2017年4月8日土曜日

2017.04.08 「lol」のライヴをちょこっと見た

● 朝から鬱に襲われて。部屋の隅っこに座って,ずっとパソコン(ネット)を眺めていることしかできなかった。
 が,午後からどうにか外出。行った先は宇都宮のベルモール。

● ここにも桜並木がある。ベルモールから宇大工学部の先まで続いている。満開だった。やっぱり惹かれますなぁ。桜って樹皮が黒いから,ピンクの花びらがいっそうはえるのかもしれない。
 背景が都市的景観だとさらにいい。桜には都市が似合う。

● この時期にはブログもSNSも桜の写真で溢れかえっているので,それに付け加えても仕方がないんだけど,ぼくもその驥尾に付して載せておくことにしよう。
 毎年,忘れずに咲く桜は偉い。しかも,ぼくらよりずっと長生きだ。歳を取ってもボケないのだ。

● そのベルモールの“カリヨンプラザ”で「lol」のミニライヴ&トークショーがあった。13時からと16時からの2部。
 たまたま,16:20頃に前を通って,何をやっているのだと足を留めてステージを覗いたら,終わりまで動けなくなった。吸引力がある。
 この吸引力の正体って何なのだろうなぁ。歌のうまさか,ダンスの切れ味なのか。そういうのもあると思うんだけど,それ以前に何かがあるような気がする。

「lol」のOFFICIAL WEBSITEから拝借
● 「lol」は男(2人)女(3人)の混合ユニット。まだ若い彼らの,その若さが発するもの。こうして夢を追っている(あるいはすでに達成しているのかもしれないけど)一途さから立ちあがってくるもの。思いこみが作る何ものか。
 よくわからないけれど,休まないことの凄みみたいなもの。ギュッと圧縮されたエネルギー。ほとんどの人が持たない,そうしたものが醸す魅力。

● ぼくは立ち見だったんだけど,用意された椅子に座っているお客さんの中には,ぼくより年上と覚しきオッサンもいた。歌とダンスに合わせて手を叩き,身体を揺すっていた。そうか,こういう老後の過ごし方もあるのか。
 ぼくももう老後に入ったといっていい境遇なので,早速にも彼を真似てもいいのであるよ。

● ぼくの息子と同じくらいの年齢だろう。自分の息子にその資質を与えてやることができなかったのを,申しわけなかったなとも思った。親が持っていないものを子供に分けることなんて,そもそもあり得ないわけだが。
 ともあれ,いいものを見せてもらった。やはり外に出ないといけないね。ずっと家に垂れこめていたんじゃいけないよ。

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