● 東芝が2部に降格するときに,東芝株は値下がりすると書いた新聞があった。というか,多かった。各種インデックスの指標から外れるから,大手は買わなくなるだろう,と。
が,現実はそうなっていない。昨日は下げたが,朝鮮半島情勢を嫌気して全体が下げているので,その流れにあるに過ぎない。東芝固有の理由によるのではない。
ま,新聞記者のヨミなんてのはそんなものでしょ。
● 腕に覚えのある人なら,東芝株はチャンスをくれるかもしれない。が,普通人はやめておいた方がいいだろうね。ぼくもやめておく。
● ぼく一個は,今はキャッシュポジションを高めておくべきときではないかと思っている。ぼくがそう思うんだから,市場は逆に動くかなぁ。
なぜそう思うのかといえば,朝鮮半島もだけど,ヨーロッパが不気味だから。ドイチェバンク危機説はだいぶ前から語られている(が,現在まで特に異変は生じていない)。
こういうものって,徐々に兆しが強くなるというんじゃなくて,来るときは突然来るものだと思う。
● そうなったらユーロはどうなるのか。イギリスやフランスはどうなるのか。立て直すのにどのくらいの公的資金が必要になるのか。欧州各国はその負担に耐えられるのか。
どのくらいで立て直せるのか。それまで,世界でどのような混乱がどの程度まで発生するのか。
● こういうとき,ネットにはあまり信頼できる情報はないように思う。ものがものだけに,欧州各国ともそんな情報が出ないように気を遣っているだろう。
こちらの感度が悪くて,キャッチできないだけかもしれないけど。いわゆる“ここだけの話”的なものは,当然,情報から除外しなければならない。
● だから,ヨーロッパが不気味だというのは,データに基づいた予想というレベルのものではない。何となくそんな気がするという,大昔の天気予報のようなものにすぎない。
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