで乗ることにした。ラウンジはないから,三越で惣菜を買いこんで,ホテルの部屋をラウンジにしようというわけなのだ。
ちょうどタイムサービスが始まりそうな時刻(閉店の約30分前)に着くのでね。
● で,ホテル奉行は大量に買いこんだんでした。
ガリバルディでホワイトアスパラと海老ときのこのグリルバルサミコ。沈菜館でチヂミ。吉川水産で寿司とマグロのたたき。桂林プレミアムで海老チリなど。
たぶん,5,000円くらい。タイムサービスで安くなった後の価格でね。ぼくはチヂミだけでいいと思うんだけどね。っていうか,それ以上食べてはいけない身体だし。
まぁ,でも,こういうところでは,奥様のお好きにしていただくのがよろしいかと思う。何を食べたいかよりも,三越の惣菜を買うっていうそのことに夢中になれるんだろうからね。
● ここからホテルまでスーツケースを引きずりながら歩いた。もちろん,途中,コンビニによって缶酎ハイを買いましたとも。ぼく,飲んではいけない身体でもあるんだけどさ。
ハレの場では,そういうことはどうでもよくなる。どうでもいいものにしたくなければ,家で過ごせばいい。
● トラスティプレミアはどういうホテルか。ブロッサム日比谷と瓜二つ。ビジネスホテルだと思う。ビジネスホテルの定義もはっきりしないが,ぼくは次のように考えている。宿泊で利益を出そうとしているホテルのこと。宴会やウェディングではなくて。
で,宿泊で利益を出すのはかなり大変なことだと思うのだ。まずは人件費を削除すること。ここでもチェックイン・アウトは機械でもできるようになっている。当然,自分の荷物は自分で運ぶ。
レストランはロビー階に2つある。鉄板焼き(凜庭)とバーのような店(クオーレ 朝はここが朝食会場になる)。しかし,あまり広くはない。外からお客を呼ぶというよりは,宿泊者の利用を前提にしている。
● ぼくらが泊まったのはスタンダードダブル。17㎡。まぁ,狭い。が,ここもブロッサム日比谷と同じで,機能性を優先したデザイン。風呂場は浴槽の外で洗えるようになっている。靴も問題なく収納できる。
カウンターデスクに椅子もあるので,仕事も(やろうと思えば)できる。ちなみに,部屋は北向きだった。つまり,スカイツリービューね。
● ぼくはあまり部屋にはいないので,部屋はどうでもと思うんだけど,部屋でマッタリするタイプの奥様にお伺いしたところ,これで充分だと言う。
“新しい”に大きな価値を置く人なんですな。“新しい”に感激している部分がある。が,狭いながらも風呂場の快適性を犠牲にしていないところが,彼女の評価軸になっていると思う。となると,五輪に間に合うようにオープンしたホテルは,チェックしておいた方がいいかもねぇ。
● ロビーに無料で使えるソファはあまりない。昼間はカフェになる店で休むしかない。ここだけブロッサム日比谷と違う。しかし,近くに公園がある。天気が良ければ公園のベンチで休めばよろしかろう。そこまでホテルロビーの延長だってことで,ひとつよろしく。
ぼくもそうだけれど,多くの人はホテルに泊まっているからといって,何か特別なことをやるわけではないだろう。いつも家でやっていることをホテルの客室でもやるというパターンになるのでは。とすると,このホテルで何か問題があるとは考えづらい。
● 唯一,スーツケースを広げる場所がない(ベッドを使った)。が,この部屋に泊まるのにスーツケースを持参する人もあまりいないかも。
で,相方は今までこのホテルを知らないでいたことを悔いているふうなのだ。場所がら,ロイヤルパークと比べてしまうのだが,こちらの利点の第1は料金ってことになる。安さは正義。
華やぎは当然,ロイヤルパークが勝る。どちらを好むかは,まさしく好みの問題。が,普段はトラスティプレミアにして,10回に1回はマンダリンオリエンタルに泊まるというスタイルを志向することになるかもしれない。松か梅で,間の竹は中抜きの対象。
いや,実際にはそれもない。なぜなら,4月以降はホテルに泊まること自体が激減するはずだからだ。ぼくの給与所得がゼロになるのでね。
● 朝食。ハーフ・バイキング。メイン料理だけ選んで,あとはバイキングという方式。そのメイン料理なんだけど,肉か魚ではなくて,肉か肉。ローストビーフ+エッグベネディクト or ハム&ソーセージ+スクランブルエッグ。
和食はなし。しかしながら,ひとつひとつの材質は充分に高い。ここより劣ったものを出しているシティホテルもある。どことは言わないけれど,ぼくは知っている。
● 写真手前左はニシンそばであります。そばにニシンを合わせるのはどうなのか,そもそも意見がありそうだけれど,ともかくここでは朝からニシンそばを食べることができましたよ,と。
ジャガイモのグラタン。こういうのが旨いと嬉しくなる。
これで2,200円は値打ちがある。宿泊客じゃないと食べれらないんだろうか。別のホテルに泊まって,朝食だけ食べに来ることができるかできないか,確認しておけばよかった。
● チェックアウトは10時。はい,というわけで,満足感高かったです,このホテル。
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