2014年12月16日火曜日

2014.12.16 駅ビルで出逢った無礼者

● JR宇都宮駅の駅ビル(パセオ)にはスーパーが入っていて(“えきの市場”と申す),ぼくも時々利用させてもらっている。
 某日,豆腐とネギと白菜と豚こまを買った。

● そのとき,酒の売場をウロウロしていたら,とあるオバサンから日本酒はお好きですか,と訊かれた。何事かと思ったら,栃木のお酒で美味しいのはどれなのか教えて欲しいということだった。
 そんなのは好きずきだけどね。こういうときはためらうことなく,ぼく自身の好みを伝えることにしている。
 惣誉と天鷹でしょうね,と即答したね。そしたら,どっちがいいんでしょうと畳みかけてくるから,そこは好きずきでしょうと答えるしかなかった。

● ぼく自身,惣誉の“初しぼり”が出ていないかと探していたんだけど,天鷹の“心”もいいからね。
 だいぶ昔のことになるんだけど,天鷹酒造がある湯津上に住む人と酒を飲んだことがあった。もちろん天鷹。
 ぼくはどうしても吟醸酒の“心”に手が伸びるんだけど,彼は俺はこっちの方がいいですよと言って,その昔は2級酒と呼ばれていた一升瓶を自分のグラスに向けた。かっこいいなぁ,こいつには勝てないなぁと思ったことを憶えている。何がかっこよくて,何が勝てないのか,自分でもよくはわからないんだけどね。

● それはさておき。ぼくに訊ねたオバサン,さらに店員をつかまえて,あの人はこれとこれがいいと言うんだけどどうなのよ,と訊いていた。
 結局,惣誉でも天鷹でもないものを選んだようだ。無礼なババア(ババアになっちまったよ)であるな。人に訊いて答えてもらったら,無理にでもそれを選べよ。礼儀だろ。

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