飲食店や旅館では,頭を抱える度合いが深刻化しているだろう。外出しない=お客が来ない,だものな。
ぼくはこの週末も外出する。中止しないコンサートを2日間で3つ聴き,ホテルに宿泊し,東京の街も歩いてみたい。
● 待ってろよ,ぼくのシャングリラ。こういうときこそ,電車に乗って行くよ。
と思って,今週末も蛎殻町のロイヤルパークホテルに宿泊した。今回は1648号室。
ぼくが着いたのは18時を過ぎていた。ラウンジで相方と落ち合った。
したらば。お客さんの数はいつもどおりだったんでした。「こういうときこそ」などと力む必要はなかったんでした。
● わが家のホテル奉行によると,今回の予約はだいぶ前に入れていたらしいのだ。なぜかというと,安い料金のオファーがあったからで,今回はいつもより5千円ほど安い2万円で泊まっているのだ。ぼくらだけが安いわけではないから,その安さに惹かれてかあるいは別の理由でか,ともかくお客さんは入っている。
で,いつにも増して大衆居酒屋度が上がっていた。若い女子の3人組。卒業宿泊(?)だろうか。声が大きい。これがあると居酒屋度があがる。
● 隣に熟年カップルがいてね。男は70代,女は50代。夫婦ではないようだ。なぜなら,男の方がひっきりなしに喋っているからだ。女もちゃんと聞いている。夫婦なら会話は少ないはず。
で,男が喋っていることがじつにどうもくだらないもので,その様子からすると,この2人は夫婦ではないけれども,共通体験は多いように思われる。援助交際熟年版ではないように見える。
この熟年カップルの食欲と好奇心が素晴らしい。使用済みの皿が何枚も重なる。下げるのが間に合わない。飲み物のいちいちを点検して,角ハイはないわね,とかやっている。これも居酒屋度をあげる。
● 翌日の朝食はいつものとおりの人形町定食。ヨーグルトとローストチキンでタンパク質を充分以上に補給。当然,昼は抜くつもりだけれども,どうしても食べてしまうよねぇ。
夜は飲んでしまうし。ラウンジのカクテルタイムで飲まないで我慢できたのは最初の1回だけだったかなぁ。でも,兎屋は我慢したからね。
● このホテルは現時点で最も数多く泊まっているので,もっともホッとできるホテルでもある。帰ってきたという感じがする。ぼくにとっての竜宮城だ。
チェックアウトもラウンジでするが,この竜宮城では帰りに玉手箱を渡されることはない。したがって,それを開けて一気に歳を取ることもない。鯛や鮃の舞い踊りもないけれども,安心無害な竜宮城だ。
● ところで,このコロナ騒ぎ,どうなるんでしょうかねぇ。高山義浩先生が,現時点(2/25)では普通にやっててコロナウィルスに感染することはまずない,しかし病院には危険だから行くな,と仰っている。
が,文章の落ち着きとか運びとかから,ぼくはこの先生を自分の指針にすることに決めている。つまり,現時点では基本は楽観。泊まるし,歩くし,聴きに行く。
● それ以前に,最初からボタンを掛け違えているのではないかという気がしている(もちろん,素人の印象にすぎない)。新型だというだけで怖れる必要のないものを怖れて,膨大な無駄なコストを支払っているような。日本のみならず世界規模で。
気をつけていたって風邪になるときはなる。コロナってその程度のものじゃないのかね。
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