2017年4月22日土曜日

2017.04.22 宇都宮市立東図書館

● ぼくは宇都宮市民ではないんだけど,宇都宮市立図書館の利用者カードを持っている。「広域利用カード」っていうやつ。
 中央館は宇都宮市文化会館の隣にあるのだが,その文化会館がずっと改装で休館していたので(4月から再開),中央館に行くことはほとんどなかったけれども,雀宮の南図書館とこの東図書館にはわりとお世話になっている。

● 本を借りることももちろんあるんだけど,それよりもそれ以外のところでお世話になることが多い。南図書館にはサザンクロスホールがあって,コンサートなんかも開催されるし,年に何度か往年の名画を上映する。
 映画といえば東図書館でもっと頻繁に(といっても,月に一度)上映される。で,こちらの方でお世話になっている。

● ぼくが若い頃は名画座というものがあった。3本立てで,ロードショー(死語か)の劇場の半額近い料金だった。入れ替えなんてなかったから,一度入れば好きなだけ見ていられた(といっても,3本立てなんだから,だいたいは一度で出てきてたけど)。
 でも,今,こういうものを興行的に成り立たせるのは,百パーセント不可能だろう。限りなく安い料金でネットで見ることができるんだから。

● でも,ネットよりは自分以外の人がいるところで,それなりの大きさのスクリーンで見たいわけだ。そうなると,東図書館はありがたい。
 この日は“20世紀名画座 「ゾラの生涯」”があった。それで出かけていったわけなんでした。

● 公共図書館の立派さはおおよそそこに住んでいる人口の多寡に比例する。栃木県でいうと,やっぱり宇都宮がダントツだろう。
 東図書館も立派な施設だ。宇都宮市民には過ぎた施設だと悪態をつきたくなるんだけど,市民でもないのに利用させてもらっている身で,それを言っちゃ天に唾するどころの騒ぎではなくなる。身を慎むことにする。

● 最近の流行は,図書館単体ではなく,複合施設が多くなっていることだ。コミュニティセンター的な機能を併せ持つところが多くなっている。東図書館も南図書館もそうで,であればこそ,コンサートや映画も催行されるのだろう。

● 絵本の読み聞かせなんてのも行われている。乳幼児を連れたお母さんがやってくる。そのせいだけではないけれども,図書館ってわりとうるさい。本を読むには適さない場所になった。
 まぁ,しかし。利用者を増やして,図書館に税金を投入することが妥当であるとの説得力を得たいということだろう。

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