2015年4月22日水曜日

2015.04.22 「宇のコト」というパンフ冊子

● 宇都宮市の東図書館に「宇のコト」というパンフ冊子があった。「宇都宮の暮らしのコト」という意らしいのだけど,「ダブルプレイス」という言葉が出てくる。
 「大都市と地方の両方に仕事や暮らしの拠点を置き,2カ所を行き来しながら生活を楽しむライフスタイル」ということらしい。
 普段は東京だけれども,週末は宇都宮で過ごす(あるいはその逆)。「地元2つ,幸せ2倍」なんていうコピーもあった。

● 宇都宮ならそれができる(高崎でも水戸でもできる)。唯一の疑問は,住居をふたつ持つのかってこと。
 だとすると,コストが相当になるな。賃貸だとしても,週末しか泊まらないのに家を借りるというのはなぁ。
 宇都宮からで東京に出てった人が,週末だけ宇都宮に戻って過ごすっていうのを想定してるんですかねぇ。この冊子にはシェアハウスも出てるんだけど。

● 「ダブルプレイス」というのは,はやり言葉でもあるんですか。わりと聞きますよね。
 旧来型の別荘暮らしとは違いますよね。夏の間だけ軽井沢や那須の別荘で過ごす。冬の間だけハワイのコンドミニアムで過ごす。そういうのにはあんまり惹かれない。そういう過ごし方なら,別荘は持たずにホテルで間に合わせたほうがいいと思う。
 別荘なんか持っちゃうと,それに縛られることになる。夏はずっと軽井沢でいいんですか,それ以外のところには行きたくならないんですか,と訊いてみたくなる。

● 「ダブルプレイス」はある一時期だけ引っ越すってんじゃなく,普段から2カ所に軸足を置くわけだ。でも,週末に過ごすところの住居をどうするのかっては,やはり問題。
 ぼくだったら,どうするか。仮に週末を東京で過ごすとする。金曜の夜から日曜の午後までを東京で過ごすことになるか。その2泊をどうする?
 やはりビジネスホテルになると思う。ホテルでの2泊を毎週続ける。

● ただ,それをいくら続けたところで,「地元2つ」と言えるほどになるか。なりませんよね。どんなにそのスタイルに馴染んだところで,観光客の域を出ないだろう。
 っていうか,それでは住むってことになりませんよね。それでも「ダブルプレイス」といってもいいんですかね。

0 件のコメント:

コメントを投稿