2020年1月4日土曜日

2020.01.04 目黒通りを歩いてみる

● 白金台って第2種住居専用地域なんだろうか。マンションしかない印象なんだが。つまり,歩いててもあんまり面白くない。ここがセレブの街で,ここに住みたいと憧れる人が多いらしいんだけど,交通の便が突出していいとも思えない。
 にも関わらず,人を呼ぶ誘因力があるのはなぜなのだろう。セレブの街というイメージ(実態を伴っているのだろうが)だろうか。歩いてても面白くないというのは観光客の見方であって,都内居住者にとっては決してそうではないなんらかの理由があるんだろうか。

● シェラトン都ホテルに泊まっている。泉岳寺をはじめ,ホテルから歩いて行けるところにはあらかた行った気がする。ので,あらためて目黒駅から目黒通りを降ってみることにした。
 白金台から高輪にかけては,寺町かと思うほどお寺が多いが,目黒駅の近くにも神社とお寺があった。4日の今日の昼間,参拝者はいなかったようだ。

● 自転車博物館。一度,覗いたことがある。今日は正月休み。
 転倒事故をやらかしてから1年以上遠ざかっているけど,遠ざかったままではいかんだろ,俺よ。自転車復帰に向けて刺激を与えてくれそうな施設だ。

● 通り沿いにこういう店もある。今でも営業してるんだろうか。吉行淳之介のエッセイ「街角の煙草屋までの旅」を思いだすわけだ。作者が煙草を買いに行った坂の上の煙草屋もこんな風情だったろうか。
 昭和レトロだけれども,こういうものが混在しているのも都市の魅力になる。この場所なんだから,土地の資産価値だけで相当なものだけどさ。

● 白金台にもドンキがある。ぼくの知る限り,このあたりでは唯一のスーパー。したがって,混んでいる。
 そこから外苑西通りに入ってみる。こんな蕎麦屋があった。営業は明日からですかね。これもレトロな店構えだ
が,営業中なら入ってみたくなるではないか。








● こんな三角の土地もある。三角形の頂点のこの家屋は花屋さん。
 こういう土地でもあなた,白金台ですよ。あなた所有の宅地と田畑,山林を全部売っても,この三角地は買えませんからね。
 一方,こんなのもあるわけです。とりあえず,ぼくには無縁な存在。










● 目黒通りを右に入ると,八芳園。二度ほど,目の保養をさせてもらった。広大な庭の手入れだけでも,とんでもないお金がかかってますわね。しかし,その資産価値たるや。
 土地の価格のことばかり言って,品がないですな。申しわけない。

● 日吉坂を下ると,わがシェラトン都ホテル。ホテルのこの掲示板はだいぶ古いもの。ここに
写っているパソコンはiBook。懐かしすぎますよ。





















● 下りきったところが清正公こと覚林寺。ここに来るまでに御朱印が押されている色紙を持った人を結構な数,見かけたのだが,山手七福神というのがあるらしい。これだったのだな。
 最も短い時間で回れるのは日本橋七福神だろうけど,こちらも短時間達成型の七福神。





● と,あらためて歩いてみたんだけど,どうしてここが憧れの地になるのか,やはりピンと来ない。最寄駅はJRの目黒駅かメトロの白金台駅。不便では全然ないけれども,他地域に比して恵まれているというわけでもない(ように思う)。
 東京駅と羽田空港へのアクセスがいいかどうかが,ほとんどすべてだと思ってしまうのだが,これは上っ面の利便性を追っただけの結論になるんだろうか。今,東京に住むなら品川が一番良く,豊洲や月島の湾岸地域がそれに次ぐ。ぼくに無限の富があれば,これらの地域のタワーマンションに住みたいものだよ。

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