● その理由はハッキリしているわけですよ。上野が終着駅だったからだ。上野で乗り換えればいいんだから,それ以上の情報は要らないのだった。
それが上野東京ラインが開通して,東京,新橋,品川,川崎,横浜と乗り換えなしで行けるようになった。なったんだけども,それはぼくの中ではJRだけの変化にすぎなかった。
● それによって地下鉄や私鉄の乗り換えも大きく変わったはずなのだが,そこには思いが至らなかった。このあたりが,普段は都内の鉄道に乗り慣れていない田舎者の迂闊さというものでしょうね(いや,東京人でもなかなか付いていくのは難しいのかも)。
実際のところ,ぼくにはJRがほとんどすべてであって,私鉄や地下鉄の路線図はほとんど頭の中に入っていない。
● 上野東京ラインができるまでは,否応なく東京でのハブは上野駅だった。すべての列車が上野を終着駅としていたわけだから(新幹線はそうじゃなかったけど,新幹線なんぞはまず乗らない)。
必ず上野駅で乗り換えることになる。山手線か京浜東北線か地下鉄の銀座線,日比谷線。
● ところが上野東京ラインができた結果,新橋が上野にとって代わることになった。こういうのは,ホントにねぇ,できてみないとわからない。
銀座に出るにも,虎ノ門方面に行くにも,もちろんお台場も。新橋がここまで自分の近くに来るとは思いもかけないことだった。
● となれば,かつての上野の位置を新橋が占めたことになる。新橋を通る地下鉄は頭の中に入れなければならない。
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