2020年3月4日水曜日

2020.03.04 完全引退まであと27日

● サラリーマンを辞める日が近づいている。4月になったら,41年に及んだ暗黒時代にやっと別れを告げることがきた,とTweetするんだろうかなぁ。
 でもって,4月が1週間も過ぎると,いや,3月までは良かったよ,と言いだすのかもしれない。

● 足りないと言われながらも,年金がある。満額出るのはしばらく先になるけれども,月額で13万円くらいは出るのじゃないかな。相方は来年度も働くと言っているので,経済的な心配はない。
 っていうか,相方に養ってもらう感じか。医療保険については,彼女の扶養家族になるんだろうかなぁ。ので,病気をしないようにしないとな。お金を使わないようにしようと思ってますよ。

● 下着を含めて,洋服は一生分あるような気がする(流行だの何だのはどうでもいいとして)。だから新たに買う必要はない。家もある。だましだまし使えるだろう。ローンはない。
 当初は相方も一緒に辞める予定だったので,ぼくの年金13万円だけでやりくりすることになるはずだった。それでもできないことはあるまいと思っていた。

● 今どき,健康で文化的な最低限度の生活を営むのに,お金が果たす役割はかなり減じている。インターネット効果だ。
 そのネットも格安で使えるようになった。ぼくなんか,スマホは月額1,050円で使えているし,自宅の無線LANも数千円。パソコンやスマホは一度買えば数年は使えるわけだし,しかも,スペック的には数年前の機械でもさほどに支障は来さないレベルになっている。
 それに加えて,Amazonプライム会員の会費が,年額5千円足らず。それだけで,映画は居ながらにしていくらでも見られる。音楽もバレエ公演もYouTubeでただで視聴できる。

● 昔ながらの図書館もありがたい存在だ。ただで本が読める。図書館にある本はそっくり自分のもので,専門のスタッフを雇って管理してもらっていると思えばいい。実際,自由に読めるわけだから,そういうことなのだ。
 昔と違うのはCDでしょうね。パソコンでリッピングできるようになったから,クラシック音楽を聴くにはネットより図書館でCDを借りた方が話が早い。一生かかっても聴ききれないほどのコレクションが短時日のうちにできあがる。

● 人づきあいは好きではない。仕事絡みの人間関係は職場を共にしている間だけでいい。若い頃からそうしてきた。ので,完全引退に伴って失う人間関係などというものはない。仕事絡みの人間関係は必要悪であって,最初から存在していなかったも同然だ(ただし,ごく少ない例外はある)。
 だから,抜け落ちた人間関係をFacebookで補おうという発想はない。ネットで個対個のコミュニケーションを図るのは,そもそも間違いだと思う。SNSもそういうふうに使うものではない。

● ではどう使うのか。ひとつには社会の窓としてネットを扱う。ニュースをはじめ,情報を得るためのツールとしてネット以上のものはない。特に,Twitterはそれに向いている。
 もうひとつは,不特定多数に向かって,言いたいことを言うために使う。といって,ぼくのような人間に是非ともこれだけは言っておきたいなどという主張はない。たいていのことはどうでもいいと思っているからだ。
 ので,不特定多数はイコール自分ということになる。独り言を言うためのツールだ。独り言とログを残すためにTwitterを使っていきたい。写真も保存できる万能のメモ帳,スクラップブックとしてTwitterは秀逸だ(Twilogの併用が条件)。
 それを誰かに見てもらうことができて,時々,リプが付く。人間関係なんぞというものは,その程度でいいのではないか。

● 家で,しかし地域活動はしないで,淡々と生きているには,以上で充分だ。それ以上の装置は要らない。
 逆にこれは要らないのじゃないかと思う装置は,固定電話とテレビだ。固定電話は芳しからぬ企業の営業ツールにしかなっていない。それをこちらの費用負担で維持しているようなものではないか。現状では固定電話がないと光ファイバーも接続できないのだろうから,ネット接続もモバイルルーターにするのが正解かもしれない。

● テレビは,完全引退後は見ることになるかもしれないという予感がないではない。家に大型モニターが3台もある。いや,やはり見ないか。NHKの受信料を払っているのがもったいないな。
 車も処分する予定。相方が使っている車だけで足りる。なんせ,ぼくは通勤をしなくなるのだから。ぼくが乗っているのは13万㎞以上の走行距離になっている。今月中に廃車するかな。

● 問題は自転車。引退後に自転車に復帰するかしないか。自転車で日本一周くらいはやりたいと思っているが,初期費用が40万円くらいかかるか。出せない額ではないだけに,ちょっと悩んでいる。
 引退生活を始めてから考えればいいと思うが,自転車旅行じたいに相方が反対することはないと思う。喜んで送りだしてくれるんじゃないかな。帰って来なくてもいいよとは言わないだろうけどね。
 彼女が勤務している間に年金を使わせてもらってやってしまうか。

● 外で酒を飲む歳ではすでにない。ギャンブルはもともとやらない。東京のホテルに泊まるお金はなくなるが,もう充分に堪能したような気がする。
 お金を使わないでできる1人遊びをいくつか持っておくことが最大の老後対策になることを,けっこう若い時期から思っていた。隠居という言葉に憧れていた。
 準備に怠りはないつもりだ。その隠遁生活にやっと入ることができる。楽しみといえば楽しみだ。

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