● 昔と今を比較すれば,今の人の方がたくさんの文字を書いているよね。SNSでネットに書きこむのまで加えると,圧倒的に今の人の筆記量が多い。
たぶん,読むのも同じだろう。今の人が昔の人より読んでいる。読書離れだとか街に書店がなくなったとかっていうのは,現象の一面であって,それで今を代表させちゃいけないよね。
生涯読書量のデータが取れれば,本を読まないのは,断然,昔の人(今の若者は本を読まなくなったって言ってるやつ=年寄り)だってことがわかるはずだと思うんだけどね。
● 要はさ,時代とともに,求められる知識量が増えているから,否でも応でもそれに対応せざるを得ないわけでさ。
ぼくの見るところでは,経験値を含めてみても,若い人の方が年寄りよりしっかりしている。
問題はさ,多くの場面で判定者に年寄りが就いているってことだね。これでだいぶブレーキがかかっちゃってるような気がするなぁ。
● ここで年寄りを定義しておこうか。年寄りとは50歳以上の男女を指す。半世紀も生きてれば,充分に年寄りでしょ。
自殺もしないで半世紀も生きてきたのは,それじたいが称賛に値するとは思うけれども,積みあげたものより失ったものが多いはずだぞ。
● 年寄りは若者を畏れないといけない。今の社会に最も欠けているのは,ここのところだ。若者に年寄りを尊敬せよというのは,白を黒と思えというのに等しい。
逆だ。年寄りが若者を畏れないといけないのだ。
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