2017年8月9日水曜日

2017.08.09 夜の銀座と新橋を歩いてみた

● 平日の夜の銀座。中央通りと並木通りを歩いてみた。中国語が聞こえてこなくなった銀座は,気持ちがいい。いや,聞こえてはくるんだけど、ひと頃ほどではない。
 爆買いが減っちゃって,そこは痛し痒しというところなんだろうけどね。

● 外国人観光客は中央通りに集中しており,並木通りに移ると,ガクンと減る。
 酔客をホステスが出口まで送っている。幼児に戻ったお客を,ホステスが保母さんになってあやしているという図式。昔からそうだったし,これからもそうだろう。
 ホステスの仕事は,子供になった男性客をあやすこと。それと,愚痴と自慢話を聞いてやること。銀座のクラブの機能は単純なのだろうな。
 場末のスナックもまったく同じ。ぼくも,夜のカウンセラーにだいぶお世話になった。

● 銀座で男を磨く的な言い方を耳にすることもあるけれども,そこをあまり真に受けてはいけないのかもしれないねぇ。
 昔は銀座に文壇バーというのがあったと聞く。作家が集って四方山話に興じていたのだろう。作家たちにとっては居酒屋的なところだったのだろう。だいぶ高くつく居酒屋だったろうけど。
 その当時は,銀座で男を磨くなんてこともあったのかなぁ。いずれにしたって,古き良き時代という以上のものではないような気がするが。

● 今はどうなっているんだろう。接待に使われることはあるんでしょうね。
 が,モテる男性はこういうところにあまり出入りしないような気がする。なにせ行ったことがないので,空想と妄想だけでモノを言うことになってしまうんだけど,今の銀座ではクラブとキャバクラの境界線ってあるんだろうか。
 キャバクラなら,間違って場末の店に一度行ってしまったことがあるんだが,退屈きわまるところだったぞ。ホステスの素性が見えてしまって。というより,積極的に素性を明かしてきたな。公然の秘密で覆われている素性だから,隠す必要はないのかもしれないんだけど。

● どっちにしても,ぼくは銀座よりも新橋が似合う人間だ。その新橋に移動。
 明日も仕事だろうに,この時間まで飲んでる人,多し。
今の男たちは飲まなくなっていると思っているのだが,その分,女性が飲むようになった。パワーを感じる。
 ぼくもかなり飲んだ口だけど,もう深夜まで飲むのは辛くなった。

● 場所がらなのか,駅の周辺に立ち食いそばのスタンドが多い。その中のひとつ「かのや」でたぬきうどんを喰う。350円。
 本当は居酒屋で飲んで,新橋村の住民の一人になりたいんだけど,そこまでのパワーは(少なくとも本日のところは)ない。

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