● 「淀五郎」「お化け長屋」「黄金餅」の3つを。もちろん,CD。
志ん生は,これを含めて15演目のCDを持っている。とても落語ファンを自称するわけにはいかない。実際に聴いている度合いは,さらに落語ファンを名乗るには憚られるほどに少ない。
一度か二度しか聴いていないと思う。しかも,ずっと離れていて,今回聴いたのは1年ぶりくらいか。
● 志ん生はどの演目でも自分流というか,自分に引き寄せて演ってたようだ。どの噺家もそうだろうと思うんだけど,志ん生の場合はそれが際だっていたらしい。
「火焔太鼓」でも何でも,志ん生だけを聴いて,これが「火焔太鼓」なのだとは思わないほうがいいようだ。他の噺家のも聴いてみること。
● 落語が全国に広まるのは,ラジオ放送によってではないかと推測する。それ以前は,生で聴くしかなかったわけだから,東京か大阪に住んでいる人でなければ,落語なんて聴けなかっただろう。
で,ラジオとなると,お客さんがいないスタジオで壁に向かって喋ったんだろうか。だとすると,気が抜けなかったかねぇ。あるいは,寄席でのライヴを録音して流すことが多かったのだろうか。
● そのラジオのマスターテープ,どのくらい残っているんだろうか。残っていたらすごいことになっているんだろうから,あまり残っていないんでしょうかね。
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