● 帰りに氏家の「みやこ家」に寄ってみた。以前と違うのは,酒を売るようになっていること。いや,以前から酒はあったんだけど,酒の肴になるメニューが豊富になったように感じる。
麺だけではなくて,酒も売って儲けましょう,と。商売は儲けてなんぼ。儲けなきゃ。
● 既存のメニューに寄りかかったら,衰退が始まるのだろう。この店の主力は石鍋の濃厚つけ麺だけれども,さすがにちょっと飽きられている気配がある。
お客はフワフワした風のように次から次へと店を変える。おそらく,男性よりも女性にその傾向が強いだろう。
で,消費の主力は女性が握っている。女性の集まるところには男性も集まるが,その逆は成立しない。
● それゆえ,新メニューの開発はやめてはいけないものだろうし,既存のメニューもわずかに味を変えていくことを避けてはいけないのだろう。そこまでやって初めて,この店の味は変わらないとお客に言ってもらえる。
「みやこ家」の店主はそんなことは百も承知,二百も合点で,おさおさ怠りないように思われる。
● ありていに言ってしまえば,お客の舌なんていい加減なものなのだ。
かといって,いい加減なものだという前提で対応してしまうと,それこそ,そのお店は奈落の底に向かうことになってしまう。難しいものだな。
● 「みやこ家」は巷には珍しく,男性が一人で,あるいは男だけで,食べに来る人が多かった。ガッツリ食べたい人向けのイメージだね。
もちろん,女性も多いんだけど,男だけで食べに来ることに違和感を感じさせない店というか。男はわりと保守的というか,変えることを億劫がるところがあるので,これならこの男たちがずっと来てくれるんじゃないかと,ぼくなんかも思っていたんだけど,なかなか理屈どおりには行かないものだ。
● 久しぶりにカレーつけ麺を食べてみた。麺と一緒にご飯が出てくる。この最後のご飯が旨くてね。麺を食べたあとのご飯。
これ,先にご飯を食べたらどうなんだろうと思う。一度やってみようかと思うんだけど,たぶんあまりいい結果にはならないような気がするね。
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