2017年4月24日月曜日

2017.04.24 奴隷労働

● 朝は6時半に家を出ている。途中,コンビニで缶コーヒーを買って休憩する。
 朝から賑わっている。ぼくと同じように出勤途上と思われる人たち。コーヒーを買って車中で飲んでいる人,一服つける人,朝食なのか昼食なのか,パンやおにぎりを買う人。コンビニは「道の駅」以上に「道の駅」になっている。

● 6時半のしかも田舎なのに,けっこう車が走っている。すでに仕事をしている人たちもいる。
 社会全体がコンビニ化しているんですかねぇ。24時間,誰かしらが動いていて,誰かしらが働いている。昔から夜の商売はあったんだけど,その範疇を超えて,24時間社会になっている印象。

● ぼくが子供だった頃,お父さんたちは夜の7時のNHKニュースを家で見ていたような記憶がある。今は,そんなことができるサラリーマンは稀だろう。長時間働くようになっている。
 サラリーマンの楽しみって外に出て食べる昼食と,出張中の電車の中の一人時間くらいではないか。

● 仕事に生きがいを感じている人なんて,ほとんどいないだろう。これはつまり,奴隷労働だよね。お金のために勤務中は自分の価値観や感じ方を殺す。
 その“勤務中”が長くなっているというのは,奴隷でいる時間が長くなっているってことだ。

● 社会は豊かになったと言われる。自分もそう思う。昔には戻りたくない。
 しかし,何かがおかしい。豊かになるってのは,少ししか働かなくても食っていけるってことじゃないのか。
 機械化が進み,パソコンを使うのが当たり前になって,生産性は確実に上がっているはずだ。しかし,奴隷時間が長くなっているという印象がある。

● ところが。次のような記事に接した。「バブル直後には2000時間を超えていた年間の総実労働時間は少なくなり続け、'14年には1729時間にまで減少している(OECD調べ)」というのだ。
 これ,本当なのかね。ぼくの実感からは遠いんだけどね。どういう調査をの仕方をしているのかなぁ。ひょっとして残業手当を払っている分だけしか計上してないんじゃないか。
 つまり,サービス残業が増えているってことなのではないか。だとしたら,笑えない話だけどねぇ。

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