2020年11月22日日曜日

2020.11.22 東京駅の周辺を散歩する

● 21日。旧岩崎邸庭園を観て,千代田線で湯島から二重橋前へ。東京駅まで歩いてきた。
 東京駅前広場はやっぱり独特の空気。この先にあるのは皇居なんだから。そうと知ったうえで見るからそう見えるのかもしれないけれども,いやいや,やはりこの景観は独特ですよねぇ。スコンと抜けている感じが。
 朝も昼も夜も,時間帯をとわずいつでも独特。ここが東京の中心なんだよ,ここが起点だよ,ここから展開するんだよ,という風格。

● 東京駅に来れば必ず立ち寄るところがひとつだけある。丸の内口地下(グランスタ丸の内)のトラベラーズファクトリーだ。狭い店舗だけれども,ここに1時間いろと言われれば1時間,2時間いろと言われれば2時間,いられる自信(?)がある。トラベラーズノートの世界は魅力的だものなぁ。
 中目黒に本店格の店があることは知っているが,勝手に敷居を高くしてしまっていて,近寄れないでいる。いや,ぼくはトラベラーズノートを外側から面白がっているだけの人間で,トラベラーズノートを使っているわけではないからなんだけどね。
 東京駅のこの店にはここでしか扱っていないグッズもある。しかし,まだ買ったことはない。迷惑な客だな。

● JPタワー(KITTE)のクリスマス飾り。こういう抽象的なツリーが多くなっているんですか。
 いや,これほど大きな樅の木はないでしょうからね。こういうものになるしかないんでしょうねぇ。

● さて,22日。朝の東京駅前広場。季節を体感できる程度の自然はある(人工的に拵えられた自然ではあるのだが)。というより,こうしたところに植樹された樹木の方が,季節感をよく伝えてくれ
る。
 周囲が無機質で季節感とは無縁だからなのだが,ここは樹木にとってもそんなに悪い環境ではないのではないかと思える。

● こんな彫像があった。「愛」ねぇ。こういうのは,年月が経ってから見ると,少し気恥ずかしさを覚えることがあるよなぁ。
 比較するのはどうかと思うんだけど,集合墓地にもいろんな文字が入っている。最も多いのは「絆」かな。恥ずかしいよね,いまどき「絆」って彫ってあるのは。こういうのはだからちょっと頭を捻った方がいいんだよねぇ。「愛」はないと思うなぁ。

● 当然ながらバス停もある。地下鉄の路線網はだいたい頭に入った。乗合バスの路線がわかれば都内を細かく移動できる。が,これはまったく頭に入らない。
 そういうときのためにアプリがあるんだよと言われそうだが,ある程度まで路線を頭に入れていないと,そのアプリも使いようがない。

● 八重洲口に回ってみる。日本橋から連なるビジネス街。こういうところで働ける人は大したもん。
 ぼくなら3日でメンタル疾患を来しそうだ。働くのは田舎。遊ぶのは都会。この色分けはすべての基本と心得おります。
 東京に住んで東京で働いて,たまに自然や時間がゆっくりと流れる空気を求めて地方に行くという人がいるんだろうか。特に地方出身で大学から東京に住んでるという人でそうしているって,ぼく的にはあり得ないように思うんだが。
 地方じゃ働くところがないと言われるかもしれない。公務員か教員か銀行くらいじゃないか,どれもつまらないよ,と。それはそうかもしれないのだけどねぇ。

● 数寄屋橋まで歩いてきた。北村西望の「燈臺」の彫像。こういうものがちょこんと置いてあるから油断がならない。といって,彫刻や絵画の良さや見所はよくわからないのだけど。
 岡本太郎の「若い時計台」もここにある。というか,これを見に来たわけだが。「太陽
の塔」よりもこちらが先に完成している。というようなことを知っていても仕方がないわけで,自分には美術はわからないことがわかっただけだ。まるで感応しないんだから。

● 東京駅前に戻ってきた。駅前にアップルストアができてたことを,今の今まで知らなかった。なぜかといえば,自分がアップル製品のユーザーじゃないからだ。
 アイポンとアフォパッドを朝から深夜まで使っている相方は,もちろん知っていたらしい。

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