● ずっと千円カットで散髪している。宇都宮駅前のララスクエアの4階に「QBハウス」が入ってから。今は「ピュアカット」に変わっているけど,ずっとそこで。
この千円カットって,今ではそちこちに見かける。どこにいっても普通にあるようになりましたね。
● 1,000円で散髪できるのもさることながら,15分で終わるのが何より素晴らしい。従来の理容店では1時間程度かかってましたか。
シャンプーもしてくれて髭もそってくれて,マッサージのようなものまでしてくれて,至れり尽くせりだったけれど,そこまでしてくれなくてもいいのになと思ってましたよ。無駄な時間だろ,って。
● 散髪そのものも,今思えば,ムダに丁寧にやってたんだろうな。というと,美容院に行く男性が珍しくもない時代なんだから,反論を受けそうだけどね。
ゴム風船を膨らませてクリームを泡立てて塗りつけ,風船が割れないように剃刀をあてる,っていう練習が理容学校ではあるんだなんて言われてた。そんなこと,今でもやっているのかね。どうなんだろ。
● ぼくは髪や頭も含めて自分の体を人にいじられるのはけっこう忌避したいほうなので,散髪に行くのが苦痛だった。なんで? 気持ちいいじゃん,っていう人もいたんだけどさ。
ので,カットのみ,15分,料金1,000円,っていうのは,自分のために考案されたシステムなのかと思った。
● 1時間も座らされているとさ,ずっと黙っているのも苦痛でしょ。何か喋らないといけない。これも面倒でね。向こうも話しかけてくるし。床屋政談とはよくいったもので,どうでもいいような話題なんだよな。
まぁさ,世間話ってのはたいていどうでもいいものではあるんだけどね。中身が問題なんじゃなくて,話を交わすことじたいに意味があるんだろうからね。
でもね,世間話は相手を選んでやりたいよな。選べないシチュエーションに1時間も置かれるなんて,ちょっとした拷問じゃないか。
● ところが,千円カットなら15分で終わるんだから,その拷問からも自動的に救済されることになった。
こんないいものはない。ビバ! 千円カットの理髪店。
● たださ,千円カットでもね,理髪師っていうのは,時間をかけて丁寧にやるっていうのがデフォルトモードになっているんだろうね。
平日の午前中,空いてるときに行くと,15分をはるかに上回る時間をかけて丁寧にやってくれたりするんだよね。
これ,嬉しくないんだよ。どんな状況であっても15分であげて欲しいんだよ。丁寧さより短時間に価値があるんでさ。
と,ぼくは思っているんですよねぇ。
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