2020年2月23日日曜日

2020.02.23 日本橋の山手エリアを歩く

● もう何度か歩いているんだけども,今日も泊まっている蛎殻町のホテルから,本家本元の日本橋界隈まで歩いてみた。どこからという区切りがあるわけではないんだけど,気がついたら今までとはまったく違う空気の街になっている。
 これが不思議でね。何度歩いても飽きないんですよねぇ。

● このあたりは小舟町と本町との境。もう山手地区に入っていると思うんだけど,こんな大衆的な餃子屋があるざんす。
 当然,まだ開店前。小伝馬町店っていうんだけど,このあたりは町境が入り組んでるところですか。
 餃子屋というより,飲茶の店と言った方がいいような気も。いや,普通に中華料理店か。ま,ぼくらがこの店に入ることはなさそうだが。

● こんな魅惑的な路地もあってね。こういう佇まいは大好きでやんす。
 路地といえば銀座ですか。タモリさんに教えてもらったことの重要なところがこれ。でも,銀座の路地のほとんどにはまだ足を踏み入れたことがない。老後の楽しみ。
 路地というのはたいてい魅惑的なもので,なぜかといえば,路地には人の本音が棲んでいるからでしょう。そのうえで人目を気にしてとりすましている風情もあって,そこが何ともいいんですよね。

● で,日本橋三越本店。この界隈第1のシンボルマークでありましょうなぁ。昔の百貨店の趣を最も残しているところでもありましょうな。お洒落をして行くところだったんですよね,百貨店って。銀行もそうでしたけどねぇ。要するに,庶民には縁のないところだったんですよね。百貨店も銀行もね。
 往時の百貨店の風情を最も残しているのが,こちらと銀座の三越ですかなぁ。悪くいえば時代が止まっているとも言える。いや,逆かもしれない。これから百貨店はどんどん減っていくのだと思うが,残る百貨店は昔のイメージで残るのかもしれない。











● このあたりがこの界隈きってのハイソなエリアでしょうか。三井の日本橋タワーや福徳神社があるあたり。
 三井のお膝元。三越もそうですね。三井住友銀行,三井住友信託銀行もそうだ。三井の司令塔がここにあった。マンダリンオリエンタルもここにある。
 ところで,どうでもいいことなんだけど,三井住友銀行って英語では住友三井なのね。Sumitomo-Mitsuiなんですよ。




● 桜が七分咲きになっている。ソメイヨシノではない。オカメザクラというらしい。
 写真を撮っている人が何人もいた。ぼくもその中の1人でした。ぼくの地元にはまだ桜はないからね。東京は暖かいのかなぁとまずは思ってしまうんだけど,そういうことじゃなくて,品種が違うんでした。












● さて。ハイソもいいけれども,人形町に戻ってくるとホッとする。その人形町を通り越して浜町へ。笠間稲荷神社が御座ってね。東京は稲荷神社ばっかりだね。商業で生きてる人が多いからなんでしょうねぇ。
 甘酒横丁を通って,宿泊中のホテルに帰還。ハイソから下町まで。日本橋は東京をギュッと圧縮したよう
なエリアでございます。飽きることのない街。今のところ,東京の中でも一番好きなところ。

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