● ずっと昔,禁煙に成功した。ニコレットの助けを借りた。ニコレットを噛むことによって煙草をやめ,そのニコレットも1箱で絶つことができた。
● で,思った。なんだ,禁煙なんて簡単じゃん。
● で,数年後,ポツポツと煙草を喫うようになってしまった。だって,簡単にやめられるんだからね。
● そこうするうちに,1日に1本が3本になり,1箱になり2箱になった。元のヘビースモーカーに戻ってしまった。
いやいや,その気になればすぐにでもやめられるんだから,さほどの問題ではない。
● さほどの問題ではない,はずだった。
ところが,煙草をニコレットに置き換えることはできる。つまり,煙草そのものは喫わないでいられる。
しかし,ニコレットを切ることができなくなっていた。
● その状態で何年もたった。ニコレットってけっこう高い。ヘタすると煙草よりも高い。何とかせねば。と思い思いしながら,3年,5年と月日は過ぎていった。
ニコレットを無理に絶とうとすると,煙草に戻ってしまう。行きつ戻りつを何度繰り返したろう。
● 8日の夕方,手持ちのニコレットがなくなった。じつは,それから只今現在までニコレットは補充していない。
ニコレットを切れなかったのは,身体がニコチンを欲してやまなかったからではなく,たんに口が寂しかったからなのかもしれない。で,ガムとしてニコレットのアイスミントやクールミントほど美味しいものはないのだよ。
ので,ニコレットに替えて普通のガムを試してみても,ことごとく上手くいかない。ニコレットに取って代われるほどのガムはない。
● ここで発想の転換。ガムじゃなくて飴ならどうだ。で,試したのが「ミルクの風」というミルキーっぽい飴。スーパーで普通に売っている。
これが功を奏した感じ。これを口に含んでいる間は,煙草も吸いたくならないし,ニコレットを噛みたくもならない。
● というわけで,ニコレットから離れたまま今日に至っている。
問題は,境界性糖尿病と言われているのに,始終,甘い飴をなめていることだな。糖分の摂りすぎにはならないのか。口の中は自分でも気持ちが悪いほどベタベタだぞ。
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