● 今日は相方と氏家店。いつものつけ麺ではなくて,普通のラーメンを注文してみた。“煮干しそば”のあっさり。つけ麺の並みより量が少ない。
ただし,“あっさり”とは言っても,そこは「みやこ家」のことだから,濃厚だと言われればあぁそうかと思う程度には濃厚なんですよ。煮干しのダシが鼻にツンとくるほど。
● 大昔,煮干しをポケットに入れて,それで焼酎を飲んでごらんよ,美味しいよ,と勧められたことがあった。さすがに実行はしていない。
が,子どもの頃に煮干しをおやつ代わりに囓っていたことはある。ダシを取るくらいなんだから不味いはずがない。子どもでも旨いものだと思った。見た目の問題はあるけどね。
● それから。やはり子どもの頃。わが家では(わが家に限らず,同時の田舎ではたいていのところでそうだったと思うのだが)味噌汁のダシを煮干しで取った。
で,ダシを取ったあと,煮干しを引きあげないんですよ。そのまま味噌汁と一緒に出てくる。その煮干しを食べるのも好きだった。
● 今から思えば,よほど貧しかったんだよね。二重構造という言葉があった。都市と農村の二重構造,大企業と中小企業の二重構造。
都市と農村では明らかに生活に格差があった。文化的な刺激がどうのこうの,娯楽の機会がどうのこうの,という話ではない。それ以前の衣食住のレベルにはっきりした違いがあったと思う。
● その頃に比べれば,今は明らかに良くなった。いろいろ言う人がいるけれども,良くなっていると思う。
人の記憶って不思議なもので,月日という篩にかけられると良いことだけが残る。幼かったときの楽しい記憶は,だからもちろんある。
にしても,だ。昔は良かったなんてとんでもない。昔の農村はひどかった。
● ところで。つけ麺ではなくて,“煮干しそば”にしたわけは,麺以外にご飯も食べたいと思ったからであります。
餃子セットを付けたんですよ。餃子でご飯を食べるのは旨いですからねぇ。
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