2015年4月30日木曜日

2015.04.30 「アイムホーム」は見ないことに

● 初回は見逃して,先週の2回目から見ることにした「アイムホーム」。今日が3回目。
 でも,5分でギブアップ。つまり,消してしまった。

● ぼくのドラマの楽しみ方っていうのは,相当に初歩的なそれなのだと思う。ワクワクドキドキしたい。何はなくとも,まずそれが必要。
 「アイムホーム」はあまりワクワクもドキドキもしないんですよ。

● 記憶を失う前の家路久君は,これまでのところ,上昇志向ばかりが強いジコチューの嫌なヤツだってことになっている。
 ところが,記憶を失ったあとはとてもいいヤツなんだよね。となると,別に思いださなくてもいいじゃん,と思えてしまってね。思いだしてどうすんの,みたいな。

● それと仮面がわからない。なんで奥さんと子どもだけが,ああいう仮面に見えることがあるのか。仮面に見えるっていうのは,つまり,つながりが実感できないという喪失感を現しているんだと思うんだけど,だったら,他の人も仮面に見えてもいいんじゃないか。
 そのあたりも,最終回にはストンと納得できる落ちがあるのかもしれないけれども。

● 基本的にストーリーがないというか。出来事が起こらないというか。起こるんだけれども,静かな出来事なんだな。
 この原作はドラマ化するのはそもそも難しいのかもしれませんね。

2015.04.29 ハイボール

● 数年前からハイボールが人気ですな。ぼくが酒デビューした頃は,ウィスキーは水割りに決まっていた。ハイボールって昔は流行ったものだよ,というね。
 大昔,トリスバーというのがあってね,そこで飲まれていたのがハイボールだったのだよ,っていうね。山口瞳さんの『酒吞みの自己弁護』にその頃のハイボールの話がでてくる。

● ところが,幾星霜。吉高由里子さんや菅野美穂さんのCMに乗って,ハイボールが大ブレイク。
 たぶん,大昔のハイボールはカクテルっぽかったのではないかと思う。平成のハイボールはジョッキで飲むカジュアル感覚。ゴクゴク飲むもの。

● ともかく。ハイボールってウィスキーを炭酸で割って,好みでレモンを加えるっていうだけなんだから,味なんてどこで飲んでも同じだろう。
 と思ったら,まるでそうじゃない。店によってだいぶ違う。同じ角瓶であっても。

● 何なんでしょうね。グラスをあらかじめ冷やしておくなんてのは,どこでもやっているだろうし。
 氷の違い? いい炭酸水を使っているから?
 よくわからないんだけど,お店によって味に差がある。

● で,どうせ飲むなら美味しいハイボールを出すお店で飲みたい。そういうお店を知っているかどうかは,人生の充実度を左右するんじゃないかと思う。

2015年4月28日火曜日

2015.04.28 「ハーブ&スパイス」

● 宇都宮のベルモールに入っているイタリアンのお店。前は,普通のイタリアンというか,ちょっと気取った感じの店だった。
 最初にでてくる水にハーブが入っている。これが店名の由来かと思ったり。

● が,宇都宮のショッピングセンターでこの雰囲気を維持するのは少々無理だったか。ほどなく,食べ放題の大衆店に衣替えした。リーマンショックの前だったと思う。
 パスタ一品にピザの食べ放題が付いて,1,000円程度(注文するパスタによって異なる)。11時15分までに入店すれば,ドリンク・スープバーが無料になる。

● こうなってから,お客さんが増えた。それは間違いない。食べ盛りの高校生が何人かで入ってくるようにもなった。
 わが家も,そうなってから行く回数が増えた。

● ピザは焼きたてが食べられる。旨いんだけど,食べ放題になるとありがたみが減るということはあるね。雑に扱ってしまうからね。
 雑に扱うというのは,つまり食べ過ぎる結果になる。そこ,注意が必要だね。

2015年4月27日月曜日

2015.04.27 古今亭志ん生の落語

● 日曜日ごとに聴いている。スマホで。イヤホンを耳に突っこんで。
 ぼくのスマホに入っているのは,次の15の演目。

 淀五郎
 お化け長屋
 黄金餅
 強情灸
 火焔太鼓

 たいこ腹
 粗忽長屋
 替り目
 三枚起請
 宿屋の富

 化物使い
 まんじゅうこわい
 探偵うどん
 唐茄子屋政談
 おせつ徳三郎

● 3週間かけてひととおり聴き終えた。って,今回が初めてではなくて,三度目か四度目。で,この程度でも,志ん生なら何でもいいというわけじゃなくて,好き嫌いができてくる。
 が,当然すぎるけれども,この状態で自分の好きにしたがったんじゃダメだよな,っていう程度のことはわかっている。選り好みをするのはもっとあとでもいい。

● それ以前に,もっと量を聴かないと。志ん生以外の噺家のも。

2015.01.26 奥さんが北杜夫が好きで

● 少女の頃から好きだったようなんですけどね。『航海記』をはじめ『船乗りクプクプの冒険』とか。『楡家』も読んでいるらしい。要するに,20代までにほとんど読んでいたっぽい。
 が,社会人になってからは,ハプスブルク家ものとか林真理子がメインになって,ちょっと遠ざかっていたようだ。

● 北さんは数年前に亡くなっているから,当然,新作はでない。そういう事情もあったでしょうね。
 が,最近,娘さんの斎藤由香さんのエッセイを読んだのがきっかけで,北杜夫熱に火がついたらしい。晩年に出たものを中心に,書店やBOOK-OFFで文庫本をまとめ買いしてきた。

● 彼女,読むのはぼくよりずっと速い。なんでそんなに速く読めるんだ?
 ほかにも,速く読む人を知っているけど,たいてい女性なんですよね。短い時間でちょこちょこと読んでしまう感じ。

● かく申すぼくも,20代のときに,当時出ていた北杜夫作品は,小説,エッセイ,対談を含めて,あますところなく読んでいた。
 奥さんがお読みになったあと,ぼくも読ませてもらおうと思う。

2015年4月26日日曜日

2015.04.25 スーパーのタイムサービス

● わが家から最も近いスーパーでは夜の8時に行けば,間違いなく総菜が半額になっている。魚の刺身なんか70%引きとか80%引きになっていることもありますな。

● 先日も,80%引きになっていた刺身盛り合わせを250円で買ってきた。それを肴にしてウィスキーを飲んだ。
 これでご飯を食べれば立派な刺身定食だよね,外で食べたら1,500円はするよね,とか言いながら,いっとき,わが家は盛りあがった。
 こんなことでしか盛りあがれないってのも,何なんだけど。

● でも,この時間,お客さんはそんなに多くない。タイムサービス狙いって,そんなにいないね。
 っていうか,お客さんの多くは主婦のはずだから,総菜ですませようって人がそんなにいるわけではないってことですか。

● 共稼ぎって,今,普通でしょ。スーパーの総菜ですませることに罪悪感を持つなと,働く大人の女性の方々には申しあげたいんですけどね。

2015年4月25日土曜日

2015.04.24 「アイムホーム」を見たんだけど

● 木村君主演の「アイムホーム」,初回は見逃してしまったんだけど,2回目は見た。
 原作は石坂啓さんの漫画。『ビッグコミックオリジナル』に連載されたのは前世紀のことなんですね。平成11年度に文化庁メディア芸術祭大賞を受賞している。

● で,面白いんだかそうでもないんだか,よくわからなかった。自分で見たのに,面白いのかそうでもないのかよくわからないっていうのも,妙なものなんだけど。
 ただ,次回以降も見ようと思っているんで,面白いと感じたんだろうな。

● 木村君演じる家路久の,学生時代の親友役で登場したココリコ田中の好演が印象に残った。子役の男の子(髙橋來)も巧いですなぁ。
 奥さん(上戸彩)は,ほとんど自分というものを出さないで,夫と息子のために黒子に徹している。

● 失った記憶を取り戻していくというその過程をドラマにしている。ミステリィタッチというか,謎解きのドキドキ感もある。
 といっても,あらかじめ問題が提示されているわけではないので,あくまでそういうタッチに仕立てているということ。

● でも,この役柄で木村君がどういう表現をして見せてくれるのか。結局,興味はそこに行くわけだけど。

2015年4月22日水曜日

2015.04.22 「宇のコト」というパンフ冊子

● 宇都宮市の東図書館に「宇のコト」というパンフ冊子があった。「宇都宮の暮らしのコト」という意らしいのだけど,「ダブルプレイス」という言葉が出てくる。
 「大都市と地方の両方に仕事や暮らしの拠点を置き,2カ所を行き来しながら生活を楽しむライフスタイル」ということらしい。
 普段は東京だけれども,週末は宇都宮で過ごす(あるいはその逆)。「地元2つ,幸せ2倍」なんていうコピーもあった。

● 宇都宮ならそれができる(高崎でも水戸でもできる)。唯一の疑問は,住居をふたつ持つのかってこと。
 だとすると,コストが相当になるな。賃貸だとしても,週末しか泊まらないのに家を借りるというのはなぁ。
 宇都宮からで東京に出てった人が,週末だけ宇都宮に戻って過ごすっていうのを想定してるんですかねぇ。この冊子にはシェアハウスも出てるんだけど。

● 「ダブルプレイス」というのは,はやり言葉でもあるんですか。わりと聞きますよね。
 旧来型の別荘暮らしとは違いますよね。夏の間だけ軽井沢や那須の別荘で過ごす。冬の間だけハワイのコンドミニアムで過ごす。そういうのにはあんまり惹かれない。そういう過ごし方なら,別荘は持たずにホテルで間に合わせたほうがいいと思う。
 別荘なんか持っちゃうと,それに縛られることになる。夏はずっと軽井沢でいいんですか,それ以外のところには行きたくならないんですか,と訊いてみたくなる。

● 「ダブルプレイス」はある一時期だけ引っ越すってんじゃなく,普段から2カ所に軸足を置くわけだ。でも,週末に過ごすところの住居をどうするのかっては,やはり問題。
 ぼくだったら,どうするか。仮に週末を東京で過ごすとする。金曜の夜から日曜の午後までを東京で過ごすことになるか。その2泊をどうする?
 やはりビジネスホテルになると思う。ホテルでの2泊を毎週続ける。

● ただ,それをいくら続けたところで,「地元2つ」と言えるほどになるか。なりませんよね。どんなにそのスタイルに馴染んだところで,観光客の域を出ないだろう。
 っていうか,それでは住むってことになりませんよね。それでも「ダブルプレイス」といってもいいんですかね。

2015年4月21日火曜日

2015.04.21 宇都宮市立東図書館

● 南図書館に続いて,東図書館に行ってみる機会があった。さすがは県都だと思いましたね。南図書館もそうだけど。
 建物じたいが立派なんだもん。立派というか,面白い形。きちんと設計の手が入っていますよね。

● 東は奈坪川に面していて,きれいな公園様に整備されている。これからの時期は,図書館の中に入らずとも,敷地内でボーッとするのもいいかもなぁ。

● 雑誌の多さも中小市町の図書館とは違う。外国の雑誌もけっこうな数ある。
 (開架の)蔵書数も多い。これだけあると知の拠点といった色彩を帯びてくる。無料の貸本屋には違いないわけだけど,そうした雰囲気は薄まる。
 視聴覚資料も。CDやDVDですね。かなり揃っているようだった。特に落語。古今亭志ん生の全集がありましたよ。借りてリッピングしちゃえば,あっという間に一級のコレクションができちゃいますな。
 県立図書館より使い勝手がいいんじゃないかと思った。

● ここはわが家から自転車圏内。宇都宮の市街地に入らなくてもいい。
 ので,たぶん使わせていただくことになりそうな予感。

● 市町村立の図書館って,そこに住所か勤務先がないと貸出カードは作れないんだろうけど,広域利用というのが進んでるんですな。宇都宮市立図書館は「栃木県央6市4町にお住まいの方であればどなたでも,各市や町の図書館等を利用できます」ということだ。実際には県央とは言いがたいところも含まれている。
 宇都宮市の住民が鹿沼や真岡の図書館を利用することはあまりないだろうから,実質は宇都宮市が近隣市町の住民の面倒まで見ますよってことだね。

2015年4月20日月曜日

2015.04.20 風神社中ベルモール店

● 「風神社中」というのは栃木県で展開している博多ラーメンのチェーン店ですな。といっても,ひょっとすると今はベルモール店のみになってしまっている?
 ベルモール店はベルモールの開店時(2004年)からずっとあるんじゃないか。

● ぼくは当時からファンだったんだけど,うちの奥さんは(したがってムスコも)あまりお好きじゃなかったっぽい。
 スープが濃すぎるからとか言ってたな。で,ベルモールで昼食は何にするかとなったとき,ぼくが提唱する「風神社中」は1対2で否決されるのが常だった。

● ところが,最近,風向きが変わって,奥さんのほうが「風神社中」を推奨するようになった。味が変わったわけではない。
 おそらく。替え玉だと思う。以前は替え玉が100円だった。それが平日だけサンキュー価格で39円になった。それに惹かれたんじゃないかなぁ。

● ここのところの円安で,ガソリン以外はけっこう値あげが目立つ。特に,外食。「風神社中」も一番安い“淡味”が630円から750円に値あげ。
 その代わり,土日でも替え玉は100円から50円になった。ので,最低でも替え玉は2回おかわりしなさいという指令が,奥さんからくだされている。

● 調味料のひとつに,モヤシと高菜の,それぞれのキムチ和えがある。このモヤシだけは,奥さん,昔からがお好きだった。
 ほかに紅ショウガ。胡椒,ごま,ラー油。ひととおり食べ尽くしてきた。

2015年4月19日日曜日

2015.04.19 チリトマトヌードル

● 数あるカップ麺のなかで一番旨いのはどれでしょう。あるいは,もっと限定して,日清のカップヌードルのなかで一番旨いのはどれでしょう。
 そんなのは人による,好みの問題でしょ。はい,そのとおり。

● ぼく的にはチリトマトヌードルがイチオシ。スープまでぜんぶ飲んでしまうのは,数あるカップ麺の中でもこれだけだ。
 出てからだいぶ経ちますよね。定番として定着した感があるのは,支持する人が多いからだよね。

● あと,最近は見かけることが少なくなっている気がするんだけど,SiOも旨いですな。
 SiOというのは誤解を招くネーミングかもしれないけどね。ペッパーとニンニクが効いているのが持ち味ですんでね。

● 2002年だったか,「ほぼ日」が日清とコラボして,「サルのおせっかい」というカップ麺をセブンイレブン限定で販売したことがあった。ぼくも何度か買って食べた。
 結果,短期間で撤退することになったわけだけど,これ,理由がふたつあると思っている。ひとつは価格(140円だったか)。もうひとつは,ほぼ同じ時期に日清がカップヌードルSiOを出したこと。
 SiOったら旨いうえに,スーパーの特売なんかで90円とかで売られることもあったから,これは勝負にならないっていうかさ。

● 旨いは正義。だとすると,チリトマトヌードルは真っ赤っかの正義ってことになるな。

2015年4月18日土曜日

2015.04.18 依然としてキムタクファン

● 1年前からテレビは見ない派に。「SMAP×SMAP」も,年末の明石家さんまとのクリスマス番組も,正月の「サンタク」も見なくなった。
 「HERO」も3回か4回は見たけれども,それで終わりにした。

● けれども,木村君が表紙になっている雑誌があると,やっぱり買ってしまう。だから,『an・an』の今週号もコンビニで買っちゃいましたよ。
 木村拓哉,仕事を語る的なインタビュー記事があってね。柔軟に対応するとか,(自分に)お前,逃げんなよとか。かっこいいこと。

● ビジュアルを含めて,40歳を過ぎてもキムタクを維持しているんだからね。変わらなければ維持はできないはずだもんね。
 っていうかですね,新たな中年像を造りつつありますよね。まだまだ埋蔵量を残していると思わせますよ。

● にもかかわらず,今回のドラマ,初回は見逃していた。2回目からは見ますよ。見ますとも。

2015年4月17日金曜日

2015.04.17 ネット振込の便利さ

● 振込はネットで。これがあたりまえになってて,別に何も感じなくなっていた。けれども,先日,ATMでもなく,手書きで振込票を書いて振込をするっていう体験をするはめになった。
 しかも,数件まとめて。何度か書き間違えた。それから銀行に行って,受付票を取って,名前が呼ばれるのを待つ。何という生産性の低さ。

● ATMで振込までできるようになったのも,そんなに昔じゃないような気がする。それ以前は,久々に体験したこのやり方しかなかったわけだ。
 往事茫々として記憶にないけど(振込なんてめったにしなかったし),どうも長閑な時代だったというしかない。

● もっと昔はATMじたいがなかったわけだ。預けるのも引きだすのも,窓口でやっていた時代があった。
 どうやってたんだろうね。銀行を利用する頻度が今ほどではなかったのだろう。それでも銀行が人手だけでそれらに対応できていたのは,人間(労働力といってもいいけど)の値段が安かったからだろうな。

● 駅もそうだな。自動券売機ができる前は駅員が切符を売っていたわけだから。自動券売機ができて,田舎には無人駅が増えた。
 いいんだか悪いんだかわからないけど,駅員が窓口で切符を売る時代には,田舎でだって戻れまい。

2015年4月16日木曜日

2015.04.16 女は腹が据わっている

● 奥さんを見てて思うことなんですけどね。たいていのことには動じないですね。慌てることがない。少なくとも,家庭内のことに対しては。

● あれこれ細かく指図をしたがるのは,女性の共通項なんですか。指図をされているうちが華なのでしょうね。
 指図もされなくなったら,お終いなんだろうね。

● 外部に対しても強いんだけど,これは自分の利害が関わる場合に限られる。その利害は微細なものであっても強さを減殺しない。

● 社交術が生まれつき身についているのも,女性のすごいところ。男だったら,途中で切れちゃうか,喧嘩になると思えるところでも,女性はつないでいくからね。
 かなり煩わしいと思うんだけど,その煩わしさを捨てないでいられるのはたいしたものだと思う。

● 人の上に立つのをいやがるのは,指弾を浴びるのを極端にいやがるからでしょうね。責任が重くなるのを嫌がるというより,人に批判される可能性を高めるのが嫌なんだろうな。

2015年4月14日火曜日

2015.04.14 林真理子さん

● 最近,彼女のエッセイを読んだ。彼女の作品を読むのは初めてのこと。
 じつは,奥さんは林真理子ファンで,『ルンルン』以降の小説やエッセイをマメに読んでいる。っていうか,それ以外は読まない(あ,あと,ハプスブルク家に関するものは読んでいるようだ)。

● で,奥さんから林真理子の話を聞くことはあったんだけども,ま,自分で読む気にはならなくて。文芸関係の小説やエッセイはそもそも読まないようになっていて。
 ファンが50に対してアンチも50というイメージがあったんだけど,直木賞作家なんだからね,才能プラス何ものかを備えた人ですよね。

● 今回読んだのも奥さんから借りたもの。奥さんときたら,カバーを外して風呂場でもトイレでも読むので,本体は波打っているし,ページは反り返っている。
 そういうのをトイレに置きっ放しにされたんでは,見た目も悪い。ので,借りたというか,自分も読んで,読んだらサッサと捨てようというわけなんでした。

● 読んでみたら面白かったね。これを機に,ほかの作品も読むようになるといいんだけど。

2015年4月13日月曜日

2015.04.13 ラジオの効用

● スマホでrazikoを使うようになって。といっても,週1回なんだけど。

● ラジオは自分の日常にはなかったものだ。が,触っていると,ひとつだけこれはいいんじゃないかと思う使い方を見つけた。
 いや,見つけたというほどのものでもないけど。つまり,NHK-FMで音楽を聴くということなんですけどね。

● わりと音楽(クラシック)は好きなほう。なので,聴くわけですが,だいたいCDなわけですよ。ごくたまにYouTube。
 正確にいうと,CDをリッピングしてスマホに転送して,イヤホンで聴いているわけですが。

● この聴き方だと,自分の好きな曲しか聴かないことになる。かなり高名な曲でも聴いてないのがたくさんある。
 それはそれでありだと思っている。限られた人生なんだから,好きなものを聴いてりゃいいじゃん,と思う。

● けれども,それだと視界が広がらない。自分の小さい好みの中で終始してしまいそうだ。
 その点,ラジオの音楽番組を聴けば,否応なしに聴いたことのない曲を聴かされることになる。そこで,おっ,これなかなかいいじゃん,と思えるような新しい曲との出会いがもたらされる。そういうことがありそうだ。世界が広がる。

● スマホ用のスピーカーは持っているんだけど,どうも性能に難ありっていうか,まともに響かない。ちょっと奮発していいのを買おうかなぁと思っている。

2015年4月12日日曜日

2015.04.12 古今亭志ん生を聴く

● 「淀五郎」「お化け長屋」「黄金餅」の3つを。もちろん,CD。
 志ん生は,これを含めて15演目のCDを持っている。とても落語ファンを自称するわけにはいかない。実際に聴いている度合いは,さらに落語ファンを名乗るには憚られるほどに少ない。
 一度か二度しか聴いていないと思う。しかも,ずっと離れていて,今回聴いたのは1年ぶりくらいか。

● 志ん生はどの演目でも自分流というか,自分に引き寄せて演ってたようだ。どの噺家もそうだろうと思うんだけど,志ん生の場合はそれが際だっていたらしい。
 「火焔太鼓」でも何でも,志ん生だけを聴いて,これが「火焔太鼓」なのだとは思わないほうがいいようだ。他の噺家のも聴いてみること。

● 落語が全国に広まるのは,ラジオ放送によってではないかと推測する。それ以前は,生で聴くしかなかったわけだから,東京か大阪に住んでいる人でなければ,落語なんて聴けなかっただろう。
 で,ラジオとなると,お客さんがいないスタジオで壁に向かって喋ったんだろうか。だとすると,気が抜けなかったかねぇ。あるいは,寄席でのライヴを録音して流すことが多かったのだろうか。

● そのラジオのマスターテープ,どのくらい残っているんだろうか。残っていたらすごいことになっているんだろうから,あまり残っていないんでしょうかね。

2015.04.11 セブンイレブンvsファミリーマート

● コンビニといえば,セブンイレブン。最寄り駅の駅前にあるのがセブンだから。で,最も購買数が多いのは,たぶん,PB(セブンプレミアム)の生ハムロースだと思う。
 やめるはずの家飲みがやめられなくて,家で飲むときの肴につい選んでしまうのが生ハムロースなんですな。

● ところが,4月から仕事場が変わり,通勤も自転車を使うことになった。その経路中にはセブンイレブンはない。ファミリーマートが1軒あるだけだ。
 自ずと,そのファミマを使わせていただくことになりましたよ,と。

● ファミマにもPB(FamilyMart collection)のロース生ハムがある。好みの問題なんだろうけど,ぼくはセブンのほうが旨いと感じる。

● コンビニのPB展開はコンビニにも消費者にもメリットがある。コンビニにとっては利益幅が大きくなるんだろうし,消費者にとっては安くなる。
 大変なのはOEMで生産することになるメーカーってことだろうか。

● ザッと見たところ,PB展開においてセブンが徹底している。アイテム数が多い。メーカーへの注文もセブンは厳しいのじゃあるまいか。
 PB展開においてはセブンに一日の長があるというか,ノウハウの蓄積においてだいぶ差があるんじゃないかという印象。
 ファミマはセブンより1円安くすることにこだわっている? 先行者を追いかけるときに有効な方策は,価格面で対抗することなんだろうけど。

● セブンになくてファミマにあるものは,無印製品のいくつかと,DHCのサプリメント。美容サプリがいくつかある。

2015年4月11日土曜日

2015.04.10 景気回復を感じる場所

● ぼくの行動範囲はごく限られている。どなた様も同じかもしれないけれども,ごく限られたエリアを徘徊しているにすぎない。
 で,景気回復を感じるのは本屋さんなんですけどね。

● “あこがれのファーストクラス”とか“人生を変える究極のホテル”といったタイトルのガイドブックが,旅行書コーナーに並んでいるんですよね。
 民主党政権時代にもファーストクラスに乗る人はあまたいたろうし,ラグジュアリーホテルに宿泊する人もいたはずだけれども,普通の人たちがそうした無駄遣いをするのは少なかったのではないか。
 むしろ,上手な節約方法を説く本に人気が集まっていたのではあるまいか。

● それが,そうした本が書店に並ぶようになったのは,普通の人たちの間に無駄遣いをする余裕ができてきたということ。余裕とまではいかなくても,無駄遣いに興味を向けるようにはなってきているのだろう。
 実際,安倍政権になってから株価は3倍になろうかという勢いだし,春闘の賃上げも復活してきた。

● この世が賢い消費者で満ちていたのでは,経済は回っていかない。無駄遣いって意外に大切で,できればぼくもその驥尾に付したいものだと思うんだけどね。

2015年4月8日水曜日

2015.04.08 宇都宮市立南図書館

● ここには図書館としては立派な多目的ホールがあって,そこでコンサートや映画の上映会が行われている。それらのコンサートや映画は何度か聴いたり見たりしているんだけど,肝心の図書室には入ったことがなかった。

● 少し距離があるので,普段使いの図書館にはなりそうにないし,地元の図書館に不満があるわけでもない。
 が,先日(5日),中を覗いてみた。さすがに県都の図書館だけのことはあって,ぼくの地元の図書館にはない本もたくさんある。CDやDVDは見てこなかったんだけど,これなら貸出カードを作ろうかなと思った。
 が,そういうときに限って,身分を証明できるもの(ま,運転免許証ですけど)を持ってきていない。

● 薄目の本を1冊読んで,引きあげてきた。
 次は貸出カードを作るかもしれない。東図書館なら自転車で行けなくもない。たぶん,返すときはどこに返してもOKなのだろうから,たまに南で借りて,東に返すということになる。

● 本は買うのを基本にするのがいいと思う。が,本は際限なく増殖する。古いのをまとめて処分した。最近は読んだら,地元の図書館のリサイクルコーナーに持って行くことにしている。
 基本,読んだら捨てる。残すのは例外。そうしても,なかなかスッキリしない。

● 借りれば,読んだら必ず返すことになるから,増殖を抑えることができる。返却期限までに返さなければならないから,それが読書促進効果をもたらす。
 借りるのも悪くはない。丁寧に扱って,読んだら返却期限を待たないでサッサと返却するのがマナーだろうけど。

2015年4月7日火曜日

2015.04.07 razikoを使ってみた

● NHKラジオ(第2放送)の英会話番組で勉強して英語を読み書きできるようになりたい。英語が読めれば,ネットからの情報収集力が段違いに強化される。
 そこまでいかなくても,英語コンプレックスを少し払っておきたい。

● リアルタイムの放送はなかなか聴けないから,録音は必須だ。そのためにrazikoをインストールしている。で,そのrazikoを使ってみた。
 結果からいうと,問題なく録音できた。予約録音も複数まとめて設定できる。設定の仕方も簡単だ。
 録音中は音声をミュートにできるから,職場で録音しても大丈夫だ。

● ただし,NHKの場合,razikoだと3分遅れて放送される。ので,スマホの時計を3分遅らせておかないといけない。ここだけ,要注意。

● 放送大学の放送も入るから,勉強好きな人にとっては便利になったと感じるだろう。まったくスマホがあればたいていのことはできるんですなぁ。

2015年4月6日月曜日

2015.04.06 谷川九段がB級1組に踏みとどまった

● 21歳で史上最年少の名人になった頃,若き獅子のイメージがありましたね。24,5歳の頃にNHKの将棋講座の講師を務めた。その番組はぼくも見たんだけど,スーツ姿がかっこよかったねぇ。
 以来,ぼくは谷川九段のミーハー的ファン。

● 昨年,32期在位したA級を陥落。B級1組でも不振を続け,あるいは2年連続の降級もあるのかと思わせた。が,終盤,盛り返して,からくも(と言っていいと思うのだが)B級1組にとどまることになった。
 単純に良かったと思いますよ。

● 日本将棋連盟が発行している「将棋世界5月号」に田丸昇九段が次のように書いている。
 理事(会長)になったことで,将棋の成績が落ちているのは明らかだ。しかし谷川はそんな弁解を決してしない。大山は会長の務めを割とマイペースでこなしていた。時には講演などの個人的な仕事を合間にした。(中略) 谷川は会長の務めをまんべんなくこなし,対局以外の時間をほとんど公務に当てている。重要な問題に際して,自身で素案を作る実務的な一面もある。(p71)

2015年4月2日木曜日

2014.04.02 田舎に住んでいることのメリット 2

● で,池袋に着けば着いたで,ぼくなんか駅の構内で迷子になりますからね。西口に出たいんだけど,一発で決められたことがない。必ず,方向を見失う。
 こういうところを自在に歩ける都会人ってすごいと思う。

● まっすぐ歩けないしね。自分の前を横切ろうとする人もいるし,この雑踏の流れの中にいてたたずむ人もいる。
 若いときはいいけど,歳をとるとけっこうストレスになりますねぇ,こういうことが。

● いろんなものの規模や仕組みが,個の理解を超えてしまっているっていいますかねぇ。適応するのに時間がかかると思う。
 っていうか,適応できるか,オレ。

● 都内で散歩ってできるんだろうか。いや,できますよね。さすがに,それはできる。都内のすべてが新宿駅や池袋駅界隈のような雑踏に満たされているわけではない。
 むしろ歩いてて楽しい散歩道は都会に多いかもしれない。

● でも,新宿や池袋にいると,よく空気が足りなくならないなぁと思ったりするね。こんなに人がいて酸素を吸ってるんだから,と思うとね。
 その点,田舎はいいやね。人にぶつかることはないし。買いものはネット通販でできるんだし。都内でしか買えない商品なんて,まずないでしょ。ファッション関係ではあるかもしれないけど,どうせ田舎じゃ着ていくところがないんだからね。

● では,都会より田舎のほうがいいかというと,そこがね。通勤をしなくていいんだったら,都内の交通至便なところにあるマンションを借りて住みたいけどね。
 一番安心だと思いますよ。同じマンションの中にクリニックもあれば,飲むところも食べるところもあってね。刺激があるからボケなくてすむかもしれないし。

2015年4月1日水曜日

2014.04.01 田舎に住んでいることのメリット

● 今の時期は「青春18きっぷ」が使えるので,普段より東京に出ることが多くなる。先日も池袋に行ってきた。
 池袋なら湘南新宿ラインに乗るのがいい。んだけど,運転本数がそんなに多くないので,上野東京ラインに乗り入れる熱海行きに乗った。

● となると,赤羽で埼京線に乗り換えるのが最短距離になる。でも,それはしないで,上野で山手線に乗り換えた。
 なぜというに,埼京線は混むからだ。休日の日中でも相当に混みあう。多少遠回りでも,あの混雑は避けたいなと思う。

● 平日の朝夕はどういうことになっているのだろう。田舎に住んでいてよかったと思うことの筆頭は,首都圏の通勤ラッシュを味わわなくてすむことだ。田舎でも朝夕は混みあうけれども,混雑の質が違う。
 もしぼくが首都圏の住人だったら,混雑が始まる前に家を出て,サッサと会社に着くようにするね。会社に入れればそのまま入るし,入れなければ座って過ごせる場所を探すことになる。首都圏なんだから,絶対あるはずだ。

● あれだけ混んでれば,秩序を保つのは無理だよね。痴漢じゃないのに痴漢されていると思うことだってあるでしょうよ。濡れ衣を着せた女性を責めるのも酷だ。
 ともあれ。田舎に住んでれば,痴漢の濡れ衣を着せられる怖れもない。これ,かなり大きな安心材料じゃないですか。