2020年11月1日日曜日

2020.11.01 ハイアットリージェンシー横浜に宿泊

● 8月6日以来,二度目のハイアットリージェンシー横浜。1814号室。コロナ禍とGoToのおかげで,ぼくらにも泊まれる料金になっている。火事場泥棒的で申しわけないのだが,この料金で泊まれる時期に泊まっておこうというわけだ。
 ちなみに,今回の料金は約26,000円。クラブラウンジが利用できて,この料金だ。ちょっと昔を知っている人ならば,あり得ない安さだと了解するだろう。

● しかも,料金の15%分のクーポン券が戻ってくる。たいていの場合は電子クーポンなので,使える店が限られてしまうのだけれども。
 とにかく,安いんだよってこってすな。老後の不安にと貯めておいた貯金を取り崩して,使いまくっちゃってる感じ。

● ラウンジのカクテルタイム。女だらけ。ということはつまり,格安感の証明だよね。女は男みたいにカッコつけじゃないから。臆することなく実利を取るから。考えることは皆同じ,ということでもある。
 その代わり,“お里が知れる” が溢れている(→ おまえが言うな)。ラウンジの雰囲気は居酒屋かファミレスのそれだと思えば,ほぼ間違いない。
 ホテルの最大のアクセサリーは宿泊客だという言い方があって,それはそのとおりだろうと思う。どんなに調度が良く,料理が旨くても,雰囲気は客の色に染まってしまう。

● 注意しておくべきは,このホテルのラウンジは未就学児は無料だということだ。したがって,親子連れが増える。子供が騒ぐのをやめさせられる親などいない。場合によっては親の方がうるさかったりする。自宅のリビングとホテルのラウンジの区別を付けるのは難しいらしい。
 それゆえ,静かさを求める人には,このホテルはお勧めできない。そういう人は端から来ていないと思うけれども。

● でもね,そういうことを含めて,このホテルのラウンジはレベル高いと思う。居酒屋やファミレスの空気になっているからこそ,ぼくのような者は気安さを覚えて落ち着けるのでもある。
 今回は生ハムや鴨肉など,肉料理が多くて,それらを肴に飲むハイボールは贅沢すぎる。こういう贅沢にはすぐに馴れてしまうのが困ったところだ。

● 1階の「The Union Bar & Lounge」に移動。天井が高くて,紳士淑女の社交場的な趣が満載だ。
 紳士でも淑女でもないぼくらがなぜこんなところに来れたのかというと,無料券(招待券)をもらえたからだ。ので,閉店時刻の15分前に行ってみようよ,どんなところなのかさ,見てみようよ,と相方が申しておりまして。貧乏人はこう動くという,その動き方を1mmも違えずに実行したわけですね。
 ここで出す料理を3階のラウンジにも運んでいるらしい。ここでは白ワインを飲んだ。かなり酔った。

● 夜の中華街を歩いてみた。だいぶお客さんが戻ってきている。インバウンドなしでも,つまり日本人観光客だけでも,中華街を支えていけるのではないか。
 中国人観光客がいなくなれば,日本人観光客が戻って来る。9月の4連休でハッキリしたのはここのところではないのか。

● 中国人観光客がいないことの快適さを日本人は知ってしまった。いや,前から気づいていはいたのだけれども,コロナによってそれを体感するレベルになった。
 コロナ以前はインバウンドによって観光地が潤うのだからと思って,誰も黙っていた。しかし,コロナが収束して,仮に爆買の中国人観光客が再び押し寄せるようなことがあれば,今度は日本人観光客が声を上げるかもしれない。

● 横浜は海の見えるホテルもいいけれども,ビジネス街の只中にあるのも風情がある。自分がビジネス街とはまったく無縁の人間になったことも,風情を感じる理由の1つだと思いますけどね。
 ビジネス街にあるんだから,しっかりしたデスクもある。ここでバリバリ仕事もできるだろう。わが家の場合は,奥様の化粧台として大活躍することになるんだけど。
 ホテルの窓から富士山が見えたよ。富士山ってやっぱ,特別だよねぇ。

● 朝食はブッフェ。サラダとフルーツは予めセットアップされて,透明プラスチックの容器に入っている。トングを使うときは,使い捨ての手袋を使わなくてはならない。そういう制限はある。
 とはいえ,ブッフェで好きなものを好きなだけ食べられる。いずれは他のホテルでも復活するだろうけれども,あるいは一部では復活しているんだけれども,ここは8割方ブッフェです。

● ラウンジのアンティーク装飾品。レコードプレーヤーやスピーカー,楽器,タイプライターなど。
 未使用のまま時間だけ経ったんじゃなくて,使いこまれてきたものなのでしょうねぇ。じゃないと,ここまでの風格は出ないものだと思いたい。

● 朝食後は風呂に入ったりして,天国暮らし。そうして,チェックアウト。いいホテルでありますよ。
 ただし,先に申しあげたとおり,未就学児の子連れがいるようなところはイヤという人には,別なところが向いているかもしれない。
 が,定数管理がキチンとしているせいか,この家族連れの騒々しさというのがあまり気にならなかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿