● Androidを3台使って,よんどころない事情でiPhoneに乗り換えたんだけど,AndroidとiPhone,どっちがいいか。
そんなものはそれぞれの好みによる。以上が結論だ。
● 以下は,そのうえでの話。
マニアックに使い倒したいというなら,Androidだろう。実際,そういう人たちはAndroidを選んでいると思う。iPhoneを持っている場合でも,比較対象としてだろう。
Androidは外に開かれているという印象がある。細部の統一が取れていないとか,バラバラだとかという批判を受けることもあるんだと思うんだけど,外に対してオープンさを保とうとすれば,そうなるのは必然だ。
● 自由を保障しようとしているように感じられる。端末を生産するメーカーがOSに手を加えることを認めているようだし,同じことはユーザーにも許されているのじゃないか。
腕に覚えのある人なら,Androidの方が遊べると思う。
● 対して,iPhoneにはiPhoneの世界があるという印象。世界があるというのは,その世界で閉じているということであって,勝手に外に出るのは許されない。
この中で楽しんでね,っていう感じ。バッテリーの交換すら,ユーザーが勝手にはできないようになっているんだからね。
● が,その世界にいる分には,すこぶる快適に過ごせる。迷いや戸惑いに遭遇することは,最小限になるよう周到に配慮されている。
しかも,その世界は閉じられているとはいえ,充分に広い。
● ほとんどの人にとって,“スマホを使う=アプリを使う”のはずだ。ゲームやSNS,PowerPointでのプレゼン,音楽や動画,スケジュール管理,メール,ネット検索,などなど。自分がやりたいことをやれるアプリを探してインストールして,そのアプリを使うことが,つまりスマホを使うということ。
これに関して,iPhoneではできないけれどもAndroidならできるってことはあまりないような気がする。ってか,そんなのまずないでしょ。
● スマホにキーボードやマウスやUSBメモリをつないで使うのは,Androidならできる。iPhoneではできない。けれども,それをやりたいと考える人は,そんなにいないと思う。パソコンがあるんだから。
やらないけれどもできた方がいいと思う人は,ぼくも含めてかなりいるかもしれないけど。
● おまえはどっちがいいと思っているのだ? 身も蓋もない言い方なんだけど,どっちでもいいかなぁ。
いや,じつはですね。iPhoneの使い勝手の良さにだんだん取り込まれそうになっているんですよ。だものだから,ちょっとそれに抵抗したいという気味合いがあって,こんなことを書いてみたんですけどね。
取り込まれりゃいいじゃん,妙な抵抗なんてするなよ,と自分でも思うんですけど。
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